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『氷菓』の聖地でスタンプラリー開催中! 作中に登場する喫茶店もご紹介

TV放送から10年以上経った今でも人気の『氷菓』のスタンプラリーに参加して聖地を盛り上げよう!  作中に登場する喫茶店もご紹介

直木賞受賞作家の米澤穂信先生が描く、省エネ少年と好奇心少女が送る青春ミステリー『氷菓』。TVアニメ放送から10年以上経った今でも、なお絶大な人気を誇るこの作品は“訪れてみたい日本のアニメ聖地88”にも選ばれています。

現在、聖地の岐阜県高山市では高山本線全線開通90周年を記念して『氷菓』のスタンプラリーを開催しています。

本稿では筆者が実際に行ったスタンプラリーの感想、そしてスタンプラリー以外の聖地巡礼ポイントを写真を交えながらご紹介! 奉太郎やえるが歩いた街をスタンプラリーをしながら歩いてみませんか?

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氷菓
省エネを信条とする高校一年生、折木奉太郎は、ひょんなことから廃部寸前のクラブ「古典部」に入部することに。「古典部」で出会った好奇心旺盛なヒロイン、千反田える、中学からの腐れ縁、伊原摩耶花と福部里志。彼ら4人が神山高校を舞台に、数々の事件を推理していく青春学園ミステリ。「わたし、気になります!」奉太郎の安穏とした灰色の高校生活が、この一言で一変してしまった!!作品名氷菓放送形態TVアニメスケジュール2012年4月21日(日)~2012年9月16日(日)TOKYOMX・BS11ほか話数全22話キャスト折木奉太郎:中村悠一千反田える:佐藤聡美福部里志:阪口大助伊原摩耶花:茅野愛衣折木供恵:雪野五月遠垣内将司:置鮎龍太郎入須冬実:ゆかな糸魚川養子:小山茉美十文字かほ:早見沙織江波倉子:悠木碧スタッフ原作・構成協力:米澤穂信(角川文庫刊「古典部シリーズから」・少年エース連載)監督:武本康弘シリーズ構成:賀東招二キャラクターデザイン:西屋太志色彩設計:石田奈央美美術監督:奥出修平撮影監督:中上竜太設定:唐田洋編集:重村建吾音響監督:鶴岡陽太音楽:田中公平主題歌OP1:「優しさの理由」ChouChoED1:「まどろみの約束」千反田える&井原摩耶花OP2:「未完成スト...

スタンプラリー1箇所目 飛騨高山観光案内所

1箇所目はJR高山駅東口にある「飛騨高山観光案内所」です。電車で高山に訪れる方にはとても便利な場所となっています。観光パンフレットなどもたくさん置かれているのでスタンプラリー以外の観光にもとても役立ちます。

まずはここでスタンプラリーの台紙をもらって1つ目のスタンプを押します。スタッフさんに台紙をもらってスタート! 

▲スタンプラリー台紙

▲スタンプラリー台紙

▲舞台探訪マップも一緒に貰えました

▲舞台探訪マップも一緒に貰えました

▲舞台探訪マップ裏面

▲舞台探訪マップ裏面

この省エネモードのなんとも言えない顔の奉太郎がいいですね!

▲1箇所目は奉太郎のスタンプ

▲1箇所目は奉太郎のスタンプ

スタンプラリー2箇所目 飛騨高山にぎわい交流館大政

2箇所目は飛騨高山で有名な古い町並みからほど近い「飛騨高山にぎわい交流館大政」です。

こちらの施設は大正時代末期に建築された町家である旧大政染物店を改修・整備した施設で、現在はまちなかの案内や観光案内のほか、市民や観光客が自由に休むことができる憩いの場となっています。

今回のスタンプラリーは5箇所とも歩いていける範囲にあるため、観光や散策をしながら楽しめる素敵なスタンプラリーです。古い町並みでは飛騨牛寿司やお団子などを食べ歩きできたり、お土産屋さんもたくさんあるので歩いているだけでもとても楽しいです!

