秋アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season 声優インタビュー連載第4回:ガーフィール・ティンゼル役 岡本信彦さん|最初からスバルの仲間として戦える喜び。総力戦の前兆を感じた6話
TOKYO MX、AT-Xほかにて好評放送中のTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season。
先日、放送された56話では、スバルたちが魔女教大罪司教に占拠されたプリステラの中枢・都市庁舎奪還を試みるが、スバルは大罪司教「色欲」のカペラの攻撃で瀕死の状態、街は濁流にのみ込まれた。濁流からからくも生存したスバルが目を覚ますと、そこにはリリアナとプリシラが。街の現状を見せようというプリシラに連れられ、スバルが訪れた避難所には「憤怒」の権能によって苛立ちすさんだプリステラの人々。けれどリリアナがその歌声を響かせると、人々は落ち着きを取り戻していった。歌の力を目の当たりにしたスバルはその後、アナスタシアやユリウスたちと合流し、魔女教から水門都市を取り戻す決意を新たにしました。
一方、エミリアはレグルスに囚われたまま。彼女の意思に関係なく進む結婚式の準備の最中、レグルスにはこれまで291人の妻がいたが今は53人にまで減ってしまっていること、レグルスの妻たちは我を押し通すレグルスになぜか従順である、という不自然な状況を知る。エミリアはスバルが助けに来ることを信じ、自身の氷像を身代わりに情報収集に動く。スバルたちと連絡する方法を探している中で手にした対話鏡からはアルと思しき声が聞こえて……。魔女教に翻弄されていたスバルたちが反撃へと動き始め、囚われのエミリアにも一筋の希望が見えた回でした。
アニメイトタイムズでは、キャスト陣にメールインタビューを行っています。第4回に登場していただくのは、ガーフィール・ティンゼル役を演じる岡本信彦さんです。2nd seasonでのガーフィールの心境の変化や成長、3rd seasonの5、6話を振り返っていただきました。
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ガーフィールには成長の伸び代を感じ、スバルたちと戦う3rd seasonにワクワク
――2nd seasonから通してガーフィールの変化や成長を感じたところは?
ガーフィール・ティンゼル役 岡本信彦さん(以下、岡本):元々敵のポジションとして戦っていたのが、仲間として3rd seasonは完全にスバル側の戦力として戦うというのに、とてもワクワクしました。彼自身強さについて考えており、成長の伸び代はたくさんあるのではないかと思います。
――スバルやラム、フレデリカとの関係性の変化についての感想をお聞かせください。
岡本:スバルに対しては大将として一目おいているので、今は守るべき仲間という認識が強く、ここぞというときに何かとんでもないことをやってくれるという信頼もしている気がします。
そして、ラムのことはずっと好きな気がしてます。どんなに素っ気ない態度をとられても一途にラムにラブコールを送っている印象です。
フレデリカに対しては弟として思春期特有の距離感を感じます。他のキャラクターとの交流では見られない一面が見られています。
――2nd seasonで印象深かったエピソードを教えてください。
岡本:スバルと戦いあって最後負けるところです。ガーフィール自身、「自分がどうにかしなきゃ」という矜持で動いていたので、その必死さが特に印象に残っています。1人でどうにかしようとするガーフィールと、みんなで物事を打破しようとするスバルたちの対比もよかったです。
あとラムがロズワールに貫かれ、ガーフィールもそのままやられるシーンも印象的に残っています。倒れるラムに延々と治癒魔法を施しているところに健気さを感じました。
3rd seasonの1話は数日に分けての収録で、大罪司教たちとの決戦感に胸躍る
――約3年半ぶりのTVシリーズの制作が決まった時の感想と、どのような気持ちで収録に臨もうと思われましたか?
岡本:純粋に嬉しかったです。ただ3年半も経っていたことに驚きました。イベントや付属物で収録する機会が多かったので、3年半空いた感じがしていないです。
――3rd seasonの台本を読まれて感じた印象をお聞かせください。
岡本:第1話の量の多さにまず驚きました(初回は90分SP)。収録を何日にも分けてやったのも印象的です。内容としましては大罪司教たちが揃い踏み、決戦感がありワクワクしてます。
――今シリーズを演じるにあたって、前シリーズとの違いを意識された点はありますか?
岡本:完全に仲間としてのスタートなので、岡本信彦として単純に嬉しいです。あと年齢のことももうみんな知っているので、中学生らしい可愛さみたいなものが出ればいいなと思いました。オーダーなどは特別なかったと思います。
――ここまでの収録での裏話があれば教えてください。
岡本:第1話の差し入れであったアーモンドプードルが美味しくてたびたび買いに行ってます。
叫びまくった回では、あるゲストキャラクターの声を当てている先輩に「大丈夫か?」と心配されたことが記憶に残っています。全力でやりきれていたのかなと、どこか嬉しい気持ちになりました。