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『ゆるキャン△ SEASON3』原紗友里・豊崎愛生・高橋李依インタビュー

五感を満たす視聴方法? さらに濃い目な“あfろ節”全開!『ゆるキャン△ SEASON3』大垣千明役・原紗友里さん、犬山あおい役・豊崎愛生さん、斉藤恵那役・高橋李依さんインタビュー

『ゆるキャン△』の収録は色んな意味で大変!? “自然”に演じる難しさや、豪華すぎる差し入れのアレコレ

──久々の『ゆるキャン△』の収録ですが、スッと入れましたか?

原:私はちょっと難しかったです。やっぱり一回大人(映画)を挟んでの収録だったので。

高橋:定期的にゲームの収録はさせていただいているものの、私の中で恵那ちゃんのバランス感が難しくて。新作が始まるときは、毎回声のチューニングを擦り合わせているんです。

豊崎:恵那ちゃんは難しいと思う。

原:でも、アフレコ現場に行ってみんなの声を聞くと「この感じ、いつものやつだ!」って。みんなと喋ると、すごくスッと入っていける気がしました。

豊崎:『ゆるキャン△』のキャラクターたちって、「ザ・ツンデレ」「ザ・天然」みたいなアイコン化があまりされていなくて。なでしこちゃんはちょっとぽわっとした天然キャラっぽくはあるけど、でも別にアイコンとしてそれが前面に出ているわけではなくて。なので、そういう意味では、みんな役の感覚を取り戻すのは結構難しいタイプのキャラクターではあるんですよね。自然体でやっている部分が多いので。

ただ、やっぱり原ちゃんも言っていたみたいに、周りのキャストさんの声を聞くと「あっ、これでやっていた」っていう自分の中の自然なところのあおいちゃんが出てくる感覚があったので、一緒に録れるっていいなって再確認できました。

──アフレコ現場で印象に残っていることはありますか?

高橋:やっぱりハンバーグを焼いているところ……。

原:それだよねー!

豊崎:そうだよね。私、あの時注文したのが、まだ冷凍庫にあるよ。

高橋:アフレコスタジオで、作中に出てくるハンバーグを焼いてくださったんですよ。

原:作中で綾乃ちゃんが持ってくるんですけど、実物がアフレコ現場に用意されていて……。

豊崎:『ゆるキャン△』ってモデルになってるアウトドア店や実在している場所が舞台になっていますが、食べ物もモデルになっているお店や商品が存在していて。で、今回はなでしこが大喜びする、綾乃ちゃんが持ってきたハンバーグがあって。「その実物がこれです!」ってスタッフさんが現場に用意してくださって。

原:「今からこれを焼きます! みなさんは焼いてる間、録っててください!」って(笑)。

豊崎:私たちは音が漏れないようなガッチリしたドアの中で録っているんですけれど、Aパートの途中ぐらいからいい匂いがしてきて(笑)。途中で換気するために扉開けたりすると……。「うわー始まってる! すごくジュージューきこえる!」って給湯室見たらスタッフさんが、「あ、もうちょっとです。待っててくださいね」って(笑)。

高橋:確か先に収録が終わった(東山)奈央さんも「手伝いに行きます!」ってキッチンに入ってくださって……。

──美味しかったですか?

一同:すっごく美味しかったです!(笑)

高橋:食べながら、「これ、どこで買えますかね」って話をして通販で即買いました。

原:オンエアの前に買っておかないと無くなるかもしれないからって(笑)。

──アフレコで差し入れはよく聞きますが、ハンバーグを調理するのは初めてですよね?

原:お菓子とか調理済みの物をいただくことはあるんですが。アフレコスタジオの小さい給湯スペースで火を使っているところを見るのも初めてでした(笑)。

豊崎:作中でキャラクターたちが食べるものは、できる限り食べてから「うまい!」って演技をしてほしい、といったことを言っていただいて。

原:一作目の時は信玄餅やみのぶまんじゅうを頂きました。

──収録の前は期待してお腹空かせて行ったりするのでしょうか。

原:あの……正直あります(笑)。

高橋:一回ハンバーグ出てきちゃうと期待しちゃいますよね(笑)。

原:調理系は無理だと思っていたけど、ハンバーグが可能となると……。

豊崎:でもでも、誤解があるといけないんで言いますけど、お酒はまだ来てないです(笑)。

一同:(笑)。

豊崎:鳥羽先生の登場回はちょっとハラハラしてる(笑)。「どうしよう、途中で日本酒出てきたら」って(笑)。

原:逆にいうと、飲まずにあの演技をされているので、素晴らしい演技力です。

豊崎:『SEASON3』になって合間のおやつもパワーアップしたなと。

──やはり食べると演技は変わってきますか?

原:そうですね。……冷静に考えたらあのハンバーグ、私たちは関係なかったんですけど(笑)。なでしことリンちゃんたちの話なので。

高橋:全然食べなくてもいい人なんです、私たちは(笑)。

原:私たちじゃなかったけど、「ラッキー」って、完全に便乗している(笑)。でも一作目の信玄餅のエピソードで「もみもみするといいぞ」というやり取りがありましたが、実際に現場のみんなでやって「あ、これがそのもみもみね」って分かったので、お芝居のニュアンスに活かすことができています。

高橋:お芝居変わりましたよね! 

原:もともとプランしていたニュアンスは、ちょっと強すぎたかなって(笑)。「このもみもみ具合か」ってなりましたね。

豊崎:でも本当にありがたい話で。こういうことができるのって、実在するスポットがある作品ならではだと思います。現実世界とつながっている『ゆるキャン△』だからこその楽しみ方ですよね。これを私たちもアフレコ現場でやっているし、アニメを見てくださったみなさんも『ゆるキャン△』のレシピを作ったり、キャンプに行った時、リンちゃんの肉まんホットサンドを実践してみたり。自身で味わえるものがたくさんあるので、そこも『ゆるキャン△』の魅力なのかなと。

ぜひみなさんも山梨や静岡の美味しいお店に足を運んでいただきたいです。『SEASON2』では伊豆も登場しましたし、機会があればモデルになった飲食店に寄ってみたりすると楽しいんじゃないかなと思います。

原:地元のみなさんも協力してくださり、“聖地として訪れていいよ”と言っていただいている場所が多いので、ありがたいです。

豊崎:過去に「第1食目!身延で肉食う会」というイベントに私と原ちゃんとこれまでのシリーズでEDを歌唱していた佐々木恵梨さんの3人で行った時に、「地元にこんな名産ありますよ」っていうチラシを見せていただいたんですけど、みなさんの顔写真付きで、「僕の推しはちくわです!」みたいな、地元の方が書いてくださっているチラシをいただいて。そういう、地域の方々も『ゆるキャン△』を喜んで応援してくださっている方が多くて。新聞に載せていただいたりとか。

原:地元の新聞の取材を受けさせていただいたこともあって。地域ぐるみで応援してくださっているのがありがたいです。

豊崎:やっぱり地元の方やモデル地と言われる場所のみなさんに喜んでいただけることも、恩返しのひとつだから嬉しいよね。『SEASON3』もいろんな場所が出てきますのでぜひ。

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