『僕の心のヤバイやつ』第2期 連載インタビュー第7回:市川京太郎役・堀江 瞬さん✕足立 翔役・岡本信彦さん|「市川自身も逃げずに(足立と)ぶつかり合っていて。彼の性格から考えてめちゃくちゃ大冒険だったと思います」
岡本さんの“心のヤバイやつ”
――この連載では、皆さんに自身の心のヤバイ部分をうかがっているのですが、岡本さんはどうでしょう?
岡本:ホリエルはなんて言ったの?
堀江:僕はトイレに虫の標本と食虫植物を置いてることを……。
岡本:ハエトリグサとか?
堀江:ですです。
岡本:ああ、良い植物を飼ってるんだね。憧れる時期がある。
堀江:(食い気味に)わかります。
岡本:えーなんだろう……自分だとえてして気づかないかも。
――堀江さんの場合は、「遊びに来た友だちがトイレに入ったときに、やべーやつの家にきてしまった、と思われ」たくてやっていると。
岡本:えっ?
堀江:遊びにきた友だちに「トイレを借りて良い?」って言われて「良いよ」っていうやりとりがあった、その先で「え……? なにこれ……?」「やべー家に来ちまった!」って思われたくて。
岡本:あーなるほどね。う〜ん。えー俺何がヤバイんだろう! でも、なんかありそうな気がする!
堀江:絶対にあると思います!
岡本:(長考して)ブリーチ毛なんです。どこまで髪の毛が耐えられるか試しています、ってところかなあ……。
堀江:え、でも髪の毛綺麗ですよね?
岡本:結構(ヘアケアに)お金はかけてるんです。自分で何をしてるんだろうなぁって思いつつ……ってこんな話で大丈夫でした?(笑)
――もちろんです!(笑)では最後に、24話以降の見どころについても教えて下さい。
岡本:足立としては、また土俵から降りて(笑)、下ネタを言っています。でもなんか……そういうヤツいたかもなぁって。林間学校、修学旅行で、見せつけたがるやつはいるなあって思っています。なんの意味があるのかは分からないですけど。
堀江:どこで第2期の最終回の区切りを迎えるのか、原作をお読みの方はなんとなく想像を巡らせているのかなと思います。でも、気になるのは、お互いが(相手のことを好きと)確信を持った状態で進む物語というか。でも、その確信を持っていたからといって別に安堵できるわけではないという、優しさを持ったふたりだからこそ起きる、すれ違いとまではいかない心と心のやりとりにも注目してもらえたらと思っています。
傍から見たら、こんなにも幸せが確約されているふたりなのに、「でもまだこんなことが起きてしまうんだなぁ」っていう……そのティーンエイジャー独特の精神の未熟さを大人の視聴者の方には、昔を懐かしみながら楽しんでほしいです。リアルタイムで学生の方は「もしかしたら、こういうことも自分の人生に起こるのかな」「隣の教室では実はあるのかな」とか、いろいろな想像を膨らませながら最終回まで見てほしいです。
[インタビュー&文・逆井マリ]
作品情報
あらすじ
美少女らしからぬ行動を繰り出す山田に、市川は目を離せずにいた。
そんな市川の恋心を知ってか知らずか、山田は天真爛漫に近づいて来る!!
全く違う世界にいたはずの2人。しかしその距離は、徐々に近づいていき……。
キャスト
(C)桜井のりお(秋田書店)/僕ヤバ製作委員会