こちらのスタンプはえる。入ってすぐの場所にスタンプ台がありました。今にも「気になります!」と言い出しそうな顔ですね!

▲2箇所目はえるのスタンプ

▲2箇所目はえるのスタンプ

作中に登場する喫茶店をご紹介!

少し話は逸れますが『氷菓』の聖地巡礼として人気の喫茶店が古い町並みの近くに2箇所ありますのでご紹介します!

バグパイプ

こちらはアニメ第2話「名誉ある古典部の活動」、第3話「事情ある古典部の末裔」でえるが奉太郎に氷菓事件の解決をお願いした喫茶店です。

アニメでは「パイナップルサンド」という名前で登場しました。外観も内観もアニメでは忠実に再現されており、『氷菓』ファンにはたまらないお店です。店内はアニメと同じように掛け時計がたくさんあり、レトロでクラシックな雰囲気がとても素敵です。

奉太郎とえるが座った席が偶然空いていたため、そこで私は今回ブレンドコーヒーをいただきました。(水出しコーヒーもおすすめ)

喫茶去かつて

こちらはアニメ第10話「万人の死角」で奉太郎と入須先輩が訪れた喫茶店。アニメでは「喫茶一二三」という名前で登場しました。こちらは先程紹介したバグパイプさんの近くにあります。

バグパイプさんは洋風な感じでしたがこちらは和風の雰囲気でとても趣があります。大人っぽい入須先輩が選んだのも納得のお店でした。

こちらの店内はアニメで忠実に再現されているわけではなく、店内の色々な箇所が合わさってアニメに登場しているようです。こちらでは入須先輩が飲んだと思われるお抹茶をいただきました。きちんと苦みのある本格的なお抹茶が楽しめます。

スタンプラリーで歩き疲れたらこちらで休憩してはいかがでしょうか! どちらも常に混み合っている印象があるので、朝一に行くことをおすすめします。

スタンプラリー3箇所目 高山市図書館 煥章館(かんしょうかん)

休憩と巡礼も楽しめたのでスタンプラリーに戻ります。3箇所目は第18話「連峰は晴れているか」で奉太郎とえるが調べ物をするために訪れた図書館。

こちらはフランス風の外観がとてもお洒落で、外観だけでも感動するレベルの建物です。アニメでは館内が非常に忠実に再現されていて、館内を散策するだけでとても楽しめます。

せっかく聖地巡礼で訪れたので館内写真を撮りたい! という方は事前に申請をすれば写真撮影が可能です。図書館の公式YouTubeで館内撮影申請のやり方を丁寧に解説してくださっているので参考にしてみてください。

奉太郎の中学時代の英語教師、小木先生のことで過去の新聞を調べてもらっていたカウンターや立ち読みをしていた本棚、新聞を読んでいた窓際の席など、まさにアニメそのまま。今ここに奉太郎とえるが現れるんじゃないかと錯覚するほどです!

こちらのスタンプは里志。スタンプ台は1階のカウンター横のわかりやすい場所にありました。里志らしい明るい表情がとても良いですね!

▲3箇所目は里志のスタンプ

▲3箇所目は里志のスタンプ

スタンプラリー4箇所目 飛騨山王宮日枝神社

4箇所目は第1期OPと第20話「あきましておめでとう」に登場する飛騨山王宮日枝神社です。先輩であり、えるの友人・十文字かほさんのお家で、作中の荒楠神社のモデルとなっています。

こちらの神社は1つ前の図書館からは徒歩20分ほど、古い町並みのあたりからは徒歩10分ほどの場所にあります。境内は緑豊かな木々が生い茂り、立派なご神木がいくつも並んでいるとても素敵な場所です。

第1期のOPでは古典部の4人が階段を降りてくるシーンで登場し、20話ではお正月にえるに呼び出された奉太郎がえると納屋に閉じ込められてしまうエピソードに登場します。境内の描写は作中で非常に忠実に再現されていますが、2人が閉じ込められた納屋は参道から少し引っ込んでおり、実際の納屋は作中よりも少し小さめでした。

