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『デリコズ・ナーサリー』アニメ×舞台:森田成一×染谷俊之が語る『TRUMPシリーズ』の魅力

アニメ『デリコズ・ナーサリー』インタビュー第1弾:アニメ×舞台 Wダリ対談 森田成一さん×染谷俊之さん|二人が語る『TRUMPシリーズ』の魅力

 

お互いの映像をご覧になった感想から染谷さんが森田さんを知ったきっかけを告白!?

――染谷さんはアニメの映像を、森田さんは舞台の映像をご覧になったということで、お互いが演じたダリの印象や感想お聞かせください。

森田:舞台での染谷さんが演じたダリを見た時、「ああ、これが本物のダリ・デリコなんだな」と。一から作っていった方なので、貴族感に加えて、妖艶さや人間味もしっかり出ていて、単に貴族として他者や何かを突っぱねているわけではなく、どこかコミカルな部分や人間としてのおもしろ味も残しているところをうまいバランスで作られているなと思いました。

そして殺陣のキレもすごく美しかったので、素晴らしいなと。スピーディで力強さがあって、全方位で貴族なんだなというか完璧さを体現されているんだなと思えて、僕もすごく感銘を受けました。

 

 
染谷:嬉しいです。ありがとうございます。

森田:良いことを言っておきました(笑)。

染谷:僕は森田さんが大好きで、たぶんデビュー作だったと思うんですけど、『ファイナルファンタジーX』のティーダ役で好きになって。だから先ほど、イスに座る時に森田さんが「どっこいしょ」と言った声を聞いたら、心が震えてしまいました。

森田:ありがとうございます(笑)。

染谷:中学生の頃にプレイした『ファイナルファンタジーX』はゲームの中で一番大好きな作品で。そんな大好きな森田さんが、僕が演じたダリをアニメで演じてくださるなんて、感動しすぎて。そしてティザーPVを見たら、本当に素敵なダリで。早く完成したアニメを見たいなと思いましたし、放送が始まるのをすごく楽しみにしています。

 

もし染谷さんが『デリコズ・ナーサリー』で声優として演じるとしたら?

――もし染谷さんがこのアニメに声優として出演するとしたら、どの役をやりたいですか?

染谷:えっ!?

森田:それはダリでしょう。

染谷:いやいや! 森田さんの演じるダリを見たら、僕にはできませんよ! どうせならダリではない役をやりたいですね。それはなぜかといえば森田さんと共演できるから。

 

 

――ではどの役をやってみたいですか?

染谷:特級貴族の4人……ダリをはじめ、ゲルハルトもディーノもエンリケも素敵ですが、その中だったらエンリケをやってみたいです。

森田:僕はヨハネスをやってみたいですね。

――ちなみに森田さんから見て、染谷さんに似合いそうなキャラは?

森田:やっぱりダリじゃないですか。僕も見てみたいですもん。今までは舞台上ではご自身が動いてダリを演じていましたが、今度はアニメーターさんが動かすダリをどういうふうに声をあてるのかは興味深いです。

実際の体の動きの時に出る声と、アニメで動いているキャラが出す声とでは違いがあるので。先ほどお話に出た『ファイナルファンタジーX』のティーダは声だけでなく、モーションキャプチャーも担当しましたが、動いて演じている時と音声の収録で演じている時の声は、まったく違う声の出し方になります。ですので染谷さんがアニメではどうダリを演じるのかなと思うと楽しみです。でも、もしそうなったら、僕の仕事がなくなるので、それは困るんですけど(笑)。

染谷:そんなことはありえません! 森田さんの演じるダリは本当に素敵ですから。

 

 

情報不足の手探り状態からダリを探がしていった森田さん。行きついた先の結論とは?

――森田さんはダリ役をどう感じられていたのでしょうか? そしてアニメの収録時に意識されたことを教えてください。

森田:最初に僕らキャストに与えられた情報が非常に少なかったので、オーディションを受ける段階で説明がありましたが、その説明には専門用語が乱発されていて、何のことだか世界観がまったくわからなくて(笑)。「イニシアティブ? ダンピール? はぁ?」みたいな(笑)。

染谷:(強くうなずきながら)すごくわかります!

一同:(笑)

染谷:調べてもまったく出てこないんですよね。

森田:そうなんです。ネットで調べても難しくてわからず……あっ、wikiには載ってかも(笑)。そんな何もわからない状態から始まりましたが、貴族であることが重要だと思ったので、貴族であることをメインに役を紐解いていきました。

 

 
そして実際に収録に入ってみると、それよりも子供を持つ父親であることが大きくて。タイトルの「ナーサリー」は「保育園」や「保育所」を意味する通り、「子育て」が重要な要素なんだと。

だから最初に良いパパとしてかいがいしく演じていましたが、「そうではなく、あくまで貴族であってほしいし、子育てに不慣れであってほしい」と言われて。じゃあちょっと子育てが苦手な感じでやってみたら「そうじゃないです」と言われるような微妙なさじ加減で。「あくまで貴族として子育てがヘタで、貴族としてパパです」と。

そのバランスやポジションをまず見つける作業が大変でした。それがわかってから少しずつ自由に動けるようになって。その後に染谷さんの出演されている『グランギニョル』を見てみたら、冒頭の部分から自由にやられているなと(笑)。

 

 

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