面接や自己PRで苦しんだ就活生時代は無駄じゃなかった! 「無駄なことはなにひとつなかった」第1話を振り返る――『株式会社マジルミエ』桜木 カナ役・ファイルーズあいさんインタビュー
無駄なことはなにひとつないと感じた第1話
ーー放送された第1話をご覧になった感想をお聞かせください。
ファイルーズ:越谷の変身バンクで驚きました。主人公からじゃないんだと(笑)。でもそこがカナの憧れのきっかけにもなるので、いきなり頼もしい姿を見られて良かったと思います。あとは怪異ですよね。シャレにならない大きさですし、そのうえ凶暴なので、そういうシーンを見ていると、改めてこの世界の魔法少女たちは命をかけて戦っているんだと身が引き締まりました。
ーーそんな凶暴な怪異相手に立ち向かおうとするカナの物語の導入になりましたね。
ファイルーズ:純粋に越谷の役に立ちたいという思いで自分を奮い立たせて、アプリを使ってサポートしたり、自分の記憶力を活かしたり、一生懸命立ち向かう姿が格好良かったです。
ーー記憶力の高さは早速活かされていましたね。
ファイルーズ:アプリの開発会社を受けていたからこそでしたね。さりげないシーンでしたけど、「無駄なことってなにひとつないんだな」と改めて思わされました。私も就活をしているときは「将来は声優になる」と考えていたから、自己PRの方法、エントリーシートの書き方なんて役に立たないと思っていて。でもこうして『株式会社マジルミエ』という作品と出会い、就活生だったころのリアルな気持ちと演技をリンクさせることができて。本当になにひとつ無駄じゃないんだなって思いました。
世界にはあなたを必要としている人がいるんだ
ーーファイルーズさんがもし「マジルミエ」に就職したら、どんなことをしたいですか?
ファイルーズ:魔法少女になりたいです! サポートもやりがいがあると思うんですけど、やっぱり前線に出てパフォーマーになる方が好きなんですよね。なので、「マジルミエ」の顔になるような、みんなを楽しませる魔法少女になりたいです。
ーード派手に活躍しそうですね。
ファイルーズ:敵を納品するときは花火を打ち上げたいですね。私が戦ったんだと一目でわかるように(笑)。
ーー(笑)。では改めてこの作品の魅力や見どころについてお聞かせください。
ファイルーズ:この作品はお子さんにも見てほしいです。大人になったらいろいろな種類の仕事がある、なにごとにも責任が伴うとか、そういうことがお説教っぽくなく学べて、自然とチームプレーが身に付くと思います。越谷みたいな格好良い魔法少女に憧れる子もいるかもしれませんね。反応が楽しみです。
そして、「世界にはあなたを必要としている人がいるんだ」というポジティブなメッセージを受け取ってもらいたいです。ほかにも、社会人になったばかりの方、あの頃の気持ちを忘れてしまった方にとっても、ハッとする内容になっているので、ぜひ楽しんでください。
[インタビュー・撮影/MoA]
『株式会社マジルミエ』作品情報
あらすじ
内定がもらえず就職活動に苦戦中の女子大生・桜木カナ。
「自分は社会に必要とされていない」と自信を喪失していた彼女は、ある日、面接先で“怪異”と呼ばれる自然災害に巻き込まれてしまう。
その窮地を救ってくれたのは、ヤンキー気質の魔法少女・越谷仁美――。
持ち前の記憶力で、“怪異”と戦う越谷を手助けしたカナは、魔法少女としての才能を見出され、ベンチャー企業・株式会社マジルミエに新卒入社することに。
しかし、マジルミエで彼女を待ち受けていたのは、越谷をはじめ、ひと癖もふた癖もある変わり者ばかり……。
魔法少女絶対主義者のコスプレ社長・重本。
不気味なほどに気が利きすぎる営業マン・翠川。
根暗でコミュ障で魔法少女マニアのエンジニア・二子山。
さらに、憧れていた魔法少女は、華やかさの裏で、時に命をも落としかねない危険な仕事でもあった……。
人の命と仕事への責任を胸に秘め、今、社会人として一歩を踏み出した魔法少女の戦いが始まる――
キャスト
(C)岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会