『PUI PUI モルカーザ・ムービー MOLMAX』公開御礼舞台挨拶イベントレポートが到着！　まんきゅう監督、原案・総監修を務めた見里朝希氏が登壇

2024年11月29日（金）より公開中の映画『PUI PUI モルカーザ・ムービー MOLMAX』。

公開から3週間を迎えた12月22日（日）、TOHOシネマズ池袋にてティーチイン付きの公開御礼舞台挨拶が開催されました！

本作の監督を務めたまんきゅう監督に加え、原案・総監修を務めた見里朝希氏が登壇。制作の裏話や本作の⾒どころを振り返るトークが繰り広げられ、大きな盛り上がりを見せた舞台挨拶の模様をお届けします。

モルカーたちがAI化！？モルシティにもハイテク時代到来！この世界でもついにハイテクなAIのモルカーが登場！ドライバーたちは次々と最新鋭のAI（あい）モルカーに乗り換えていく。そんなある日、ポテトたちは謎の集団とAIモルカー“カノン”とのカーチェイスに巻き込まれてしまう。そこに凄腕ドライバーが現れ、ピンチから助けてくれる。どうやら彼は、いなくなった相棒のモルカーをずっと探している最中だという。それを聞いたポテトたちは“カノン”のＡＩ機能を使って行方不明のモルカーを探す旅に出るが…。作品名PUIPUIモルカーザ・ムービーMOLMAX放送形態劇場版アニメシリーズPUIPUIモルカースケジュール2024年11月29日（金）キャストつむぎ（モルモット)糸（モルモット）メニメニアイズカンパニーCEO：相葉雅紀ドッジのドライバー：大塚明夫大魔法天使もるみ：田村ゆかりカノン：村瀬歩乙姫様：鬼頭明里AIモルカー：鬱先生（まじめにヤバシティ）　ちーの　最高コーラスタッフ原案・総監修：見里朝希監督：まんきゅう脚本：柿原優子副監督：小林丸コンテ：まんきゅう　志賀健太郎サブキャラクターデザイン：岸田優モデリングディレクター：木村優美術設定：綱頭瑛子(草薙)美術監督：田辺浩子(草...

『PUI PUI モルカーザ・ムービー MOLMAX』公開御礼舞台挨拶イベントレポート

本編上映後、劇場は盛大な拍手に包まれ、見里朝希がポテトのパペットを、まんきゅう監督がポテトのぬいぐるみを手に登場。今回が初の舞台挨拶となる見里は、「『PUI PUI モルカー』の生みの親です！今回の映画では原案と総監修を務めました。こちらは実際にストップモーションで使った本物のポテトです」と、満を持しての挨拶を行いました。

さらに、二人とともに劇場に駆けつけた、紫色の体にヘッドホンを着用し両脇にはスピーカーを背負った音楽担当の《DJモルカー》のぬいぐるみを見て、見里は「私が今回、映画でDJモルカーのドライバーの声を友情出演で務めまして…」と語り、まんきゅう監督は「今回、収録で新しく録らせていただいて。収録のときすごく面白くて、みんなでゲラゲラ笑って、一発OKです！という感じでした」と、早速の裏話で笑いを誘いました。

映画公開から3週間が経過したことに触れ、周囲からの反響について、見里は「元々ストップモーションだった作品が初めての長編CGアニメ化して、初めてセリフが入ったので、果たしてどうなるのか…という思いはありました。総監修として作品を見ていたので、まんきゅうさんはじめ制作陣の皆さんのモルカーに対する解像度の高さによって、世界観をそのままに新しい表現として成立した作品になったなと思ってはいたのですが。実際に公開するまではお客さんの反応は分からないので、意外とちゃんと皆さんに受け入れていただいて、ちょっとホッとしています」とコメント。

また、制作中の二人の印象的なエピソードを聞かれると、まんきゅう監督は「本作にでてくる”メニメニアイズカンパニー”の会社のロゴが、今回は結構重要なデザインだったので、なんとしてもアニメーションチームでデザインを出して決めようとなり、たくさん出したのですが、見里さんが出したデザインがあまりに良すぎて、みんなぐぅの音も出ずに「これでいきましょう」と決まりました。アニメーションチームも頑張ってアイデアを出してくれたので、なんとか供養できないかな、ということで、”メニメニアイズカンパニー”のみんながまだ学生の頃に使っていた地下のラボのシーンにボツになったデザイン案がいっぱいあります。見里さんとは、もちろんストーリーやデザインに関してのやり取りもあって、出せば出すほど良くなっていく、どんどんブラッシュアップしながら作っていったのがすごく印象的でした」と裏側を明かしつつ振り返りました。それを受けて見里も「監修の際、自分も監修の域を超えたわがままとかも言ってしまったりしたんですけど、それにすごく頑張って応えようとしてくださったのが、すごく嬉しかったですね」とコメントしました。

