『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』連載インタビュー第2回:烏旅人役・古川慎さん|ターゲットにしたプレイヤーを機能不全に陥れる、旅人の「イヤらしさ」と「強者感」
2024年10月5日(土)より放送中の『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』。
過酷なセレクションを乗り越えた潔世一たちが次に挑むのは、U-20日本代表との史上最もイカれた大一番(ビッグマッチ)! 己のエゴを世界に刻み、自らの手で運命を変えるため、史上最もアツい戦い(試合)が幕を明けます。
アニメイトタイムズでは、各話放送後にキャスト陣へのインタビューをお届け! 第2回は、烏旅人を演じる古川慎さんにキャラクターの注目ポイントや第2話の感想などをお伺いしました。
※本記事には、第2期第2話までのネタバレが含まれます。
第2話の旅人は「ひょっとするとより圧が強いかもしれません」
ーー「U-20日本代表戦」が中心となる第2期の物語の印象や魅力を感じる点について、お聞かせください。
烏旅人役・古川慎さん(以下、古川):これまでしのぎを削りあった面々が同じチームとなり、U-20の面々との闘いに赴く様は、一種のエモさがあると感じます。
現実でのU-20日本代表と言えば各方面から集められたドリームチーム的な側面もあると思いますが、“ブルーロック(青い監獄)”勢も負けないくらいのドリームチームなのでは…というような意味でも熱い展開ですね。
ーー烏旅人というキャラクターの第一印象や、演じるうえで大切にしていることを教えてください。
古川:ディレクションでよく言われたのは「イヤらしさ」ですね。随所に散りばめるよう気をつけています。烏という苗字の彼ですが、イヤらしさや厄介さは動物に例えるなら“蛇”っぽく、というディレクションも覚えています。
あとは関西弁。ガイド音声を事前に頂いて、そのニュアンスをキャラクターや映像での喋るスピードに落とし込んで行くんですけど、この作業がなかなか難しいです。
現場の関西出身の方に教えていただくこともあります。ありがたいです。
ーー第2話では、「U-20日本代表戦」のレギュラーをかけたチームA対チームBの試合が展開されました。乙夜影汰と共にツートップを張るシーンもありましたが、第2話の中で印象的だったシーンや物語を振り返ってみての感想はいかがでしょうか?
古川:収録後の感想になりますが、今まで本編での活躍が描かれていなかったキャラクター達なので、“ブルーロック(青い監獄)”を生き残った強者感みたいなものをしっかり出せていればいいなと思っています。ある意味それぞれの自己紹介的な話数でもあるので、今後も応援していただきたいですね。
ーー潔を「凡」呼ばわりするなど、旅人の的確な分析力と曲者感が全面に出たエピソードでもあったかと思います。どのようなことを考えてお芝居のアプローチをしていったのでしょうか?
古川:ターゲットにしたプレイヤーを(機能的に)殺せるように、ジワりジワりと害意を仄めかしてみたり、圧をかけてみたり…というような部分にポイントを置いています。
フィジカル的な部分も色々考えつつだったので、ひょっとするとより圧が強いかもしれません。
ーー最後に、今後の見どころや楽しみにしてほしいポイントを教えてください。
古川:もう公開されている通りU-20の面々との試合は大きな見どころですが、全編に渡って描かれる各々の成長や人間ドラマに刺激を貰っています。
個人的に刺さったのは絵心さんの長台詞です。
個々の活躍も勿論格好良いものになっているんじゃないかと思います。オンエアをお楽しみに。
[インタビュー/笹本千尋 編集/小川いなり]
連載バックナンバー
『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』作品情報
あらすじ
いくぞ、才能の原石共よ
時代を変えるのは俺たち“ブルーロック(青い監獄)”だ──
日本をW杯優勝に導く世界一のストライカーを育てるため、
日本フットボール連合は“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトを立ち上げる。
プロジェクトに招待されたのは300人の高校生。
しかも全員FW(フォワード)。
脱落すれば将来、サッカー日本代表へ入る資格を失うという極限状態の中、
選ばれし才能の原石たちは、ストライカーとしてのエゴを次々と覚醒させていく。
時に他人を蹴落とし、時に自らの進化を以て、過酷なセレクションを生き残ったのは35人。
エゴが渦巻く熱狂のサバイバルを乗り越えた彼らは、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトの存続を賭けて、U-20日本代表との史上最もイカれた大一番(ビッグマッチ)へと挑む!
今、己のエゴを世界に刻むため、自らの手で運命を変えるため、史上最もアツい戦い(試合)が始まる。
キャスト
糸師 凛:内山昂輝
凪 誠士郎:島﨑信長
雪宮剣優:江口拓也
乙夜影汰:河西健吾
烏 旅人:古川慎
蜂楽 廻:海渡翼
二子一揮:花江夏樹
蟻生十兵衛:小西克幸
千切豹馬:斉藤壮馬
我牙丸 吟:仲村宗悟
雷市陣吾:松岡禎丞
御影玲王:内田雄馬
馬狼照英:諏訪部順一
時光青志:立花慎之介
氷織 羊:三上瑛士
七星虹郎:波多野翔
剣城斬鉄:興津和幸
五十嵐栗夢:市川蒼
帝襟アンリ:幸村恵理
絵心甚八:神谷浩史
糸師 冴:櫻井孝宏
オリヴァ・愛空:日野聡
閃堂秋人:若山晃久
超 健人:笠間淳
狐里 輝:梶原岳人
若月 樹:坂泰斗
颯 波留:小野賢章
蛇来弥勒:白井悠介
仁王和真:佐藤拓也
音留徹平:土岐隼一
不角 源:小林親弘
士道龍聖:中村悠一
(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会