アニメ『葬送のフリーレン』主題歌まとめ! アーティストの情報とあわせてお届けします。
小学館の少年漫画誌「週刊少年サンデー」で連載中の漫画『葬送のフリーレン』(原作原案:山田鐘人/作画:アベツカサ)。勇者が魔王を倒した後の世界を描いた独創的な世界観を持つ人気作品です。
2020年の連載開始以降、各種漫画賞を受賞し、2023年には2クールに渡りファン待望のアニメ化が実現。毎話放送されるたびに大きな話題を呼びました。
本稿では、そんなアニメ『葬送のフリーレン』の主題歌とアーティストの情報をまとめてお届けしていきます!
目次
- 『葬送のフリーレン』あらすじ
- 『葬送のフリーレン』第1クールOP「勇者」
- 2人組音楽ユニット・YOASOBI(よあそび)
- 『葬送のフリーレン』第1クールED「Anytime Anywhere」
- シンガーソングライター・milet(ミレイ)
- 初回放送のスペシャルエンディングは「bliss」
- 『葬送のフリーレン』第2クールOP「晴る」
- 2人組ロックバンド・ヨルシカ
- 『葬送のフリーレン』第2クールEDは引き続き「Anytime Anywhere」
- 劇中BGMを手掛けたのはEvan Call(エバン・コール)さん
- 『葬送のフリーレン』主題歌&劇中BGMにも注目!
- この記事をかいた人
- 担当記事
『葬送のフリーレン』あらすじ
勇者ヒンメル一行は10年の冒険の末、魔王を討伐。パーティの魔法使いフリーレンは、1000年以上生きるエルフです。ともに旅をした仲間たちは10年の旅に思いを馳せますが、フリーレンにとっては人生の百分の一にも満たない時間。感慨にふける仲間たちをよそにまた1人旅に出ます。
そして50年後、全く容姿の変わらないフリーレンに対し、再会した仲間たちはすっかり年老いていました。その後、勇者ヒンメルは仲間たちに見守られ天国へ旅立ちます。ヒンメルの死をきっかけに彼を知ろうとしなかったことを強く後悔するフリーレンは、「人を知る旅」を始めるのでした。
『葬送のフリーレン』第1クールOP「勇者」
第1クールのOP主題歌はYOASOBIの「勇者」。楽曲のために書き下ろされた短編小説「奏送」を基に制作された楽曲です。
アップテンポで壮大さを感じさせるメロディにのせて、勇者ヒンメルとの冒険によって生まれたフリーレンの変化が歌われています。
本作のファンだというYOASOBIは主題歌を担当するにあたり、「作品を読んでいた時に感じていた、常に漂うどこか寂しい空気感や、旅をしていく中でフリーレンが知らない感情に気付いていく心の動き、そういったものをどれだけ楽曲に詰められるかこだわって楽曲制作しました。」とコメントを寄せています。
OPで使用されていない後半部分の歌詞では、ヒンメルとの旅の足跡を辿るフリーレンが描かれており、作中に登場する台詞が引用されている部分も。ぜひ一度歌詞を見ながら全曲通して聴いてみてください。
楽曲用原作小説「奏送」あらすじ
勇者ヒンメルの死から5年後のこと。1人で旅するフリーレンは音楽都市と称されるとある小都市を訪れていました。
昼夜問わず美しい調べで溢れる街でフリーレンが出会ったのは、バイオリンを持ったヒンメルの胸像と初めて訪れたにもかかわらず自分を知っている様子の1人の老女。
以前ヒンメルがこの都市を訪れた際、フリーレンのことを聞いたという老女は、フリーレンにとある頼み事を持ちかけます。それは、「術者が死ぬまで解除されない魔法を解除したい」というものでした。
2人組音楽ユニット・YOASOBI(よあそび)
YOASOBIは、コンポーザーのAyase(アヤセ)さんとボーカルのikura(イクラ)さんの2人による「小説を音楽にするユニット」。彼らを一躍有名にしたデビュー曲「夜に駆ける」(2019年11月公開)は史上初のストリーミング10億回再生を突破しています。
アニメ作品とのタイアップも多く、『【推しの子】』の「アイドル」や『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の「祝福」などでOP主題歌を担当しています。
その人気は国内にとどまらず、2023年から2024年にかけて行われた初のアジアツアーでは、中国、韓国、シンガポール、マレーシア、台湾の5都市でライブを実施。
さらに、2024年4月にはアメリカの2都市でもライブを実施した他、世界最大級の音楽フェス「Coachella Valley Music and Arts Festival」にも出演し、国外でも人気を確立しています。
『葬送のフリーレン』第1クールED「Anytime Anywhere」
第1クールのED主題歌はmiletさんの「Anytime Anywhere」。作詞作曲をmiletさんご本人が手掛け、編曲は劇中BGMを担当するEvan Callさんが手掛けています。
力強さとあたたかさのあるmiletさんの歌声と壮大なメロディが印象的な本楽曲は、優しい温もりと力強い意志、そして少しの切なさも感じられます。
主題歌を担当するにあたり、miletさんは「どんなときでも、どんなところにいても、心の中であなたを感じていたい。あなたの心の中に、私もいたい。安心したくていつも約束を求めていたけど、あなたを強く胸に感じたとき、約束なんて必要ないことに気づきました。何度生まれ変わってもあなたに会いたい。花になって生まれてもあなたの隣で咲きたい。星になってもあなたのそばをまわっていたい。今あなたを想って歌えることが何より幸せです。そんな気持ちを歌いました。どんなときでも、どんなところにいても、この歌であなたに寄り添っていたいです。」とコメントを寄せています。
シンガーソングライター・milet(ミレイ)
miletさんは、東京都出身のシンガーソングライター。ハスキーで力強い独特の歌声が魅力です。2019年にToru(ONE OK ROCK)さんプロデュースの「inside you」でメジャーデビューし、以降、数多くのテレビドラマ・CMとタイアップを果たしており、「NHK紅白歌合戦」にも2020年から4年連続で出場。
思春期をカナダで過ごした経歴の持ち主で、日本語と英語を使い分けたソングライティングや流暢な英語パートの歌唱でも注目を集めています。
アニメとのタイアップも多く、これまでに『ヴィンランド・サガ』の第2期ED主題歌「Drown」や『王様ランキング』第2クールED主題歌「Flare」、アニメ映画『鹿の王 ユナと約束の旅』主題歌「One Reason」などを歌唱。
さらに、2023年に放送された『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』では、5人組ロックバンド・MAN WITH A MISSIONとコラボし、「絆ノ奇跡」でOP主題歌を、「コイコガレ」でED主題歌を担当しました。
初回放送のスペシャルエンディングは「bliss」
初回放送は「金曜ロードショー」で2時間スペシャルとして放送された本作。その際、特別EDとしてmiletさんの「bliss」が使用されました。作詞はmiletさん、作曲はEvan Callさんが担当しています。
作品世界で昔から歌い継がれているような楽曲にしてほしい、というリクエストがあったという本楽曲。それを受け、miletさんは普遍的で大きな意味合いの愛をイメージし、本作にもよく登場する“花”をテーマに歌詞を書いたそうです。
民族音楽を思わせるメロディから壮大なオーケストレーションへと展開していく楽曲は、まるで一本の映画のような初回放送のエンディングを飾りました。
また、第11話「北側諸国の冬」では挿入歌としても使用され、断頭台のアウラ討伐後の平和が訪れた街でフリーレン一行がひと時を過ごすシーンを彩りました。