そしてイベントは、見里とまんきゅう監督が会場のお客さんからの質問に答えるコーナーへ。

「カノンのAIについて何か裏話はあるのでしょうか？」との質問に、まんきゅう監督は「カノンはプロトタイプのAIモルカーなので、自我がちゃんと残っているという認識で制作していて。なので、たまに強制力が働いて勝手に検索した場所に連れていっちゃうとか、完璧じゃないAIのような、モルカーとAIモルカーの中間にいる立ち位置にしたいので、不安定な要素をあえて残して作っています」と回答。

続けて「どのモルカーが一番好きですか？」という質問に、見里は「一番のお気に入りはやっぱりポテトなのかなと思っています。理由としては、実はつむぎの前にミルキーっていうモルモットを飼っていて、その子の声を私の大学の卒業制作に使ったりしまして。ミルキーとつむぎの柄が似ているんですよね。その柄がすごくイメージとして焼き付いて、ポテトはその柄に近いものになっているので、より一層思い入れはあるのかなと思います。他のキャラクターもすごく魅力的なので、なかなか決められないところはありますね。成り行きでDJモルカーのドライバーを演じたので、DJモルカーにも思い入れがあったり」と回答。

続けて「お二人はどのモルカーと一緒にどこにいきたいですか？」という質問に、まんきゅう監督は「実は尺がオーバーしてカットしたシーンもたくさんあるんですが、うんち探しの旅は、当初はメインのモルカーたちが一台ずつ目立つような作りになっていました。チョコが石器時代に行ったときは、最初は槍と斧の人が戦っていて、戦っている最中にチョコが自分のつけているお花を槍と斧の人につけてあげて、それでみんなの気持ちが和んで戦争が終わる、というネタがあったり。テディは竜宮城で乙姫様から玉手箱をもらって、それを食べて老化する、というシーンもあったり。それらは泣く泣くカットしたので、今の自分としてはテディとチョコと一緒にどこか行けるといいな、と思っています」と語り、続々と飛び出す裏話と笑いを交え、充実したティーチインの時間となりました。

盛り上がりも最高潮のなか、イベントはいよいよ終幕へ。

最後に、まんきゅう監督は「エンディングにたくさんイラストがありますが、あそこに実は制作スタッフの皆さんが登場していて、相葉（雅紀）さんや大塚（明夫）さんや、他の出演者の方々も出たりされているので、よかったらその辺もじっくりと、誰かな？なんて思いながら見ていただけると嬉しいです。ちなみに僕も出ています！」
見里は「今回、かなり回数を重ねて見てくださったという方も多くいらっしゃいまして、本当に圧倒されております。モルカーは元々六畳一間のアパートで作っていた作品だったので、それがこんな大劇場で、しかも相葉さんや大塚さんなど立派な方達によって作られて、本当に成長したなという感慨深さもあります。私もモルカーを今後どうしていくかを考えていきたい思いもありますので、これからも応援していただけると大変ありがたいです。本日はありがとうございました！」と、舞台挨拶の締めくくりにふさわしいメッセージを送り、特別なティーチインイベントは大きな拍手の中で幕を閉じました。

イベント概要

【日時】12月22日（日）
【会場】TOHOシネマズ池袋スクリーン3
【登壇者（敬称略）】
見里朝希（原案・総監修）、まんきゅう（監督）

『PUI PUI モルカーザ・ムービー MOLMAX』作品情報

あらすじ

モルカーたちがAI化！？
モルシティにもハイテク時代到来！

この世界でもついにハイテクなAIのモルカーが登場！
ドライバーたちは次々と最新鋭のAI（あい）モルカーに乗り換えていく。

そんなある日、ポテトたちは謎の集団とAIモルカー“カノン”とのカーチェイスに巻き込まれてしまう。そこに凄腕ドライバーが現れ、ピンチから助けてくれる。どうやら彼は、いなくなった相棒のモルカーをずっと探している最中だという。それを聞いたポテトたちは“カノン”のＡＩ機能を使って行方不明のモルカーを探す旅に出るが…。