秋アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season 声優インタビュー連載第1回：ナツキ・スバル役 小林裕介さん｜ようやく王選候補としてのスタートラインに立ち、歩み始めたという実感があります

　

1話のスバルについてはラストシーンに注目してください

──今シリーズを演じるにあたって、前シリーズとの違いを意識された点はありますか？　また長月先生や監督からディレクションやオーダーはありましたか？

小林：特に意識的に変えた部分はありません。スバルの成長はセリフに自然に表れているので、その言葉から感じ取ったものをそのまま演じることが一番の正解だと思っています。

ディレクションも細かい指示はありますが、基本的には自分の思う通りにやらせていただいています。

ただ、ある話数について先生から「この回、楽しみにしています」と静かに期待されたことがあり、その時ばかりは少し肩に力が入りました。見ていただければ「これか！」とわかってもらえるはずです。

　

　

──久しぶりの収録はどんな心境でしたか、そして現場の雰囲気はいかがでしたか？

小林：シーズンの合間にもイベントなどがあり、キャスト同士の交流は続いていたため、アフレコも自然な流れでスムーズに始めることができました。そして今回は分散収録じゃない！　全員が一斉に収録できる喜びを噛み締めながら収録しています。

──本放送の前にワールドプレミアやジャパンプレミア、劇場での先行上映での舞台挨拶などありましたが、反響や反応をどう感じました？

小林：リゼロで海外イベントに参加するのは初めてだったと思いますが、上映中のリアクションが日本とは異なる場面が多く、非常に興味深い体験をさせていただきました。それでも、感じられる熱気はどこも同じで、リゼロが世界中で愛されているんだなと実感し、とても幸せな気持ちです。

また、日本ではレッドカーペットを歩く機会もいただき、改めて人生は何が起こるかわからないものだと感じました。上映後の皆さんからの温かい反応も非常に嬉しく、3rd seasonを走り続ける大きなモチベーションになりました。

　

　

──1話は90分SPとして放送されますが、演じてみた感想と見どころ（全体とスバルそれぞれでお願いします）のご紹介をお願いします。

小林：キャラクターが一堂に会するのでとにかく賑やかです。2nd seasonが閉鎖的な環境だったので、それだけでもテンションが上がりました。ちょっとした会話の中にも伏線が潜んでいるので「和やかだなぁ」と油断せず聞き耳を立てていてください。

スバルについてはラストシーンに注目してください。リゼロが帰ってきたという、そこが合図です。

──3rd seasonでは新キャラクターが登場しますが、キャラの印象とキャストの皆さんのお芝居についての感想をお聞かせください。

小林：今回も個性あふれ過ぎる新キャラクターが揃っており、それを演じるキャストの皆さんが、その魅力をさらに引き立ててくださっています。辛いシーンも多いですが、同じ熱量でぶつかり合える現場は本当に充実していて楽しいです。そして各人にしっかりバックボーンがあるのがリゼロの面白いところ。ストーリーが進むにつれ明かされていく人間像もお楽しみに。

──次回はエミリア役の高橋李依さんにインタビューします。共演時の高橋さんのエピソードや収録やイベントでは言えなかったメッセージをお願いします。

小林：付き合いも長くなったし稼働も多いし、もう出し尽くしてるかな（笑）。

でも気づいたらお互いそれなりに先輩になってきたね。上の人たちに追いつけるよう、そして後輩たちからは「先輩カッケェ」って慕われるような役者でいられるように頑張っていこうぜ！

　

　

──改めて3rd seasonの放送を楽しみにされているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

小林：ようやく3rd seasonが始まります。王選候補者VS大罪司教の全面対決、全陣営・全キャラにスポットが当たっており見応えは十二分です。

エミリア陣営は結束が強まったとはいえまだ未熟な部分が多いですが、そのハンデをどう埋めていくのかにも注目して欲しいです。ここからまたリゼロをよろしくお願いします！

　

作品概要

　

あらすじ

襲い来るエルザたちの猛攻を退け、大兎との戦いでベアトリスとの契約を果たした「聖域」の解放から1年が過ぎた。

王選に臨むエミリア陣営は一致団結、充実した日々を送っていたナツキ・スバルだったが、平穏は使者によって届けられた一枚の書状によって終わりを告げる。

それは王選候補者の一人、アナスタシアがエミリアへ宛てたルグニカの五大都市に数えられる水門都市プリステラへの招待状だった。

招待を受け、プリステラへ向かうスバルたち一行を待っていたのは様々な再会。

一つは意外な、一つは意図せぬ、そして一つは来るべき。

水面下で蠢く悪意の胎動と降りかかる未曾有の危機。

少年は再び過酷な運命に立ち向かう。

　

キャスト

ナツキ・スバル：小林裕介
エミリア：高橋李依
ベアトリス：新井里美
ガーフィール・ティンゼル：岡本信彦
オットー・スーウェン：天﨑滉平
フェルト：赤﨑千夏
ラインハルト・ヴァン・アストレア：中村悠一
クルシュ・カルステン：井口裕香
フェリス：堀江由衣
ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア：堀内賢雄
アナスタシア・ホーシン：植田佳奈
ユリウス・ユークリウス：江口拓也
プリシラ・バーリエル：田村ゆかり
アル：関智一
リリアナ・マスカレード：山根綺
ヨシュア・ユークリウス：石毛翔弥
キリタカ・ミューズ：西山宏太朗
ハインケル・アストレア：津田健次郎
シリウス・ロマネコンティ：安済知佳
レグルス・コルニアス：石田彰
ライ・バテンカイトス：河西健吾
カペラ・エメラダ・ルグニカ：悠木碧