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- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
2024年4月より放送がスタートした『怪獣8号』(原作:松本直也先生)。怪獣が発生する日本で、それらを討伐する「日本防衛隊」の戦いが描かれている話題作です。
四ノ宮キコルは、主人公・日比野カフカの同期隊員。海外の討伐大学を飛び級で卒業した実力の持ち主で、史上最高の逸材と謳われています。
本稿では、四ノ宮キコルの性格や人柄、強さに加え、経歴、今後の注目シーンなどをまとめてお届けします。
※本稿はネタバレを含みます。
年齢:16歳
誕生日:9月7日
身長:157cm
好きなもの:怪獣討伐、紅茶、大きい犬
防衛隊長官・四ノ宮功を父に持つ防衛隊新人隊員。海外の討伐大学を飛び級で最年少主席卒業しており、新人ながら怪獣討伐の腕は抜群。史上最高の逸材であり、未来の防衛隊の要となることを期待されています。
気が強く高飛車で、常に自信たっぷりのキコル。家柄も相まって、まさにお嬢様というキャラクターであり、カフカをはじめ同期隊員たちに対し高圧的な態度を取っています。
しかし、その態度も納得の実力を備えているのがキコルのすごいところ。常に完璧であることにこだわり、幼少期からたゆまぬ努力を重ねてきました。その結果がカリフォルニア討伐大学の最年少主席卒業であり、史上最高の逸材と謳われる現在の彼女なのです。
趣味は怪獣殺しと明言する彼女ですが、身を挺して怪獣から仲間や市民を守る勇敢さも持っています。
選抜試験の時点から圧倒的な実力を見せつけたキコルは、新人隊員ながら所属する第3部隊の隊長、副隊長に次ぐ戦力とされています。
防衛隊スーツの解放戦力は初着用時で44%と既に小隊長クラス。訓練を積んだ一般隊員で20%ほどなので、驚異的な数値です。入隊後は訓練を重ね、さらにその数値を伸ばしています。
その確かな実力を評価され、本来なら隊長格以上にのみ支給される専用武器を特別に支給されることに。彼女の専用武器は斧。衝撃波を発するギミック付きで強い威力を持っていますが、その威力に耐える強度を備えるため重量もかなりのもの。
そんな斧を自在に振り回し、防衛隊式斧術を用いて怪獣を討伐するキコル。本人は「デザインが無骨すぎて私に合わない」と言っていますが、周囲の人間から見ればこれ以上彼女にぴったりの武器はありません。
●1式 落雷
●2式 水切
●3式 半月
●6式 達磨落
※4式、5式は登場しているものの名称不明
キコルの父は防衛隊のトップである四ノ宮功。かつて最強の防衛隊員と謳われた男です。怪獣2号をベースにした兵器「ナンバーズ2」を世界で唯一使いこなすことができ、今もその力は衰えていません。
母は元第2部隊隊長の四ノ宮ヒカリ。防衛隊最強の兵器のひとつ「ナンバーズ4」を使用し、華麗に怪獣を討伐する姿はワルキューレと呼ばれ、市民からも高い人気を得ていました。しかし、怪獣6号との戦闘で殉職。
ヒカリの死はキコルと父・功の防衛隊員としての意識に大きな影響を与えています。怪獣への強い敵意はもちろん、キコルは母の代わりに仲間や市民を守りたいという気持ちを強く持っています。
のちにキコルは、母が使用していた「ナンバーズ4」を受け継ぐことに。父譲りの攻撃力と母譲りの機動力を武器に、キコルは最強のワルキューレへと成長していきます。
選抜試験で出会い、自分の足元にも及ばない実力のカフカを見下していたキコルですが、試験の最中、突如現れた強敵・怪獣9号の襲撃から助けられたことで一目置くようになります。
また、その際カフカが目の前で怪獣8号に変身しているため、カフカの正体を知る数少ない人物の1人。助けられて以降、その借りを返したいという意識を持ち続けています。さらに、彼が人に害なす怪獣と分かった場合、自分が討伐するとも宣言。
一方、いくら頑張っても父に褒められたことのなかったキコルは、頑張りを褒めてくれるカフカに反発しながらも内心は嬉しく思っているようです。怪獣8号の正体がカフカだと判明した際には、長官である父の元に出向き、温情ある処置を願い出ており、仲間として強く認識しています。
強大な力を持つ怪獣が同時に5体出現する異常事態の中、キコルは自分に似た姿をした怪獣15号と単騎で戦うことを余儀なくされます。15号はキコルを倒すために作られた怪獣であり、苦しい戦況が続くばかり。
そんな中「ナンバーズ4」を装備するキコルは、兵器が持つ母の幻影を見ていました。15号との戦闘の中で、今まで追いつけなかった母の戦闘レベルに追いつこうとしていたのです。
ついにその刃が15号を捉えますが、その瞬間、相手は精神攻撃を開始。両親に褒められたい一心でこれまで頑張り続けてきたキコル。しかし、褒めてほしかった父も母も既に怪獣に倒されてしまったため、心の内では寂しい気持ちを抱えており、15号はその弱点を的確に突いてきます。
しかし、防衛隊に入って、同期や上官、先輩たちにとって「自慢の仲間でありたい」と、頑張るための新たな理由を見出していたキコルは、精神攻撃を跳ね返し、見事15号を単独で撃破! 弱さを乗り越え、心身ともに更なる強さを得たのでした。
四ノ宮キコルを演じるのはファイルーズあいさん。7月6日生まれ、東京都出身。『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』空条徐倫役をはじめ、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の夏海まなつ/キュアサマー役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。
最初から群を抜いて実力を持っているキコル。自信満々で少々高飛車な彼女ですが、その裏にある彼女自身が積み上げてきた努力が垣間見えると、その性格や態度にもぐっと魅力を感じるキャラクターです。未来の防衛隊の要として、入隊後も鍛錬と成長を続けています。
1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。