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- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。

2026年4月より放送のTVアニメ『黄泉のツガイ』。月刊「少年ガンガン」で大好評連載中の、日本を舞台にした幻怪ファンタジー作品で、『鋼の錬金術師』や『銀の匙』などで知られる荒川弘先生の最新作としても注目を集めています。
“夜と昼を別つ双子”の兄・ユルと妹・アサを中心に、妖怪のような、幽霊のような、“ツガイ”と呼ばれる「ふたつでひとつの対なる存在」を使役するツガイ使いたちの戦いが描かれる物語です。
本稿では、主人公・ユルの情報をまとめました。基本プロフィール、性格・人柄、能力、従えるツガイとその関係に加え、妹・アサとの関係や担当声優情報まで一挙にお届けします。
※本稿にはネタバレ要素が含まれます。
年齢:16歳
従えるツガイ:右・左
特技・能力:狩猟
閉鎖的な村・東村に住む少年。“夜と昼を別つ双子”の片割れ。狩猟の腕は抜群で、特に暗闇では一段と強さを発揮する。妹想いの優しい兄だが、村が襲撃されたことを機に、下界(現代社会)で暮らすことに。
現代社会とは全く異なる自然に囲まれた山の中で原始的な生活を送ってきたユル。父・ミネに物心ついた頃から狩猟の技を叩きこまれており、その腕前は抜群です。
それゆえか、そのメンタルも非常に狩人気質。どんな状況下においても受け身になることはなく、その姿勢は常に攻め。
自分が命を狙われ追われる身となっても、そのスタンスは変わりません。「こそこそする理由がない」と逃げも隠れもしないと言い切るだけでなく、「全員返り討ちにする」と宣言する驚愕の胆力の持ち主です。
そんな姿勢ゆえに妹・アサからは「ガチハンターメンタル」と言われており、他の人からは「攻撃ターンが「ガンガンいこうぜ」しか無い」と評されたことも。
一時的に逃げたり引いたりすることもありますが、あくまでそれは次の攻めに入るための戦略的な行動。どんな状況でも攻め続けられる強靭な精神力こそがユルの強さです。
攻撃力が高く、積極果敢なユルですが、決して加虐的ではなく、むしろ人情味のある温かい人柄です。座敷牢に閉じ込められたままの妹・アサ(偽物)のことをいつも気にかけるところや生まれ育った東村を襲った影森一族への激しい怒りを見せるところからも、愛情深い人物であることがうかがえます。
また、“ガチハンターメンタル”と聞くと血の気が多く直情的な人物像を連想しやすいかと思いますが、ユルは反対にとても理性的です。よほどのことがない限り感情に任せて攻撃を放つことはありませんし、感情に行動が支配されることもありません。
彼の行動を見ていると、その頭の中にはいつも自身を客観視し、自制するもうひとりのユルがいるのだろうなと感じられます。これも父に教えられたことのひとつ。獣たちと命のやりとりをする狩人にとって心の乱れは命に直結することもあるためです。
ユルはハンターとしての高い能力を、人情味ある性格と冷静な頭脳で正しく使うことができる真に優秀な狩人だと言えるでしょう。
先述の通り、ユルの狩猟の腕は非常に卓越しています。特に弓矢は大の得意であり、距離があっても狙った的を確実に射抜きます。
もちろんシンプルな射術だけでなく、敵の機動力を奪うため真っ先に足を狙うなど、“狩る”ための戦術もしっかり熟知。確実に獲物を仕留める技術を備えています。
時と場合によっては、弓矢ではなくナタを使うこともありますし、武器として誂えてあるものだけでなく、その場にある使えそうな道具は何でも使って応戦することが可能。
また、殺気には非常に敏感。自分に殺気を向ける者には容赦なく殺意を持って反撃します。
基礎攻撃力がずば抜けて高いユルですが、そんな彼がより力を発揮するのは闇夜。非常に夜目が利き、どんな暗闇であっても視覚を奪われることはないようで、真っ暗であればあるほどユルにとっては絶好の狩り場です。
その力の要因は明らかになっていませんが、彼のツガイである左右の発言から“夜と昼を別つ双子”の“夜”の方であることが関わっていると推察されます。
ユルのツガイは右と左。400年以上の間、銅像の姿で東村の入口に鎮座しており、ツガイの存在そのものを知らなかったユルは幼い頃から「村の守り神」と教えられていました。
その認識は主従契約を結んだ後も変わらず、本来は命令できる立場にありながらも「守り神に俺なんかが命令するなんておこがましい」といつも2人への指示はあくまで“頼み事”というスタンス。2人のことも「右さん」「左さん」と呼んでおり、その姿勢からは左右への敬意が感じられます。
また、先述の通りガチハンターメンタルと高い戦闘力を持っているため、戦いの場でも左右に頼り切るようなことはまずなく、むしろ自身が率先して戦いに身を投じます。
そんな主の姿勢を左右側も好ましく思っていることに加え、2人とも武闘派であるためユルとの相性は非常に良く、関係も良好。
ちなみにユルのことは生まれた時から銅像の状態でずっと見守っており、ツガイの姿で顕現した際の左右様の言動から察するにユルのことは「よく知った子」のようです。
双子の妹・アサとは、彼女が東村を襲撃してきた直後こそ敵視するような様子を見せていましたが、彼女が本物のアサだとわかると態度は柔和。影森家のことは好ましく思っていないものの、妹が大切にされていることには感謝をしているようです。
一方のアサは、幼い頃からずっと兄のことが大好きなまま。父母と東村から逃げ出して以降も村に残してきた兄のことをずっと心配し続けており、再会できた際にはユルが生きていたことに涙を流して喜んでいました。
今は別々の場所で暮らすユルとアサですが、お互いを大切に思う気持ちと行方不明の父母を探し出したいという目的は同じ。
“夜と昼を別つ双子”として生を受けた2人は家族みんなで普通に生きていきたいだけ。普通の少年少女と変わらぬ望みが叶うことを願うばかりです。
「東村で夜と昼とが等しい日に日の出を境に生まれた男女の双子は黄泉の国へ渡りツガイを統べる者になる」との言い伝えがある“夜と昼を別つ双子”。妹・アサが既に一度死んで「解」を手に入れているため、ユルは「封」を手に入れる可能性があります。
「解」と「封」は死者の国と現世の境目にいるツガイの力。「解」はあらゆるものを「解く」ことができ、「封」はあらゆるものを「封じる」ことができる力です。
その力の具体的な使い道は原作でもまだあまり詳しく描かれていませんが、「封」は寿命を封じられる(=不老化)ことが明らかになっています。その他にも応用次第で様々なことができるようです。
しかし、死んでも確実に蘇ることができるわけではないようで、過去の“夜と昼を別つ双子”の片割れは生き返らなかったといいます。もちろん生き返る条件も不明のまま。
ユルが「封」を手に入れるかどうか、それがこの物語の大きな鍵となりそうです。
ユルを演じるのは小野賢章さんです。1989年10月5日生まれ、福岡県出身。出演作品は『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役をはじめ、『アイドリッシュセブン』の七瀬陸役など。
