春アニメ『夜のクラゲは泳げない』連載第6回:みー子役・上坂すみれさん|第6話で印象的だったセリフは?
第6話で印象的だったセリフは、もちろん……
ーー第5話までで印象的なシーンがありましたら教えてください。
上坂:第1話の、みー子のライブからの花音の全力パフォーマンスのシーンはやっぱりググっと心惹かれますよね! みー子はカラオケ音源だったのが、花音による力強いアコースティックギターの演奏と歌声に切り替わり、まひるは咄嗟に口紅でクラゲのライブペインティングをするという、衝動的な高揚感に満ちた始まりのシーンにワクワクしました。
ーーすべてが見どころだった第6話はいかがでしたか?
上坂:亜璃恵瑠、なんていい子なんでしょう…! 友達たちからの嘲笑に真っ向から立ち向かう姿がかっこいいですよね。亜璃恵瑠のまっすぐな強さが、みー子の内心持ち続けていた後ろめたさを払拭してしてくれた、素敵な回でした。「三十一歳、バツイチで子持ちのアイドル! そんな私も、かわいいでしょ?」というセリフを満面の笑みで言い放つみー子のシーンは特に印象的です!
ーーみー子で、「カラフルムーンライト」や「Chai Max ZERO」などを歌っていますがレコーディングでの思い出がありましたら教えてください。
上坂:この曲は、レコーディングブースではなく、アフレコの流れで収録する珍しいスタイルでの歌唱でした! スタジオの画面でみー子の動きを見ながら、自分も路上ライブをしているような気分で歌えたのが楽しかったです。
「Chai Max ZERO」はみー子が好きでよく歌っている持ち歌のようなイメージで、正確な音程というよりは笑顔感や疾走感を意識しました。「カラフルムーンライト」はもともとすごく名曲なのですが、「ふざけて歌ってください」というディレクションをいただきました。なので素敵な歌詞を大げさに歌ってみたり、過剰なしゃくりを入れたりして、世界観を茶化すようなイメージで収録しました。
ーー今後の見どころ教えてください。
上坂:『ヨルクラ』もいよいよ折り返し地点ですねっ!自己表現の素敵さも辛さも教えてくれる、丁寧で繊細な青春劇がこれからさらに加速していきます。みー子、もとい静江さんも、心強い仲間(?)として登場してくれます! ぜひ引き続き『ヨルクラ』の世界を見守ってくださいね!
[構成・塚越淳一]
TVアニメ『夜のクラゲは泳げない』作品情報
あらすじ
明日話すべき話題も、今週買うべき洋服も、
全部スマホ(ルビ:トレンド)が教えてくれる。
何者かになってみたい——そんな願いを持つ間もないほどこの世界は忙しい。
活動休止中のイラストレーター“海月ヨル”
歌で見返したい元・アイドル“橘ののか”
自称・最強Vtuber“竜ヶ崎ノクス”
推しを支えたい謎の作曲家“木村ちゃん”
世界から少しだけはみ出した少女たちは匿名アーティスト“JELEE”を結成する。
自分じゃない“私たち”なら——輝けるかもしれない。
キャスト
(C)JELEE/「夜のクラゲは泳げない」製作委員会