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- 藤崎萌恵
- 数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスが癒し。主な記事は『チェリまほ』『陳情令』等。
謝憐のもとへ駆けつけて改めて決闘に挑んだ郎千秋に、謝憐は勝手に神聖な存在に祭り上げるなと告げていました。郎千秋への言葉でしたが、これを聞いていた花城にも何か思うところがありそうです。さらに郎千秋の強い意思を聞いた謝憐は、決して自分のようになってはいけないと彼に伝えました。
花城は、謝憐と不倒翁の姿に変えた郎千秋を連れて青鬼戚容(チーロン)の根城へと潜入します。ここでも花城の様々な表情が随所で見られました。
🦋先行配信開始🦋
— アニメ「天官賜福」公式 (@tgcf_anime) February 25, 2024
アニメ「#天官賜福 貮」
第8話「青灯夜遊」
TOKYO MX・ABEMAにてご視聴いただいた皆さま
ありがとうございました!
📢Prime Videoにて先行配信が開始しました
▼第8話今後の放送情報
BS11:2/25(日)22:30~
WOWOW:2/26(月)25:00~#天官賜福アニメ pic.twitter.com/LaVfbrey9G
跪く太子像を見て激しい怒りを露わにする花城は、戚容の顔面を何度も地面に叩き付けながら「安楽王はどうやって死んだ?」と執拗に尋問していました。戚容は鎏金宴で起きた事件の真相を話し始めたのですが、謝憐はその事実を頑なに否定しており、真実を郎千秋に知られるのを阻止しようとしています。
実は戚容は謝憐の従弟であり、目の前にいる人物が「太子従兄」だと気づいた戚容の輝くような表情も印象的。その戚容に自分のことはどれだけ罵倒されても上手くかわしていた謝憐でしたが、花城のことを悪く言われたときには手を出しています。その瞬間の花城の表情もまた格別なもので、アニメならではの視点を生かした貴重な描写となりました。
◆『天官賜福』青灯夜遊こと青鬼戚容(チーロン)の情報まとめ
芳心国師の犯行とされていた鎏金宴大殺戮の真相が明らかになり、郎千秋は真の黒幕を追っていきました。真実を伝える必要があったのかと、謝憐は花城に感情をぶつけますが、花城は真実を知らせることは重要だと言います。
けれど謝憐は、迷わず正しい行いをすればいい結果になるのだと、例え偽りでも郎千秋に教えたことを信じさせたかったのです。自分が散々経験した苦しみをもう誰にも味わってほしくない。そんな謝憐の願いにも胸が痛くなるシーンです。そして、どうあっても罪を犯した事実は変わらない。
仙楽遺民を守り、二度と争いが起きないようにした謝憐の決断を肯定する花城は、「あなたは悪くない」と言って彼のそばに寄り添っていました。
🦋第11話 放送終了🦋
— アニメ「天官賜福」公式 (@tgcf_anime) March 18, 2024
ご視聴いただいた皆さまありがとうございました!
