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冬アニメ『もめリリ』桜木つぐみ×若山詩音が語る映像美とキャラクターの魅力/インタビュー

冬アニメ『もめんたりー・リリィ』桜木つぐみさん(高台寺えりか役)×若山詩音さん(薄墨ひなげし役)インタビュー|絆と割烹が織りなす新感覚バトルアニメの魅力とは?

 

バトルシーンも水着回もGoHandsらしいアングルに注目

──GoHandsによるアニメーションを観て、印象的だったところはありますか?

桜木:えりかは、何だか別人格を持っているパーツがありましたよね?

若山:なるほど……上下左右に動く、大きなボールのようなあれですね。

桜木:あれは随意運動だったと思う(笑)。まぁそれはそれとして、癖(へき)がわかっているなぁと思いました。

若山:癖!

 

 
桜木:水着回があるんですけど、ひなちゃんのおしりの上のくぼみとか、よく抑えてるなぁって思いました。そういう意味で、我々の心を捉えて離さないんです。

──水着回のアングルもすごそうです。

若山:やっぱりGohandsさんの作品は、アングルがすごいですよね。足元から撮っていくのって遠近感が難しいし、キャラクターの魅力が描ききれない可能性もあるアングルだと思っているんですけど、GoHandsさんの手にかかればすごくかわいいんです。戦闘シーンのカメラワークもすごくて、これを本当に手で描いているんだな…ってなります。

桜木:わかりやすいところは、髪の毛一本一本まで描かれている。まさしく髪(神)が宿っているフィルムですよね。

若山:ビルの上を走り回ったり、空中を飛んでいったり、バトルシーンも本当にすごかったです。

桜木:何よりもすごかったのは、アフレコ時にその映像を見れていたことで!

若山:なので私たちの能力も試されていました(笑)。「あなたたち、アテレコできますか?」という感じで。でも、この素晴らしい映像に声を乗せなきゃ!と思うので、良い相乗効果を生み出せて、本当に感謝しています。

 

 

──ちなみに、アフレコはどのような感じだったのですか?

若山:実は収録はかなり前で、まだ分散で収録していたんですよ。最初の方はえり姉と一緒に録れていたのですけど、最後の方は別々で。

桜木:会えないことも、わりとありましたね。

──映像がある中でのアフレコでは、どんなディレクションがあったのですか?

桜木:とにかくえりかは「異様なくらい明るく」と言われていました。「それが逆に浮いてミステリアスが深まっちゃうくらいで大丈夫です」というディレクションをいただいていたので、1人だけ明るかったし、いつどこにいても「えりか」というのは意識していました。

あと、これは私も含めてですけど、キャラクターのアクションが大きかったので、フィルムに負けないくらい、皆さん体を動かしながら演じていたんです。久野さんは、空を飛んでるみたいなシーンが多かったので、本当に飛んでるくらい体を動かしてらっしゃって。だから私も大きなお芝居を意識していました。

若山:ひなげしは真剣なところとふざけるところと繊細なところ……いろんな側面を見せてくれるんです。物語の会話のテンポ的にも、大体ツッコミ役に回るのですが、ふざけるところでは「これはひなげしなのか?」っていうくらいコメディに走りました。そういった変化を大きく付けるようにディレクションをいただいていたので、それに応じながら作っていきました。

 

 

──お二人の掛け合いはどうでしたか?

若山:それが、あんまり掛け合えていないんです。この作品、テス本(※テストを兼ねた本番。本来のアフレコでは、テストがあって本番があり、テストではセリフが被っていても同じラインで行われる)なので、最初から別で録っていたんです。

桜木:声は聞いていたんですけどね。

若山:こういう感じで来る、というのはわかっていたのですが、同時には録ってはいなかったんです。

桜木:セリフがほぼ被っていたから……。

若山:お当番回も全被りだったので、キャッチボールはできなかったですね。

──では、アフレコでもあまり話す機会はなかったのですね。

 

 
桜木:私、この作品が、アニメの初レギュラーで、実は勉強のために、皆さんの演技をブースで見させていただいたんです。しかもアフレコをしているほうではなく(監督や音響監督がいる)調整室のほうで。

若山:そ、そ、そうなんですか!

桜木:皆さん、もともと知っている方が多かったと思うんですけど、私は詩音ちゃんともはじめましてだったんです。でも、皆さんのお芝居を裏で聞いていたので、私は勝手に皆さんのことを知っていたし、姿も見ていたので、こっそり親愛を深めていました(笑)。

若山:嬉しい(笑)。でも、桜木さんはコミュニケーション力がお化けだし、そういう積極的に交流を持ってくれる方がいっぱいいる現場だったので、コミュ力のあまりない私でも全然困りませんでした。

桜木:調整室に入るのは初めてだったんですけど、ポジティブなリアクションばかりで、たとえばさざんかさんはいつも素敵なギャルなんですけど、今日のギャルはひときわ素敵だから、もうちょっとギャルを足しちゃおう!みたいな感じで、セリフが追加になっていたり。そういうのは裏で見ていて、すごく楽しかったです。ある意味、秘話かもしれないですけど。

若山:アフレコブースにいると、まったくわからないので、罵詈雑言が飛んでなくて良かった……(笑)。そんなに温かったんですね。

 

 

──それでは最後に、放送開始を楽しみにしているファンへ、メッセージをお願いします。

桜木:フィルムがとても美しいので、それを毎週30分浴び続けてほしいです。驚きの展開の連続なので、最後まで一緒についてきていただけたらと思います!

若山:登場人物たちの『仲良しワチャワチャ感』と『協力プレイのバトル』を楽しんでいただきたいです!割烹とかもあるので、全部楽しいと思います。

桜木:まずは、第1話のアバンは絶対に見てほしいですね! 戦っているカッコいいシーンに、セリフをすごくたくさん録っていただいたので、あの疾走感や冒頭の桜の美しさなど、この作品の魅力が詰まっているので、よろしくお願いします。

 
[文・塚越淳一]

 

作品概要

もめんたりー・リリィ

キャスト

河津ゆり:阿部菜摘子
高台寺えりか:桜木つぐみ
薄墨ひなげし:若山詩音
霞れんげ:村上まなつ
吉野さざんか:久野美咲
咲耶あやめ:島袋美由利

(C)GoHands/松竹・もめんたりー製作委員会

 

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