『ゼーガペインSTA』浅沼晋太郎さん、花澤香菜さん、川澄綾子さん、下田正美監督が登壇した公開記念舞台挨拶をレポート｜18年前のTVシリーズの収録やオーディション時の話題も飛び出した!?

TVシリーズ当時の演技を再現する難しさ

続いて声優陣にアフレコの裏話を伺っていくことに。本作から新たに参加する方もおられましたが、浅沼さんはそれでも自分の収録で精一杯だったとコメント。18年前の自分の演技を追いかける作業と、重大なネタバレに関わるとある存在を演じることに苦労していたのだとか。

花澤さんも浅沼さん同様に余裕が無かったと一言。浅沼さんと川澄さんは当時と変わらず役として居てくれたと感じたそうで、自分も同じようにと気合を入れて収録に臨んだら、可愛すぎるやカッコ良すぎるというディレクションが飛んできてしまった模様。

もちろん下手に演じるという意味ではないので非常に難しい部分があり、浅沼さんからは声が裏返ってしまった演技がTVシリーズでは採用されることがあったとの話も。そういったシーンを今の自分が演じると、無理に声を裏返らすしかなかったそうです。

この話に共感していたのが花澤さんで、自分では「キョウちゃん」と言っていたつもりが「キョウつぁん」と聞こえていたみたいだとコメント。やはり、今の自分が当時のように演じると全然違う感じになってしまったのだとか。

ここで川澄さんから花澤さんに対して、あれは自分ではキョウちゃんと言っているつもりだったんだとの鋭いツッコミが入り、花澤さんからその場で注意して欲しかったとの要望が飛び出す場面も。これには思わず会場から笑いが漏れていました。

川澄さんは当時から少しキョウつぁんに聞こえていたそうですが、それがリョーコというキャラクターにあまりにもマッチしていたため、そういう設定やディレクションだと思っていたのだとか。

花澤さんがリョーコにマッチしている点については下田監督も同意しており、先述したマシンガントークの女の子という設定は、声の担当が花澤さんに決まった時点で破棄していたとのこと。