音楽
超学生 新曲「Hazure」をきっかけにインターネットの音楽との架け橋になれたら/インタビュー

夏アニメ『ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで』OPテーマ「Hazure」超学生インタビュー|超学生らしさが詰まった「Hazure」、この曲をきっかけにインターネットの音楽との架け橋になれたら

異世界に召喚された灯河が復讐のためにどん底から這い上がるアニメ『ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで』(篠崎 芳さん原作、以下、『ハズレ枠』)が2024年7月4日から放送中!

そんなアニメのOP曲「Hazure」を歌うのはベネチアンマスクを着けて、ガナリボイスを炸裂させるミステリアスな歌い手の超学生さん。「Hazure」は過去に何度もタッグを組んでいる辻村有記さんの作詞作曲で、灯河の絶望や怒り、燃え上がる復しゅう心など、入り混じる感情をカオスなサウンドにのせて、変幻自在に歌います。

アニメの1話放送直後から配信が始まった「Hazure」について、超学生さんにたっぷり語っていただきました。

 

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ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで
学校では空気な高校生、三森灯河はクラスメイトとともに勇者として異世界に召喚された。女神ヴィシスによってクラスメイトたちが次々にS級、A級と能力を見出される中、灯河は最低ランクであるE級と宣言され『廃棄』対象となってしまう。生存率ゼロの遺跡に廃棄された灯河はハズレ枠と貶された【状態異常スキル】を駆使して遺跡脱出を試みる。その日から、女神ヴィシスへの復讐の炎を宿した青年は人畜無害な人間をやめ、心の奥底に隠していた本性を明かしていく……「はじめようか、生存競争を」作品名ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで放送形態TVアニメスケジュール2024年7月4日(木)〜TBSほかキャスト三森灯河:鈴木崚汰セラス・アシュレイン:宮下早紀ピギ丸:津久井彩文イヴ・スピード:上田瞳リズベット:和多田美咲ヴィシス:小清水亜美ニャンタン・キキーパット:汐入あすか十河綾香:奈波果林桐原拓斗:水中雅章小山田翔吾役:KENN鹿島小鳩役:長縄まりあ戦場浅葱役:平山笑美安智弘:山下大輝高雄聖役:早見沙織高雄樹:前田佳織里シビト・ガートランド:諏訪部順一スタッフ原作:篠崎芳(オーバーラップ文庫刊)キャラクター原案:KWKM監督:福田道生 ...

 

アニメ『ハズレ枠』はトガッた作品で、主人公に救いがないところにワクワク!?

――原作等で『ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで』(以下、『ハズレ枠』)をご覧になった印象と魅力を感じた点をお聞かせください。

超学生さん(以下、超学生):異世界転生ものは結構、好きで読むんですけど、新鮮な要素がいくつかあって、一番大きいところは唐突なところで(笑)。

普通は交通事故に遭ったり、異世界で何年に一度の召喚の儀があって勇者の器になる人に選ばれるとか理由がある場合が多いんですけど、突然、バスに乗っていた生徒が丸ごと異世界に召喚……移動に近い形でそのまま転移して、勝手にランク付けされて、その挙句、主人公の灯河は役立たずだと廃棄されて。そもそも灯河は学園生活の中で空気モブとして自分の存在を押し殺してきたのに、更に異世界でも理不尽なことに遭うという、ある意味、全然救いがないところから始まるのがワクワクしますよね。

 

 

――以前、灯河を演じる鈴木峻汰さんに作品の印象を尋ねたところ、「暗い」と(笑)。

超学生:アニメも陰湿なところから始まりますからね(笑)。これからのストーリー展開と照らして考えてみても、トガッた作品ですよね。受け手によっては「辛さ」すら感じる始まり方なんじゃないかなと思いますが、そこにむしろこだわりを感じられて良かったです。

――灯河は、女神にEランク付けされて廃棄遺跡に送られ、命を失う手前まで行ったことで、ただ復しゅうのためだけに行動しているように感じます。

超学生:ここもまたトガっているところで、一般的なファンタジー作品は女神が味方に付くことが多いのに、この作品では復しゅうの対象になっているのも斬新な切り口ですよね。

――アニメの映像をご覧になった感想は?

超学生:絵がきれいで、CGも組み合わされていて、凝った映像が素敵だなと思いました。特に1話はいったい主人公に何があって、こんなふうになってしまったのかと印象付ける感じで、スタッフさんたちのこだわりを感じました。

 

OP曲「Hazure」の作詞作曲を依頼する際のオーダーは「自由に暴れてください」!?

――『ハズレ枠』のOP曲「Hazure」は辻村有記さんの作詞・作曲ですが、お任せすることになった経緯を教えてください。

超学生:辻村さんとは「一緒にもう一曲、作りたいね」と言っていたところに、今回のお話をいただいて。タイミングがバッチリ合ったことが大きいと思います。

――超学生さんから辻村さんへオーダーされたことはありますか?

超学生:基本的に辻村さんにお願いする時は「自由に暴れてください」と言うのが一番いい結果になることが多いので(笑)。「Fake Parade」(7thシングル)の時も「お好きなように」とお願いしたら辻村さんご自身がアレンジの方など共作者の方の手配もしてくださったりするので、僕から特に細かい指示をすることはありません。

――なるほど。そして辻村さんから楽曲が届いて、聴いた時の感想は?

超学生:辻村さんの楽曲は全部サビみたいなところが特長だと思っていて、そこに今回初めてご一緒させていただく方も加わって、いいスパイスになり、おもしろい化学反応が起きました。辻村さんの味みたいなものはありながらメロディラインなど新鮮な感じがしました。

 

 

――超学生さんの楽曲は、J-POPやアニソンにあるA、B、サビという基本的な構成ではなく、クセがあることが多くて。だからアニメのOPやEDで流れると新鮮なんですよね。この曲もまさにそうで。

超学生:だからタイアップの場合、TVサイズでどんな形で切り取られるのかなというのが気になるところです。僕は『ハズレ枠』の放送前に2話まで視聴させていただきましたが、曲のいいところをかいつまんでいながら、伝えたいメッセージはきれいに収まっていて。そしてOP曲の導入の手法も映画みたいな入り方をしてくださって、印象に残るいい編集だなと思いました。

――アバンがあってからOP、そして本編という流れですが、「Hazure」もアニメの一部にしっかりなっている気がします。

超学生:ありがとうございます。

 

 

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