『変人のサラダボウル』各話後オフィシャルインタビュー:第1回(その2)は、サラ・ダ・オディン役 矢野妃菜喜さん | 3回同じテンションで「ふんす」と言いました(笑)
出てくる登場人物が変人ばかり!? 平坂 読×カントクコンビがこの時代に放つ、天下無双の群像喜劇、TVアニメ『変人のサラダボウル』がスタート!
貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢った魔術を操る異世界の皇女サラ。そして、サラを追ってきた女騎士リヴィア。2人が岐阜を舞台に、いろいろな人と出会いながら日常を過ごしていく。ただ、その日常が、予想の斜め上をいく展開を見せて面白い。そんな作品だ。
アニメイトタイムズでは、各話後にキャストのオフィシャルインタビューをお届け! 作品の魅力や楽しさを語ってもらった。
第1回(その2)は、魔術を得意とする異世界の皇女、サラ・ダ・オディンを演じている矢野妃菜喜さん。
どれだけボケても大丈夫 第1話のアフレコで感じた心地良さ
ーー『変人のサラダボウル』という作品の印象からお聞かせください。
矢野:そもそも『変人のサラダボウル』って何?って感じですよね(笑)。オーディションのサラの原稿も、オタク用語が多くピックアップされていたので、すごく楽しそうなコメディ作品だなと思いました。
テープオーディションでは、はっちゃけよう!と思いながら声を入れたんですけど、スタジオオーディションがなかったので、マネージャーさんから「決まりました」と聞かされて、あの面白かった作品か!となったのを覚えています。
そのあとに原作小説を読んだんですけど、文字を読むのが苦手な私でもすごく読みやすくて、次が気になる!って思いながら読み進めていけたので、アフレコが始まるのが楽しみでした。ただ、小説を読んでいるときは、サラよりもリヴィア(CV.M・A・O)の行方が気になってしまったんですけど(笑)。
ーータイトルの意味もわかりましたか?
矢野:わかりました。もう、変な人ばかり出てきたので、変じゃない人を探すほうが大変でした(笑)。
ーーサラを演じてみて、どんな子だと思いましたか?
矢野:めちゃめちゃ可愛くて、でもめちゃめちゃ面白い子でした。頭が良くて何でもできるのかと思いきや、お姫様で、異世界の子なので、知らないことや純粋なところがあったりするんです。そのあたりは、年相応の子なのかなと思いました。まだ子供なので表情も豊かで可愛かったです。
ーー何か只者ではないオーラもありますよね。
矢野:器用だし、才能の塊だから、不思議な魅力を持っていますよね。あと、異世界でどんな人生を送ってきたんだろうと思うくらい、この年齢で達観しているんです。
ーー壮絶な人生であることはアバンでも伺い知ることはできましたけど、姫というところで、しゃべり方も印象的でした。
矢野:“妾(わらわ)”とか“なんとかじゃ”って言うのが、すごく楽しかったです。私も、一人称を“妾”にしようかなって思いました(笑)。このあとの話で、妾を真似されるシーンがあるんですけど、それでいいな~と思っちゃって。何かギャグっぽく言うところで、急に“妾”を使ってみようかな。結構可愛いと思うんですよ(笑)。
ーーテープオーディションから、第1話の収録だったと思うのですが、役作りの段階でディレクションなどはありましたか?
矢野:“のじゃロリ系”をやるのは始めてだったので不安もあったんですけど、第1話で自分のサラを持っていったとき、「もっと元気にしてみようか」くらいはあったんですけど、大きく変えてほしいということもなかったんです。他の方もそうで、収録自体も早く終わったので、安心しました。
ーー原作の平坂 読先生もキャストの選考には入られていたようなので、イメージが合っていたんでしょうね。
矢野:それは嬉しいです! あと、第1話のアフレコで思ったのは、(鏑矢)惣助(CV.古川 慎)のツッコミが気持ちが良すぎて、お芝居がしやすかったんです(笑)。どれだけこちらがボケをかましても、全部ツッコんでくれるから、すごくやりやすかったです。
ーーアフレコは、分散ではなかったんですよね。
矢野:そうですね。ちょうど分散収録ではなくなってきた時期のアフレコだったので「久しぶりだね」なんて言いながらやっていた気がします。私も、みんなでやっていたアフレコは一度経験しているんですけど、ちょっと前過ぎて覚えていないくらいで(笑)。でも、アフレコはすごく楽しかったです。