花澤香菜さんも大はしゃぎ! 愛が重すぎる花野井くんと“武士”なほたるちゃんの掛け合いがキュンキュンすること間違いなし! 『花野井くんと恋の病』インタビュー
クリスマスのシーンは必見!!!
──ティザーPVなど映像を見た感想は、いかがでしたか?
花澤:恋というものが何かわからなかったほたるちゃん視点で物語が進んでいくので、最初はキラキラ高校生活という感じではなくて、彼女のモノローグから始まっていたりするんです。そこから花野井くんに会って、ちょっとずつ画面がキラキラし始めるんですよ。その様子が素晴らしいなと思って。
まだ1話しか見れてないんですけど、ここから何か始まって、彼女がどんどん変わっていく、彼女の日常がどんどん彩られていくんだなと予感できて。最後の方で花野井くんのキメカットがあるんです。
そこがめっちゃかっこいいし、目がキラッキラになっていていいんですよ! 漫画でここはキメだぞっていうところがあると思うのですが、そういうところをちゃんとアニメで強調して表現していて、少女漫画原作! という感じのキラキラ感が映像で見られるのが嬉しいですね。
──原作でも花野井くんの心情やほたるちゃんの心情の時に、ぱっと華やかになる瞬間が描かれていましたが、映像でも素晴らしかったですよね。
花澤:そうですね。あの色づきかた良かったですね。あと、やっぱり声がつくので花野井くんの台詞できゅんとしたところを、千晃くんの声で聞けるというのはいいなと思いますね。
──今後、花澤さんが期待している、オンエアが楽しみなシーンはありますか?
花澤:耳元で囁くところがあるんですよね。どこだったかな……(漫画を読む花澤さん)あー! ここもよかったなー! あ、ここだ!! ここです!!!!
1巻の……そう! さっき話していたキスしてみるかって。
──クリスマスの日に、花野井くんの部屋に行って……。
花澤:そう! 部屋で、そう! そこの後に、目を瞑ってって言って、ほたるちゃんの耳元で「好きかどうかわからないのに、こんなこと許しちゃだめだよ」って言うとこ。この台詞。最高!
……ごめんなさい。全然大したこと言ってないのに、間を開けて喋ってしまいました(笑)。
──花澤さんと同じく、読んでいて結構グッとくるシーンではありました。
花澤:これいいですよね。でもマネしちゃだめですよ(笑)。
──(笑)。
花澤:これはハードル高いですよ、まじで(笑)。千晃くんも言うのは緊張したと思います。
キメ台詞ですから!ここ絶対に、見てください!
──そもそも、その台詞を言う前段階として目を瞑られたら……。
花澤:目瞑られたら、たしかに(笑)。いいのかなって思っちゃいますよね。
──逆に、ほたるの台詞で好きなものはありますか?
花澤:花野井くんが鼻とか手とか真っ赤にしながら、雪の中ほたるちゃんのヘアピンを探すシーン。
私だったらちょろいんで、きゅんとしちゃいます。でも、ほたるちゃんは「バカ野郎!」って言うんですよね(笑)。私、こんなことされても全然嬉しくないと。自分をもっと大事にしなさいと。
ほたるちゃんってこういう子なんだってわかるシーンで、ちょっとお母さん的な安心感があるというか、包容力というか……。高校生で、私はこんなふうに考えられなかったなって思っちゃいました。素敵だなって。
ほたるちゃんは武士!?
──演技をするうえで、ほたるちゃんの変化をどのようにつけられましたか?
花澤:人間関係の中での心の距離の縮め方はすごく意識をして演じました。思い切りいくところ、例えばバカ野郎って突っ込んだりするところとか、メリハリみたいなものはつけながらアフレコしていました。
──思い切りというのは声量としてでしょうか。それとも、感情を出すという感じでしょうか。
花澤:彼女は真っすぐな子なので、それが声量も感情も一気に出ちゃうみたいな感じでやっていました。それがヒステリックにならないようにも気を付けていました。
──女の子の悲痛な叫びというよりも、真摯な気持ちに感じました。
花澤:そう、武士みたいなんです(笑)。
なんか、ほたるちゃん、ずっと武士なんです(笑)。ディレクションでも「もうちょっと武士で」みたいなことを言われたりもしていて、めちゃくちゃ意識しました(笑)。
──ディレクションで「武士で」という言葉が出ていたんですね。
花澤:はい(笑)。出てましたね、武士が。彼女は結構、大事なことを決める時とか「1回キスしてみませんか?」みたいなことを言う時とか、提案したり決意表明をしたりする時は、ズバッと武士な感じでやることが多いです。彼女の本質的なところも、そこにあるのかなと思って散りばめていました。
作品概要
あらすじ
彼女は、ある日、隣のクラスのイケメン・花野井くんがフラれる現場を見てしまう。公園でひとりポツンとた たずんでいた花野井くんを見て、何気なく傘を差しだしたほたる。
その小さな出来事がきっかけで、後日「僕と付き合ってください」と花野井くんから公開告白されてしまった。
“好き”って何? “恋する”ってどういうこと?突然の告白に戸惑うほたると、“好きな子”のためなら、何でもしたい。注ぐ愛情が無限大な花野井くん。
恋がわからない女子×愛が重すぎる男子の初恋ラブストーリー。
キャスト
(C)森野萌・講談社/「花野井くんと恋の病」製作委員会