
「主」×「執事」がコンセプトの男装アイドルユニット「xxLeCœur(ルクール)」座談会インタビュー第3回|「どんな闇の中でも、ひとつの光を照らしていけるような存在になりたい」
「主」×「執事」がコンセプトの男装アイドルユニット「xxLeCœur(読み:ルクール)」。2025年3月26日(水)より、1st Mini Album「xxLeCœur」がリリースとなります。
アルバムのリリースを記念して、アニメイトタイムズでは座談会インタビューを実施。ライブやミュージックビデオの演出において意識した点や今後の展望についてなど、たっぷりお話しいただきました。
ベールに包まれた「xxLeCœur」の深層を垣間見ることができる本インタビューは、全3回にわたってお届け。第3回となる本稿は、アメさんとイヴさんの撮り下ろし写真とともにお楽しみください。
「xxLeCœur」圧巻のパフォーマンスはどのように生まれる?
──xxLeCœurといえば圧巻のパフォーマンスも魅力ですが、みなさんが意識されているポイントについてお聞かせください。
ルカさん(以下、ルカ):僕が執事たちの膝の上に座ったり、彼らを引っ張っていくというようなパフォーマンスをしている楽曲があります。改めて、そのようなギミックにも注目していただきたいなと思っています。
リアムさん(以下、リアム):激しい振り付けながら一つひとつ丁寧に、無駄のない動きを指先まで意識しています。細かい箇所までご注目ください。
イヴさん(以下、イヴ):僕は抱えたトラウマに対して、「ただ闇に沈む」のではなく、「そこから反抗していく姿勢」も大事にしています。
自分の醜い感情や見たくない思い出も全部、歌のエネルギーに込めているので、音源はもちろん、ぜひライブで生の歌声を聴いていただきたいなと思います。
──「ボナペティ」でもBメロが印象的なのですが、そういったニュアンスが込められているんですね。
イヴ:そうですね。うまく歌おうとか、カッコよく歌おうとか……このような意識もユニットとして大事ではあるのですが、曲にしっかり入り込んで、自分の内側の感情から目をそらさないことも大切なんです。本当に心の奥をさらけ出してこそ、みなさんに伝えられるものがあるのかなって。
……闇の中に入り込みすぎて、正直つらくなることもあります。でも、その先にきっと見えるものがあるはずなので、向き合いながら歌っています。
──アメさん、ノエさん、ルネさんはいかがでしょうか?
アメさん(以下、アメ):ルカが言っていたように、僕たちは椅子役をやることがあります。自分の膝が壊れたとしても、ルカのためだったらやってあげたいなと。
特に『ボナペティ』のパフォーマンスを観ていただければ、「あ、この人が主人なんだな」とわかると思います。ご注目ください。
ノエさん(以下、ノエ):パフォーマンス中は言葉を発せない場面が多いので、そのぶん表情や自分しか出せない雰囲気を表現しようと考えることが多いですね。私のモチーフは「羽」なので、綺麗で儚い雰囲気を意識しようとしています。
主のルカさんが醸し出す雰囲気がイメージにぴったりなのですが……なかなか理想には辿りつかないですね。これからも頑張ります……(笑)。
ルネさん(以下、ルネ):僕は他のメンバーよりも身長が低いので、ダンスをする時は腕や上半身をたくさん伸ばして大きく見せるようにしています。
こちらは僕なりに頑張っているところなので、みなさんと同じシルエットになれていればいいなと。ぜひ注目して見ていただきたいなと思います。