ハンゲームで人気のRPG『アラド戦記』がアニメ化で製作発表会開催「スラップアップパーティー-アラド戦記-」アニメ製作発表 in 「HANGAME 2008 夏祭」
ゲームポータルサイト「ハンゲーム」にて、大人気配信中のアクションRPG『アラド戦記』が、なんとあのGONZOの手によってアニメ化を果たす。
「鬼剣士」「格闘家」「メイジ」といった個性的なキャラクターが魅力のこのゲーム。そのキャラクターたちが豪華キャストによって新たな個性を与えられ、テレビの中で縦横無尽の活躍するのは、ファンとしては嬉しい限りなのではないだろうか。また、ネットゲームならではのパーティープレイが、いかなる形で表現されていくのかも非常に興味深いところだろう。
今回は『HANGAME 2008 夏祭』にて行われた、注目の製作発表の模様をレポート。豪華ゲストによる興味深いコメントの数々をお楽しみいただきたい。
●What's『スラップアップパーティー』!
多くの魅力的な無料ゲームを配信し、日韓両国に多くのファンを持つハンゲーム。『スラップアップパーティー―アラド戦記―』の製作発表は、その今夏イベントの1つである『HANGAME 2008 夏祭』にて華々しく行われた。
原作である『アラド戦記』は、数々の異状現象にみまわれたアラド大陸を舞台に、平和を取り戻すために冒険者たちが立ち上がるというアクションRPG。これをどのようにアニメーションとして描いていくのか?それを解説したのがGONZOの鷹木プロデューサーだ。
『スラップアップパーティー―アラド戦記―』の主人公となるのは鬼剣士のバロン。アラド暦981年、大陸全土に降り注いだ“カザンの呪いの光”を受け、左腕が“鬼化”した彼は住んでいた村を追われ、放浪の末に偶然一振の大剣を発見する。その剣に宿る霊、ロクシーに呪いの正体について聞かされたバロンは、その治療法を求め旅に出た……。行く手に待ち受けるのは奇想天外な冒険、そして頼れる(?)仲間たち。果たしてその行き着く先は!?
そんな作品のテーマとなるのが、ゲームにおいても重要な要素の1つ “パーティー”だ。今回のアニメでは、その魅力を表現する要素をふんだんに盛り込んでいくとのこと。また、壮大な冒険ストーリーながらも、ギャグにあふれた賑やかな作品になるそうである。
さて、この物語を表現するスタッフも指折りの実力派揃い。監督の池添隆博さんは元ウォルト・ディズニー・アニメーション・ジャパン出身の若き俊英。シリーズ構成の山野辺一記さんは『おねがいマイメロディー』シリーズなどで知られる幅広い才能の持ち主である。
もちろんキャストのほうも負けてはいない。主人公バロンは人気アニメ『家庭教師ヒットマンREBORN!』の雲雀恭弥役でお馴染みの近藤隆さん、麗しの格闘家リュンメイを野川さくらさんが務める。さらに鈴村健一さん、辻あゆみさん、置鮎龍太郎さん、田中理恵さん、岩田光央さん、渡辺明乃さんなど人気、実力共に優れた方々が勢揃いだ。
●意外な事実も!? 監督&キャストinミニトークショー
しかし、なにによりファンにとって嬉しかったのは、池添監督とキャストの皆さんを招いて行われたミニトークショーだったのではないだろうか。今回のイベントに参加したのは主人公バロン役の近藤さん、リュンメイ役の野川さくらさん、可愛い妹系メイジのイクシアを演じる辻さんの3人である。
トークの中心となったのは、主に自分の演じる役や作品についての感想。
近藤隆さん:バロンは苛酷な運命を背負っているんですが、本編ではみなさんに引っかき回されているというポジションですくすくと育っています。振り回されつつも、もういいやという感じです。
野川さくらさん:リュンメイはとても強い女性なんですが、かなりセクシーでドキッとする雰囲気の魅力的な女性です。パーティーではお姉さん的な立場で、起こると怖い人かな?
辻あゆみさん:イクシアはちょっと生意気な妹キャラです!私は実際にゲームでメイジを使っていたので、アニメとのギャップを楽しんでいます!皆さんにもそういった所も楽しんで頂けたら嬉しいです。
と、皆さんそれぞれのキャラへの思いのたけを語っている。一方、池添監督も視聴者を喜ばせるためにさまざまな嗜好を用意している様子だ。
池添隆博監督:基本的にバロンを中心としたパーティーの冒険活劇がテーマです。単純なストーリーラインで、1つのジャンルに囚われず味のあるお話にしたいですね。タイトルも“素晴らしいパーティー”という意味で、その名の通り楽しいパーティーになっていると思います。
また、収録現場はゲーマーが多くて、収録でもゲームの話で盛り上るといった話題や、今回声優初挑戦のお笑い芸人、つぶやきシローさんが現場のムードメーカーとなっていることなど、ファンには興味深い情報も飛び出していた。
●会場を彩る8bitサウンド!
人気声優の皆さんの楽しいトークで盛り上がる会場。しかし、さらなるイベントも用意されていた。なんと、アニメのEDテーマ曲を手がけるアーティスト、YMCKの皆さんによるライブが行われたのだ。
スクリーンに映し出される懐かしのファミコンを思わせるドット絵。そして、そのドット絵の世界で縦横無尽の冒険を繰り広げるキャラクターたち。その活躍を彩る歌声や旋律も、あの日聴いた電子音の楽曲を感じさせる郷愁と新しさが入り交じったテクノサウンドに仕上がっている。こちらも、多くのファンがその旋律を楽しんだことだろう。
そんな、遊び心にあふれた『スラップアップパーティー―アラド戦記―』は、2009年放送開始予定。しかも、日韓同時放映というビッグプロジェクトとなっている。皆さんもアラド大陸で繰り広げられる、最高の仲間たちの愉快な冒険をテレビの前で一緒に楽しんではいかがだろうか?