~次回~
アニメ「#天官賜福 貮」
第12話「百無禁忌」
▼放送情報
TOKYO MX・ABEMA:3/24(日)21:30~
BS11:3/24(日)22:30~
WOWOW:3/25(月)25:00~#天官賜福アニメ pic.twitter.com/BetX6wCeKS
◆『天官賜福』芳心国師の正体&郎千秋の情報まとめ|鎏金宴や安楽王を解説
謝憐に絶大な信頼を寄せる花城に対して、謝憐は少しためらったあとに示唆しています。いったん近づき知ってしまえば完璧な幻影はいつか崩れ去ってしまい、そして最後には失望してしまうだろうと。けれど、花城にとっては誰が失望しようと関係のないこと。
「ある者にとっては この世にその人が存在することが希望なんだ」
「ある者」と「その人」が誰のことなのか言ってはいなくとも、花城のその言葉は謝憐の心をふわりと包んだようでもありました。謝憐は、多くのことを知り過ぎている花城と、過去にどこかで会ったことがあるのではと疑問を抱いて尋ねていますが、これに関して花城はただ謝憐を見つめるだけで答えていません。
🦋「天官賜福 貮」 放送終了🦋
— アニメ「天官賜福」公式 (@tgcf_anime) March 25, 2024
アニメ「#天官賜福 貮」をご視聴いただいた皆さまありがとうございました✨
今後とも「天官賜福」をご愛顧くださいますようお願いします🦋
📍感想投稿キャンペーン実施中#天官賜福百無禁忌 をつけてこれまでの感想をぜひ投稿してください📫#天官賜福アニメ pic.twitter.com/BMSaJ8lJA2
仙京に戻った謝憐は君吾に鎏金宴の真実を伝えたあと、天界を後にして荒れ果てたかつての仙楽国へ赴きます。過去を背負いし謝憐の苦しみを描くなかで、ある少年の強い意思を持った言葉が響き渡りました。「永遠にあなたのことは忘れないから!」と。
ラストシーンは第1期に続いて第2期も圧巻の演出で、巧みな構成も光りました。謝憐が花城(三郎)と出会った牛車での場面で締めくくられています。
美しい紅葉林のなかで微笑む花城。あのとき彼がどんな気持ちで謝憐の前に姿を現したのか、その思いにも涙が止まりませんね。
「兄さん 今度は肩を並べて最後まで歩みたい」
数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。
著者:墨香銅臭
装画:日出的小太陽
訳者:鄭穎馨
レーベル:ダリアシリーズユニ
発行:フロンティアワークス
※台湾版(繁体字)より翻訳
800年の物語が再び動き出す――
墨香銅臭(モーシャントンシウ)(代表作「魔道祖師」)が描く、美しく壮大な中華ファンタジーのアニメ化第2シリーズ!
仙楽国の皇太子として生まれた謝憐(シエ・リェン)は、人々を救うことを夢見て飛昇し神官となるも、禁忌を犯して二度も天界から追放されてしまう。
そして800年。三度目の飛昇を果たした謝憐は人間界で“三郎(サンラン)”と名乗る少年と出会う。
博識で物怖じしない不思議な少年・三郎の正体は、鬼界の王と恐れられ天界と敵対する鬼、“花城(ホワチョン)”。謝憐はその正体に気付くも、ともに過ごすうちに彼との絆を深めていくのだった…。
半月関での事件を解決し、三郎が謝憐のもとを去ってから暫く経ったある日。帝君・君吾(ジュンウー)によって天界に召喚された謝憐は、ある神官が救援を求めているという情報を聞き、死者の領域である鬼界に足を踏み入れる――
謝憐:神⾕浩史
花城:福⼭潤
霊⽂:⽇笠陽⼦
君吾:⼦安武⼈
風信:古川慎
慕情:小林千晃
師⻘⽞(男):島﨑信⻑
師⻘⽞(⼥):川澄綾⼦
郎千秋:⼭下⼤輝
裴茗:諏訪部順一
裴宿:増田俊樹
明儀(男):内山昂輝
明儀(女):森なな子
戚容:橘龍丸
原作:墨香銅臭
総監督:李豪凌
監督:虎牙
シリーズ構成・脚本:黒白胡椒
総演出監督:オム・ユジョン、キム・チョンス、キム・サンミン
キャラクターデザイン・総作画監督:イ・サンミ、オム・イクヒョン
美術監督:キム・ギュンソク
色彩設計:イ・ソンホ
音楽監督:楊秉音
アニメーション制作:絵夢動画
日本版製作:株式会社アニプレックス
オープニングテーマ:シド「面影」(Ki/oon Music)
エンディングテーマ:krage「春想」(Sony Music Labels Inc.)
動画改編自晋江文学城作家墨香銅臭同名小説©天官賜福製作委員会