こちらのスタンプは摩耶花。少し物憂げな摩耶花の表情が素敵なスタンプです! スタンプ台は社務所の横に設置されています。こちらで旅の安全の祈願もしてきました。

▲4箇所目は摩耶花のスタンプ

▲4箇所目は摩耶花のスタンプ

スタンプラリー5箇所目 中橋観光案内所

5箇所目は中橋観光案内所、ラストのスタンプ場所です。こちらは作中に登場する巡礼地ではありませんが“訪れてみたい日本のアニメ聖地88”で2018年から7年連続氷菓が選ばれたことから、認定プレートと御朱印が中橋観光案内所に設置されています。

レンガ造りの建物が目印で、こちらにも観光パンフレットがたくさん置かれていました。古典部4人を演じる声優陣のサインなども飾ってあり、まさにスタンプラリーの最後にふさわしい場所でした!

最後は「氷菓×飛騨高山」の文字が入ったスタンプ。すべて集め終わったら観光案内所のスタッフさんに台紙を見せて完了! スタンプを集めた記念に『氷菓』高山本線全開開通90周年記念ポストカードをいただきました。

▲ラストは氷菓×飛騨高山のスタンプ

▲ラストは氷菓×飛騨高山のスタンプ

▲コンプリート!

▲コンプリート!

さらに別紙のQRコードからアンケートに答えると飛騨のお土産として湯の花(入浴剤)が貰えます。

▲記念ポストカードと入浴剤

▲記念ポストカードと入浴剤

聖地巡礼で地方を盛り上げよう!

実際にスタンプラリーをしてみて、改めて『氷菓』の描写の細かさに感動しました。まるで自分が作品の中に入り込んだような気持ちになり、スタンプラリーをやりに来て良かったと思いました。

放送から10年以上経っている作品にも関わらず根強いファンがたくさんいる『氷菓』。今回『氷菓』が好きな夫と夫の友人と3人でスタンプラリーをしたのですが、わたしたち以外にもたくさんの方がスタンプラリーに参加されており、特に海外の方が多い印象を受けました。

他にもカップルや親子、1人でスタンプラリーをしている方などたくさんの『氷菓』ファンがこのスタンプラリーを楽しんでいました。

聖地に訪れることはアニメの世界に触れられるのはもちろんのこと、観光やお土産を買ったりしてその土地にお金を落とし活性化できるのがいいところです。

スタンプラリーは2025年1月25日(土)までなので、みなさん是非参加して『氷菓』と飛騨高山を盛り上げましょう!

スタンプラリー開催概要

■開催期間

令和6年10月25日(金)〜 令和7年1月25日(土)

■参加方法

①飛騨高山観光案内所でスタンプ台紙(無料)を入手します。

②5か所のスタンプ設置場所を巡り、台紙にスタンプを捺していきます。

③全てのスタンプを集めた台紙を中橋観光案内所にて確認してもらうと、記念ポストカードがもらえます。

■スタンプ設置場所

「飛騨高山観光案内所(JR高山駅東口)」

「飛騨高山にぎわい交流館 大政」

「高山市図書館 煥章館」

「飛騨山王宮日枝神社」

「中橋観光案内所」

■詳しくはこちら

『氷菓』作品情報

氷菓

あらすじ

省エネを信条とする高校一年生、折木奉太郎は、ひょんなことから廃部寸前のクラブ「古典部」に入部することに。「古典部」で出会った好奇心旺盛なヒロイン、千反田える、中学からの腐れ縁、伊原摩耶花と福部里志。彼ら4人が神山高校を舞台に、数々の事件を推理していく青春学園ミステリ。「わたし、気になります!」奉太郎の安穏とした灰色の高校生活が、この一言で一変してしまった!!

キャスト

折木奉太郎:中村悠一
千反田える:佐藤聡美
福部里志:阪口大助
伊原摩耶花:茅野愛衣
折木供恵:雪野五月
遠垣内将司:置鮎龍太郎
入須冬実:ゆかな
糸魚川養子:小山茉美
十文字かほ:早見沙織
江波倉子:悠木碧

(C)米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会
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