
【今週の『ブルーロック』の話題は?】「暗い過去がありながら、頑張るカイザーは最高だ」 凛に対し、暗黒育ちのカイザーが見せた意地のフィジカルが炸裂!<第290話「BLUE BAD BOY」>
金城宗幸先生(原作)、ノ村優介先生(作画)による人気漫画『ブルーロック』(講談社コミックス刊)。少年マガジン公式無料漫画アプリ「マガポケ」(また、週刊少年マガジン)では、第290話「BLUE BAD BOY」が配信されました。
新英雄大戦優勝決定戦の最終局面では、糸師凛の爆発(バスカット)によりフランスの逆襲が始まった。しかし、ミヒャエル・カイザーが意地のフィジカルで凛を食い止める――。本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『ブルーロック』最新話(第290話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、少年マガジン未読の方はご注意ください。
凛の爆発でフランスの逆襲が始まるのか…?!
新英雄大戦(ネオエゴイストリーグ)優勝決定戦 バスタード・ミュンヘン(ドイツ)VS P・X・G(フランス)の試合も佳境を迎えようとしています。
最新話にてフランスの糸師凛の“破壊”の才能が爆発! 「凛がまたベロ出してる!!!!」「最新話激アツで鳥肌立ったわ」というコメントも上がり、フランスの逆襲、シャルル・シュヴァリエのパスから始まるプレイでグランドフィナーレが飾られるのか――。
そんな中で、焦りを見せていたのが潔世一。自身とカイザーの即興の化学反応を凛はどうやって見抜き、対応したのかを考えていると、並走してきた凛が「ベタ付き4m」と潔の思考を読んでいるかのような発言をします。つまり、潔の半径4m範囲内にいれば潔の行動は止められるということ。
凛と4m以内で勝負するしかないと悟った潔に対し、凛は「お前の思考も自由も夢も精神も一番大事なモノ全部――壊してやるから!!!」とモノローグで話しているのですが、この“破壊神・凛”の描写に読者からは「凛、最強じゃん」「痺れる〜〜〜〜」「このままフランスが勝つ?!」とのコメントが寄せられました。
“暗黒育ち”のカイザーが凛を食い止める
しかし、第290話の後半で新たな展開が生まれます。
ボールをキープしている凛と潔は再び並走。「やろーぜ ラストバトル」と凛はゴールを目前に潔を挑発します。潔はこの土壇場で「潔(おれ)は何度でも死ぬ捨て駒!! だから今、来い“道具(マシーン)”!!! 」と願うのですが、潔の予想通りそこに現れたのは潔と同じ秀才型のカイザーでした。
「ここだろ?クラッシュシュートポイント クソお邪魔します」といつもは潔を邪魔する際に用いていた常套句「クソお邪魔します」を、今は凛に向かい言い放ちます。
「最高だ カイザー」という潔の言葉通り、「ブルーロック最新話やばい。カイザー最高にかっこいいよお前」「“クソお邪魔します”が遂にいい意味で使われたか。激熱展開来ちゃったね」と絶賛の読者の姿も見受けられました。
その展開すらも読んでいた凛は「その熱を待ってたぜ…!!」とターゲットを潔からカイザーへとスライド。ボールをキープしたままカイザーと衝突し、カイザーを倒そうとするのですが……暗黒育ちのカイザーが意地の身体暴力(フィジカルコンタクト)で体勢を持ち直し空中で自転するという常人にはありえないプレーでボールを奪いました。
「ガキの頃から英才教育を受けてんだわ」「俺はクソ物…人間(てめぇら)とは育ちの悪さが違ぇんだよ!!!」と、実の父親から受けていた身体暴力を“英才教育”という言葉で皮肉に話したり、「俺はクソ物」と自身を卑下する描写にカイザーのこれまでの想いが詰まっていたように感じてなりません。
潔からは「神かよクソ超英雄…!」という言葉が、読者からは「カイザー推しからしたら最高すぎる!あんな過去がありながら、くっそパワーワード創り出すカイザー大好きだ!」「クソ超英雄すぎるだろ。ずっとかっこいいよ」「頑張るカイザーは最高だ」と絶賛の嵐が起こっています。
[文/笹本千尋]