『青の祓魔師―劇場版-』完成披露試写会開催! 観客の反応と拍手に岡本信彦さん、神谷浩史さん、木内秀信さん、高橋敦史監督が手応え
12月28日より全国公開される『青の祓魔師―劇場版-』の完成披露試写会が12月24日、東京・よみうりホールにて開催。試写会後に行われた、奥村燐役の岡本信彦さん、メフィスト・フェレス役の神谷浩史さん、劇場版オリジナルキャラのリュウ・セイリュウ役の木内秀信さん、高橋敦史監督によるトークショーをレポート!
●クリスマスイヴの夜に3人のキャストと監督から映画とトークのプレゼント
劇場版となる今作は11年に一度の祝祭に盛り上がる正十字学園町が舞台。「幽霊列車」が暴走する事件が起き、事態の収拾にあたっていた燐と雪男はある幼い悪魔と出会う。悪魔の侵入を防ぐための結界張替え作業のために、台湾支部から上一級祓魔師であるリュウ・セイリュウも応援に駆けつけていた。そんな中、燐たちが知らない間に世界を揺るがす大きな何かが密かに動き始めた……。
上演後、進行役のTBSアナウンサー・杉山真也さんが登場。「素敵なプレゼントになったでしょうか?」の問いかけに会場から共感の大きな拍手。続いて岡本さん、神谷さん、木内さん、高橋監督が壇上へ。興奮醒めやらないファンからの熱い声援の中、岡本さんは「この作品を皆さんに観ていただけてうれしいです!」、木内さんは「『青の祓魔師』の世界の一員になれて、うれしく思ってます。この感動を持って帰って、いつまでもこの作品を愛してください」とあいさつ。神谷さんはいきなりテンション高く、「皆さん、メリークリスマス! 来てくれてありがとうございました!」と、めでたい映画完成とクリスマスを一緒に祝った。高橋監督は「知り合いの監督は家に帰ってTwitterでつぶやくまでが試写会だと言っていたので、よろしくお願いします」と話し、キャストとファンを笑わせた。
●神谷さんは「こんなに引き込まれたのは学生以来」。そして岡本さんの個人的な見どころは……
実際に映画を観た感想を聞かれた岡本さんは「見どころがたくさんあり過ぎて、『皆さんはどこが一番よかっただろう?』とドキドキしてます。個人的には(新キャラの)うさ麻呂とクロが『とろとろ』というシーンが好きでした。あのオムライスは相当力を入れて描いたんですよね?」と監督に聞くと「原作の加藤(和恵)先生から相当なプレッシャーが(笑)」。岡本さんは「だから、あんなにキラキラ輝いていたんですね」と納得しながら「半熟を表現するためにアニメーターさんも工程を勉強したそうです」と秘話も披露すると、神谷さんは「そうなんだ」とうなずいた。
木内さんは「初っ端、アクションシーンがあるんですけど、セリフがなくて。そこがかっこよかったです」と言うと「呪文もかっこよかったです」と岡本さん。フォローしたつもりだったが「呪文が?」と聞き返されて、来るしまぎれに「この花もかなりかっこいいですね」と木内さんが胸に挿していた赤い花をほめる岡本さんに爆笑。ちなみに声を発したシーンでは「『お前がサタンの烙印か』というセリフが好きです」。
神谷さんは「自宅で完成版を見たんですけど、夢中になって観てしまって。こんなに劇場作品を夢中になって観たのは学生の時以来、というくらい引き込まれました。スクリーンの向こうにすごい世界の広がりを感じて、魅力的に映ったからだと思います。そして今日、終わった後、お客さんに拍手がいただけて、うれしかったです」。
神谷さんの発言にうなずいていた監督は「まさか、あんなにアーサーで爆笑がとれるとは。助けられました(笑)。完成後、初めて皆さんのリアクションを見るので別の意味で楽しめました」。
●もし自分がキャラだったらサンタにしたいお願いは?
アフレコ現場の雰囲気についての質問に、岡本さんは「長時間に渡って、1日で録り切る形だったので酸素薄かったですよね?」と答える。木内さんも「人数も多かったし、休憩もあまりとらない感じで。僕も岡本君と話したのはトイレの中だけでした(笑)」。神谷さんはテレビシリーズとの収録の違いを聞かれ、「そこまでの違いはないと思うけど、劇場版はこの1作だけで完結するので、一言一言への集中の度合が違うかもしれませんね」。
またクリスマスイブにちなんで、「もし自分が演じるキャラだったらサンタにどんな願いをしますか?」という質問も。3人共、予想外の質問に視線を伏せたり、虚空を見たりして、杉山アナと目を合わせようとしない。そんな中、岡本さんは「燐は最近、雪男に対してお兄ちゃんらしさが出せていないので、雪男の身に何か起こって……」と話すと木内さんと神谷さんからブーイングが。しどろもどろになりながら「皆さんに幸せが来ますように」と何とか着地。木内さんは「リュウだったら台湾に帰って、台湾でクリスマスを過ごしたい、かな。僕だったらルンバが欲しい」とおねだり。神谷さんは「この映画が大ヒットして、メフェストと獅郎の出会いを深く描いたオリジナルエピソードをもう一度、このスクリーンで観たいです!」と高らかに発言すると会場から満場一致の拍手。
●オリジナルキャラが加わり、どんな物語に? アクションと感動シーンに注目!
最後は舞台を降りて客席を背にお客さんとフォトセッション。映画の大ヒットを祈願して、全員で「行くぞ!」とこぶしを掲げ、気勢を上げた。そのまま、岡本さんがお客さんに最後のごあいさつ。「28日から公開されますので、お友達などを連れてまた観に来てください。うちの親も観るそうです(笑)。劇場版ならではの臨場感を僕もまた味わいたいと思います。これからも『青の祓魔師』をよろしくお願いします!」。その勢いで「ぜひエピソード2も!」と監督に懇願すると、木内さんも「リュウも出られるんでしょうか?(笑)」。岡本さん、神谷さん、木内さんの願う次の劇場版について期待も膨らむが、まずは12月28日公開の劇場版!
オリジナルキャラは木内さん演じるリュウのほかにも、うさ麻呂がおり、釘宮理恵さんが担当。おなじみのキャラたちとどんな物語を繰り広げるのか? 上映を観た杉山アナが「アクションがすごいですね。ほろっと来るシーンもあって」と語り、岡本さんも見どころシーンが盛りだくさんで語り尽くせないほどの『青の祓魔師―劇場版-』を見逃すな!
『青の祓魔師-劇場版-』は12月28日より全国東宝系にて公開!
>>『青の祓魔師-劇場版-』公式サイト