『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ )』坂本太郎役・杉田智和さん&朝倉シン役・島﨑信長さん&陸少糖役・佐倉綾音さんインタビュー|シリアスとギャグとアクションが“ビックリ箱”のように飛び出す「坂本商店」の日常
他者から語られることで成立する、坂本太郎の魅力
ーーアフレコでは3人一緒に収録されているのでしょうか?
杉田:そうですね。だいたい一緒に収録できました。
島﨑:基本的には僕ら3人だけというより、ゲストの方も含めて、その回のキャストが揃って収録しています。
ーー現場の雰囲気はいかがですか?
杉田:ガヤも含めて、やたらと屈強な声の人が多いですね(笑)。
佐倉:ムキムキのおじさんが沢山集まった回もありました。声の低いおじさんが現場の9割を占めていて(笑)。
島﨑:すごかったなあ。幸せな時間でした。
佐倉:こんなにおじさんが集まっているのに、誰も個性が被らないのはすごいなと。
杉田:バランスが良いから居心地が良いです。
佐倉:あの回のメンバーは傍から見たら絶対、声優の集団には見えないと思います。
島﨑:あとガヤ、モブも含めて、キャリアのある人が多い気がする。和気あいあいとしていますが、みんなプロフェッショナルなので、収録もスムーズです。
佐倉:他のお仕事でお会いする方も多くて、「あっ!? ここでも会えた」みたいな。そんな安心感がありますね。
島﨑:瞬時に色々な要求に応えて、お互いの芝居も聴きながら作れている気がするので、本当に気持ちがいい現場です。
ーー最後に、本作の見どころとキャラクターの注目ポイントをお聞かせください。
佐倉:マンガだからこその表現がどうアニメで落とし込まれているのかは、個人的にも楽しみです。殺し屋が次から次へとパレードみたいに出てくるので……。
島﨑:確かにパレード感あるかも。
佐倉:一度に大量投入されることもあって、みんな個性豊かなので、「殺し屋がこんなに個性的で良いのかな?」と心配になるくらい(笑)。
そんな殺し屋たちが個性豊かなキャストのみなさんによって彩られているので、坂本一味も負けないように頑張っています。生死をかけた戦いと穏やかな日常の緩急も合わせて楽しんでいただきたいです。
島﨑:僕らも「1話限りのキャラクターにこんなすごい役者さんが!?」とビックリすることがあります。ただ、それは話題性を狙ったわけではなく、キャラクターの濃さに負けない役者さんをキャスティングした結果じゃないかなと。
シリアスやぶっ飛んだギャグ、格好良いアクション、日常から非日常的なものまでごちゃ混ぜで、ビックリ箱のように飛び出してきます。毎回飽きずに観られる作品になっているんじゃないかなと。シンも坂本さんに付いていこうと一生懸命頑張っているので、見守っていただけると嬉しいです。
ーーソリッドなアクションとは対照的な坂本家の日常も見どころですね。
杉田:「このほんわか空間を死守したい」と思えるようなお芝居を葵役の東山さんがしてくれているので、坂本の気持ちは共感できます。
佐倉:シンとルーは早い段階で坂本家に居候しますが、二人が馴染むのもかなり早かったですね。
島﨑:それは馴染めるようにしてくれる坂本家が素敵だからだと思います。
杉田:最近、やっと余裕を持って全体を見渡せるようになったので、「このアニメには魅力的なキャラクターがたくさん登場します。特に坂本商店のメンバーをよろしくお願いします」と言えるようになりました。
坂本太郎の魅力は僕自身が語るのではなく、他者から語られることで成立するものだと思っています。だからこそ、ふたりのことを是非よろしくお願いします。
[インタビュー/永井和幸 撮影/小川遼 編集/小川いなり]
『SAKAMOTO DAYS』作品情報
2025年1月11日(土)より
テレ東ほかにて毎週土曜23時から放送開始!
あらすじ
全ての悪党が恐れ、全ての殺し屋が憧れたその男は――ある⽇、恋をした‼
コンビニで働く葵に⼀⽬ぼれした坂本は、あっさりと殺し屋を引退。
結婚、娘の誕⽣を経て、のどかな街で個⼈商店を営む坂本は、かつての⾯影が無いほどに……太っていた‼
愛する家族との平和な⽇常を守る為、元・伝説の殺し屋が、次々と迫りくる刺客に挑む。
⽇常×⾮⽇常のソリッドアクションストーリー、ここに開幕‼
キャスト
(C)鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS製作委員会