偉人の名言を使ったコントアニメーション『現代誤訳』津田健次郎さん＆浪川大輔さんインタビュー｜こだわり抜いて、なかなか他では見られないエネルギーを作った作品に

本当に皆さん、めっちゃおもしろいです（笑）

――お二人が音響監督もご担当されていますが、どのように演出しようとか、どういう方向性をキャストさんに伝えようとかはありましたか？

浪川：コント演出することって、なかなかないから。

津田：テストで1回演じていただいて、その後にここはもうちょっとこうしてもらえますか、とリクエストをさせてもらったかんじですかね。でも本当に、声優さんの対応する幅の広さ、スピードがすごくて。1回演じたら次にはもう出来ているんですよ。

　
浪川：津田さんが名言をおっしゃってましたもんね。「やっぱり、実力のある声優さんは使いたくなりますね。こっちが楽をさせてもらえますね」って。

津田：そうなんですよね。対応が本当に早いです。

浪川：理解するスピードがすごいんですよ。

津田：収録スケジュールも、このメンバーなので、皆が潤沢に取れるわけではなかったんですけれども、余裕で録り切れた感じはありました。早かったです。

――素晴らしいキャストの皆さんですね！

津田：あと嬉しかったのは、皆さん楽しそうにやってくださって。

浪川：あまりアニメでコントをやる企画自体ないと思うんですけど、そこを楽しんでくださっていて。

津田：よーしやったるぜ！っていう感じで、楽しそうに皆がやってくれてたのは、すごく嬉しかったですね。

――現場でキャストの方が、この作品についてどういう反応を示してらっしゃったのでしょうか？

浪川：そこはドキュメンタリーを！

津田：いっぱい出てきてきますから！

浪川：皆と我々とのやりとりがね。

――それは楽しみにしています（笑）。

津田：皆さん全員面白いんですが、うっちー（内山昂輝さん）おもしろかったですね（笑）。

浪川：本当に皆さん、めっちゃおもしろいです（笑）。梶君は最後まで梶君でした。真っ直ぐにキャラクターを演じきる。

津田：いやーよかったですね。収録に関しても、岩井さんが立ち合いにきてくださって。

浪川：コントの間とかは、我々では分からないところがあるので、お芝居だったらこうだけどコントだとどっちがいいですか？みたいなところをアドバイスいただきました。

――ありがとうございます。最後にメッセージをお願いできますでしょうか。

浪川：みんなで、こだわりにこだわり抜いて、おもしろいものをお届けする事をとても大切にして作った作品です。超電導dBが作るものって、毎回ちょっと変わってて、大変そうだけどおもしろいよねと思っていただけると嬉しいです。

今回も本当に時間をかけて送り出しました。思いっきり笑うとなるよりかは、くすっとなる感じかもしれませんけど（笑）、ぜひ受け止めていただければと。キャラクターも含めて可愛いがってくれたら嬉しいなと思います。

津田：本当になかなか他では見られないエネルギーを作った作品になっているかと思います。それでいて、どこか力が抜ける。どの話数から見ても楽しめますし、逆に言えば、話数ごとにキャラクターも違えば台本のカラーも全然違うので、話数ごとに楽しむことができる作品です。とにかく気楽にまずは１話を見ていただければすごく嬉しいです。よろしくお願いします。

作品概要

あらすじ

ここは日本のどこかにある、とある劇団「アクターZOO」。今日も名言の偉人を基にした舞台を披露するために、本番に向けて練習中。だけどちょっと違和感が… ？津田健次郎と浪川大輔によるユニット・超電導dB（デシベルズ）が新たに仕掛けるのはコントアニメーション！謎につつまれた劇団員たちが繰り広げる舞台は、シュールだけどタメになる？新感覚舞台の開演です！