『ふれる。』舞台設定やキャラクター、キャスティングなどの制作秘話をクリエイター陣が明かす|長井龍雪監督、岡田麿里さん、田中将賀さんが「Aniplex Online Fest 2024」に登壇【レポート】
2024年10月4日(金)より公開となるオリジナル長編アニメーション映画『ふれる。』。
9月16日(月・祝)開催の「Aniplex Online Fest 2024」にて、本作のステージが実施されました!
長井龍雪さん(監督)、岡田麿里さん(脚本)、田中将賀さん(キャラクターデザイン)が登壇し、舞台設定やキャスティングなどさまざまな制作秘話を明かしました。
舞台設定やキャラクター、キャスティングなど貴重な制作秘話をクリエイター陣が明かす
来月に公開を控えるオリジナル長編アニメーション映画『ふれる。』より、長井龍雪さん(監督)、岡田麿里さん(脚本)、田中将賀さん(キャラクターデザイン)が登壇。
こちらの3人といえば、テレビシリーズそして劇場版『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、映画『心が叫びたがってるんだ。』、映画『空の青さを知る人よ』の生みの親。まずは前3作品について当時の事を聞かれると、長井監督は「当時は夢中で作っていたとしか思い出せない」、岡田麿里さんは「青春感を持って作っていた」、田中将賀さんは「こういう三人の座組で作らせて頂く事は、作り手冥利に尽きる幸せな感覚だった」とそれぞれ振り返えりトークを展開していきました。
続いて今作の『ふれる。』について、前3作品の舞台「秩父」と違い、今回は上京してきて「高田馬場」が舞台という事について長井監督は「秩父の舞台を一度閉じてというところから、我々も地方から上京して東京で仕事をしている自分たちに重ねて、改めて物語を作ってみようと『ふれる。』の制作が始まりました」と話しました。
田中将賀さんからは不思議な生き物「ふれる」のデザインについて聞かれ「人のキャラクター以外で、生き物のキャラクターを描くのは数えるほどしかなく、最終的なフィニッシュというか、動きまでアニメーターとして丸っと関われたのは初めてだったので、日々苦悩しながら描いてました」と話し、そのキャラクターふれるがいる事で気持ちが通じあう、そのアイデアを聞かれた岡田麿里さんは「今は人と人との接し方が変わって来た時代だなと感じていて、コミュニケーションの話にもう一つ心の話を繋げたいと思いました」と回答。
また、登場人物、小野田秋・祖父江諒・井ノ原優太の3人が中心となりストーリーが進んで行きます。オーディションで選ばれた永瀬廉さん、坂東龍汰さん、前田拳太郎さんをキャスティングした決め手などが長井監督、岡田麿里さんから明かされる一幕もあり、公開への期待が高まるステージとなりました。
今夜、完成披露試写会を控えたは長井監督は「出来あがってホッとしている」と安堵し、脚本家は映画制作の一番初めに作業を終えるという事で岡田麿里さんは「脚本に関わった時期が初期だったので久しぶりにダビングで見た時に再会した気分になり、早く見て頂きたいという高揚感がありました」と手応えを見せました。最後に田中将賀さんは「「ふれる」はフィルムが完成するごとに、存在感が増して最終的には良いキャラが出来た、皆さんにもそう思ってもらえたらいいなと」自信を見せ、ステージは幕を閉じました。
映画『ふれる。』10月4日の公開に期待が高まります。
「Aniplex Online Fest 2024」概要
イベント日程:2024年9月16日(月)12:00
※当日の進行により変更の可能性がございます。予めご了承ください。
視聴方法:オンラインのみ
配信先:アニプレックス公式YouTube
主催:株式会社アニプレックス
共催:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
配信エリア:YouTubeにて世界配信を予定(一部の国と地域を除く)
アーカイブ配信
2023年9月23日(月)23:59まで
https://www.youtube.com/live/_tuBI6PS1w0