『中島ヨシキと梶原岳人のソニラジ!!公開録音イベント〜かっこいい声の人たち〜』で“ソニラジKing”が決まる!?　ゲストの武内駿輔さんが“『カラソニ』唯一の清純派”を強調するも……？【イベントレポート】

書き下ろしミニドラマでは海吏が春飛を崇拝!?

次のコーナー「かっこいいー声選手権」では、シチュエーションに対してのかっこいい一声をスケッチブックに書き、それをお客さんに拍手で判定してもらいます。賞品が用意されていることを知った3人は、ルール説明の段階から渋めの声でかっこよさをアピールしていました。

気になるテーマは、「知り合いだと思って街で声をかけた女の子が、全く知らない人でした。その場を切り抜ける方法は？」。

この難題に表情を曇らせる3人ですが、トップバッターの中島さんは「あぁ！　ちなみに僕は声優なんですけど……このあと、どうですか？」と職業を活かした回答。武内さんは「……今、幸せですか？」とバリトンボイスを響かせました。中島さんと被ってしまい、急遽回答を変更した梶原さんは「髪に芋けんぴ付いてますよ」。まさかの往年の漫画ネタでラストを飾り、一同の度肝を抜きます。

さまざまな方向性から回答が飛び出しましたが、結果、大差で武内さんが優勝！　プロご用達の喉がスッキリするドリンクがプレゼントされました。

本日最後のコーナーは、書き下ろしミニドラマ「犬猿のままがいいです」の朗読！

物語の舞台は永久の部屋。永久は、春飛が作った課題用の楽譜に悩まされています。そんな中、永久と同じく春飛の楽譜に苦戦している海吏がふたりのもとに突撃しました。

「これ見た瞬間、てめーだってわかったわ！　引っかけ問題が多すぎる！　性格の悪さがにじみでてんだよ!!」と怒りをあらわにする海吏に対して、「まさか瀬文くんと同じで泣きつきにきた？　鬼才のボーカリスト・倉橋海吏さまがぁ？」と煽り返す春飛。ふたりはいつも通りの言い合いを繰り広げますが、永久が「お、俺の部屋で喧嘩は絶対やめて。言うこときかないなら、み、未來くん呼ぶからっ！」と叫ぶと状況は一変。なにやら考え込んだ春飛は、取り出した薬を海吏の口の中に押し込んだのです。

すると、心臓をおさえ、苦しそうに倒れる海吏。慌てる永久ですが、どうやら命に別状はない模様。しかし、起きた際に一時的に春飛のことを崇拝するのだとか。目覚めた春飛は「おお、かじぴじゃねぇかぁ!!　今日もかっけぇな!!」「こいつは世界一、いや、銀河一の作曲家だ！」と誰これ？状態。さらに、「俺はかじぴと遊園地行って一緒にコーヒーカップ乗りてぇよぉ」「今日お泊まり会しよーぜ！　恋バナしたいにゃ！」とどんどんメルヘンな方向に向かっていくと、記憶すらおかしくなったことに気付いた春飛は「おまえはダチじゃない。俺とは犬猿の仲!!」とやりすぎたことを後悔するのでした。

朗読劇を終えたところで、配信のみなさんとはここでお別れ。

盛りだくさんのイベントを中島さんが振り返っていくと、同調するように「とにかく楽しかった」という梶原さん。ふたりとも、久しぶりにお客さんとの空気感を味わえたことに感謝していました。

武内さんもお客さんとの距離の近さに喜びをあらわにすると、1年に1回は呼んでほしいとコメント。しかし、即座に中島さんが「来てくれるんですか!?」と反応すると、なにかを悟ったのか「10年に1回くらい……」と切り替えてしまいました。

公開録音用の収録を終えた3人は、会場のお客さんに向けてまったりトーク！

「東京カラーソニック!! ～色ノ葉音楽学院購買部 in アニメイト」の特典ドラマCDに関するお便りを紹介すると、一同、これまでの『カラソニ』は女性に対して真剣に想いを伝えるシチュエーションがなかっただけに新鮮だったと述べます。演技においても普段とは違いがあるそうで、最初にいつも通りのテンションで挑んだ武内さんは「もっと真面目に」と言われてしまったと笑いを誘いました。

その後は、イベントの印象的な場面を振り返ったり、賞品のドリンクを飲んだ中島さんと武内さんが絶叫する場面も。終始、ゆるい雰囲気のまま3人はステージを後にしました。

[取材・文／MoA]