アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』諸葛孔明役・置鮎龍太郎さん×月見英子役・本渡楓さんインタビュー｜それぞれのキャラクターが私の胸に何かを置いていってくれるんです――

『パリピ孔明』はたくさんの気づきをくれる作品

――音楽が大きなテーマとなっている本作。お二人は思い出の音楽などはありますか？

置鮎：僕は失恋したときに聞く曲が思い出に残っていて。当時は聞きながら泣いていました。

本渡：曲自体も失恋ソングだったんですか？

置鮎：そう。あとは姉や友達の影響で聞いてきたものが多いですね。流行りのニューミュージックやJ-POPはあまり聞いてこなかったかも。

――その曲を聞くと当時のことも思い出す？

置鮎：当時のことを思い出すというか、懐かしいなって感じます。音楽って、記憶に紐づきますよね。

　
本渡：私は音楽にあまり触れてこなかった人間でして。学校の授業で歌うとか聞くとか、仕事が始まってからはキャラクターソングを歌ったり、作品のオープンエンドをカラオケで歌ったりとか、そのぐらいだったんです。それが、本作をきっかけに「音楽ってこんなにも素敵だったんだ」って思うようになって。

今までは自分が演じる役の歌は、自分が歌うということが多かったんです。ただ本作では、英子の歌唱パートを96猫さんが担当されていて。個人的にはそれがすごく面白かったんです。

置鮎：確かに、歌唱担当が別にいるっていうのは、それほど多くはないかも。

本渡：しかも96猫さんって、私の数少ない音楽知識のなかでも知っている方だったんですよ。そんな96猫さんが英子の歌唱を担当されたことをきっかけに、改めて96猫さんの音楽に触れるようになり、今では色々なアーティストの楽曲も聞くようになりました。いつの間にか「このアーティストさん、好きだな」と思える方も見つけて。たくさんの音楽に触れるようになっています。

――最後に、『パリピ孔明』の推しポイントをお二人から語っていただければと思います！

置鮎：忘れがちではあるんですけど、本作はここ数年アニメ業界で流行っている“転生もの”のくくりではあるんです。そういう切り口から作品に興味を持っていただいてもいいですし、自分に自信がない女の子のサクセスストーリーだと思って見ていただくのもいいですし、パリピが活躍する作品と思って見ていただいてもいい。とにかく色々な角度から見てもらえる作品だと感じています。

テレビドラマも放送されて、アニメが放送されていた頃よりも「名前は知っている」という方も増えていると思います。名前だけは知っているという方も、ドラマから入った方も、アニメが好きだったという方も含めて楽しめる映画になっていると思うので、ぜひ劇場に足を運んでください。

　
本渡：改めてアニメを見返してみて、心に色々な言葉が刺さりました。それぞれのキャラクターが私の胸に何かを置いていってくれるんです。こういうときはこう思えばいいんだ、こういう行動を取ればよかったのかもと、たくさんの気づきをくれる素晴らしい作品です。何度見ても泣けるし、テンションが上がります。

本作をまだご覧になっていない方は、素晴らしい言葉の数々、メッセージを劇場で全身に浴びて欲しい。自己肯定感がぶち上がって、自分を大事に思える作品だと思いますので、ぜひたくさんの方に楽しんでもらいたいですね。

　
［文＆写真・M.TOKU］

作品情報

2024年3月1日（金）より全国公開決定

スタッフ
原作：四葉夕ト・小川亮（講談社「ヤングマガジン」連載）　
監督：本間 修
音響監督：飯田里樹
音楽：彦田元気(Hifumi,inc.)
音楽制作：エイベックス・ピクチャーズ
アニメーション制作：P.A.WORKS
配給：エイベックス・フィルムレーベルズ
製作：「パリピ孔明 Road to Summer Sonia」製作委員会

キャスト
月見英子：本渡楓／歌唱：96猫
諸葛孔明：置鮎龍太郎
オーナー小林：福島潤
KABE太人：千葉翔也
久遠七海：山村響／歌唱：Lezel

アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』公式サイト
https://paripikoumei-anime.com/
パリピ孔明【マンガ&TVアニメ公式】ツイッター（＠paripikoumei_pr）
https://twitter.com/paripikoumei_pr