異能バトルコミックがコミカルボイスドラマ化!ドラマCD『TRACE』出演の宮野真守さん、高垣彩陽さん、遠藤綾さん、日野聡さんにインタビュー!!
5月某日、都内スタジオで、「月刊コミックアース・スター」7月号(6月10日発売)付録用ドラマCD『TRACE(トレイス)』の収録が行われた。
本作は、同誌で連載中の異能者バトルコミック『TRACE』(原作:NASTY CAT 作画:雨松)をボイスドラマ化したもの。世界に人間の敵となる怪物(トラブル)が出現し、それに対抗できる異能者(トレイス)として生まれた少年・神山ユウ。
彼の苦悩と葛藤、そして迫力あるバトルを描いた物語だ。元々の原作は韓国の人気Webコミックで、本誌連載用にリメイクした注目作でもある。
本編はシリアスだが、今回のドラマCDでは、なんとコミカル路線なオリジナルストーリーを展開!文化祭で「ロミオとジュリエット」を上演することになったユウ達を描いている。
気になる声の出演は、主人公・神山ユウ役に宮野真守さん、幼馴染の桐谷アカネ役に高垣彩陽さん、アカネの友人・佐々木カンナ役に遠藤綾さん、ユウ達の同級生・原田タツヤ役に日野聡さんが務め、熱演している。
今回は収録を終えた役者陣にお話を伺ったので、ここにお伝えしよう!
【宮野真守さん(神山ユウ役)】
今回のボイスドラマで、ユウはアカネに対しての想いというのを(原作よりも)あらわにしていて、とても高校生らしく、若さのある、多感な少年なんだなというのを感じました。原作はシリアスなんですが、本編でもこういう日常はきっとあるだろうし、そんな想いを他のキャラクターに抱いているとしたら、きっとこんな会話のやり取りになるんだろうなと思いながら演じました。それに、今回が初なのにこのキャストでずっとやってきた感が現場にはありまして、それがすごく楽しかったです。
【高垣彩陽さん(桐谷アカネ役)】
アカネは、男勝りで激情型で、口も悪くて、喧嘩っ早かったりするんですが、女の子らしいところもあるんです。幼い頃からユウはアカネの家にいて、アカネはちょっと上から「あんた(ユウ)を面倒見てやるわよ!」っていうところがあるんです。でも、ユウも静かにアカネを見守ってくれていて、お互いに大事に想い合っているという関係性なんです。そんな2人だからこそ素直になれないやり取りもあるので、個人的にキュンキュンしながらの収録でした(笑)。
【遠藤綾さん(佐々木カンナ役)】
キャラの絵を見ると、本当にクールだし無表情だし、なんといっても事務的!なのに、彼女なりにちゃんと反応して返しているのが面白いなって思いました。アカネとはすごい仲のいい友達で、今回はなんとなくフォローしつつも、結構、事務的なカンナがすごく出ていました。何歩か後ろをいくキャラなのかなって思ったら、ナレーションで結構自分を押すところがあって(笑)。ただの事務的でクールな人じゃないなっていうのが面白かったです。
【日野聡さん(原田タツヤ役)】
本編では結構不良で、ユウをパシリにしたり、アカネに殴られたり(笑)。ユウをどこか敵対視する裏に、アカネのことが好きっていう気持ちが隠れています。どうしても素直になれないタツヤですが、今回は、その素直になれない気持ちが10割増しで、アカネへのアプローチも積極的です!それに対するアカネの拒絶の仕方もヒドイんですけども(笑)。まあ、本編とは違うコミカルな部分の中で、タツヤの性格にも重点が置かれていると思います。聴いて下さった皆さんは、タツヤって実はこういうやつなんだって、好きになるかもしれません!
役者陣からは様々なコメントが飛び出して、現場は和やかムード。宮野さんもコメントしているが、役者陣が今回のお話で一番感じたのは、“きっとユウ達にはこんな日常もあるに違いない”ということ。
これを聴いて原作を読めば、世界観が膨らみ、ニヤリとすることうけあい!是非とも聴いてみてほしい!
<TEXT:小俣猛>
コミック アース・スター7月号
2011年6月10日発売(好評発売中!)
付録ドラマCDつき/税込価格500円
>>コミック アース・スターONLINE
>>『TRACE』第1話(コミック アース・スターONLINE)