新作映画「ちえりとチェリー」&「チェブラーシカ 動物園へ行く」が上映! 宮城県石巻市にて開催された「被災地の新たな未来を願う上映会」公式レポートが到着!
3月8日(日)宮城県・石巻市にて「被災地の新たな未来を願う上映会」が開催され、「ちえりとチェリー」と「チェブラーシカ 動物園へ行く」の2本が上映されました。こちらでは、その上映会のイベントレポートが到着しましたので、お届けします。
3月8日(日)宮城県・石巻市で 「あの日から4年…生命の輝きを見つめ被災地の新たな未来を願う石巻上映会」が、開催されました。 東日本大震災から丸4年を迎えました。あの日、被災地を襲った波の壁は、それまでそこにあった人々の営みの全てを奪い去り、 被災地に降る雪は人々の心まで凍らせてしまったのでした。しかしながら、あの直後から寄せられた全国の温かいご支援の手は被災者の方々を励まし、新たなる復興へと導く大きな力ともなったのでした。 それから、あっという間に月日が流れてゆきました。
被災地では未だ数々の困難を抱えながら、それでも新たな未来に向けてその努力を続けています。 そんな折、被災地の未来を願う思いを込めた一本の映画、「ちえりとチェリー」が完成致しました。生きることの厳しさと向かい合い、そこから新たな未来に向けて旅立とうとする少女の心の成長を 国内では稀な長編人形アニメーションで描いた作品です。あの日から5年目を迎えた今、被災地に求められているものは被災者の方々の心の真の自立なのかも知れません。変わらぬ全国のご支援に支えられながらも、そこに止まることなく、被災者の方々が心を一つに横に手を結びながら、自ら新たな未来に向けて立ち上がることが今こそ求められているのではないでしょうか。 あの大惨事を通して、数え切れない程の犠牲を払って、それでも被災地の方々が身をもって学ぶこととなった、 かけがえのない「生命の輝き」を今こそ全国に向けて発信することにあるのかも知れないと思うのです。
震災後、5年目を迎える節目の時に、この作品の石巻市上映会を市民の心を一つにつなぎながら実現し、 「生命の輝き」を見つめ、その新たな未来へ向けて立ち上がる被災地の方々の思いを、この上映会を通して語り、 誇り高く全国に向けて発信していただきたいと願っています。 その記念すべき第 1 歩を、歩み始めました。
上映会当日には、当活動の趣旨に賛同し、応援キャラクターとなった 「チェブラーシカ」の新作も併せて上映されました。
また、中村誠監督によるストップモーションアニメの制作体験ができるワークショップや舞台挨拶、 「ちえりとチェリー」の主演の 2 人(高森奈津美さんと星野源さん)からのビデオメッセージが届く等、盛りだくさんの内容で、大盛況となりました。
そして、「ちえりとチェリー」がベトナムでも特別上映されることが発表されました。
【3月8日イベント概要 】
イベント名:あの日から4年…生命の輝きを見つめ被災地の新たな未来を願う石巻上映会
開催日時:2015年3月8日(日)10:30~ 13:30~
場所:石巻 遊学館(宮城県石巻市北村字前山15の1)
内容:「ちえりとチェリー」「チェブラーシカ 動物園へ行く」上映会
「ジャパン・スローシネマ・ネットワーク(JSN)」の配給にて、2015年秋より全国市町村500会場にて公開予定の2作品を、宮城県・石巻市にてプレミア上映会を実施。
1. 映画上映
2.実行委員会会長、プロデューサー・監督舞台あいさつ
3.ワークショップ(監督の指導によるストップモーションアニメの制作体験。)
※今回の入場料(入場料:前売券/おとな・こども均一 300 円、当日券/おとな・こども均一 500 円)は、 東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト“Support Our Kids”に寄付され、 被災児童海外ホームステイ費用に充当されます。
【主催】 あの日から 4 年…生命の輝きを見つめて被災地の新たな未来を願う石巻上映実行委員会
【実行委員長】:浅野仁美(石巻子ども劇場 One Smile プロジェクトリーダー)【構成団体】石巻子ども劇場、石巻市
【応援サポーター】一般社団法人キッズ・メディア・ステーション、石巻ジュニアリーダーサークル「げろっぱ」
【後援】石巻市教育委員会、宮城県 PTA 連合会、石巻市 PTA 協議会、社団法人 石巻観光協会、特定非営利活動法人 みやぎ県子ども・おやこ劇場、特定非営利活動法人いしのまき NPO センター、株式会社街づくりまんぼう、こ~ぷ家庭教育センター、放課後こどもクラブ Bremen、いしのまき市民劇団「夢まき座」、ぐるんぱ文庫友の会、セオリーホーム、石巻かほく、石巻日日新聞、ラジオ石巻 76.4MHz
【今後の全国市町村 500 会場での上映会について】
今回の「被災地の新たな未来を願う石巻上映会」の後、 「協同組合 ジャパン・スローシネマ・ネットワーク(JSN)」の配給にて、 2015年秋より全国市町村500会場での公開が始まります。新たな未来へ向けて立ち上がる被災地の方々の思いを、全国の方々に受け止めていただき、この上映を全国津々浦々にまで拡げ、広く全国の方々を「生命の輝き」を手にして、新たな未来へ歩み出す大きな心の輪としてつなぐことができれば幸いと願っております。 そして、石巻市から全国へと繋がった大きな心の輪を、 震災から 5年目という節目を迎える2016年に「活動報告会」という形で、 再び石巻市へと伝えていければと思っております。
【JSN の活動について】
JSN(協同組合 ジャパン・スローシネマ・ネットワーク)は、「スローシネマ」という 上映運動を提唱し、展開しています。 「スローシネマ」とは、ひとつひとつの市・町・村で地方の方々に立ち上っていただき、上映実行委員会を立ち上げ、丁寧に時間をかけながら 全国各地のホールや公共施設で上映会を行い、 その上映を通じて「地域コミュニティの再生」を願おうとする上映運動です。
協同組合 ジャパン・スローシネマ・ネットワーク(宮城県仙台仙台市)
<JSN 加盟社>
プリズム(北海道札幌市)/ シネマとうほく(宮城県仙台市)
秋田映画センター(秋田県秋田市)/ 茨城映画センター(茨城県水戸市)
群馬共同映画(群馬県前橋市) / 埼玉映画文化協会(埼玉県さいたま市)
シネマポラン(東京都中央区)/ グループ未来(奈良県葛城市)
シネマ四国(高知県高知市北本町) / 九州共同映画(福岡県福岡市)
長崎映画センター(長崎県長崎市) / 熊本映画センター(熊本県熊本市)
【上映作品について】
『ちえりとチェリー』
3月8日石巻市での「ちえりとチェリー」の上映は、被災地から全国500会場での上映へと向かう、 心と心を繋ぐ全国への発信の第一歩として、ワールドプレミア(世界初)上映されました。
<キャスト(声の出演)>
高森奈津美、星野源、尾野真千子、栗田貫一、田中敦子、伊達みきお(サンドウィッチマン)、富澤たけし(サンドウィッチマン)、和希沙也、北川里奈、佐武宇綺(9nine)、谷育子、花村さやか ほか
<スタッフ>
原作・監督:中村誠
脚本:島田満、中村誠
キャラクターデザイン:レオニード・シュワルツマン、伊部由起子
音楽:大谷幸
製作:株式会社フロンティアワークス
上映時間:約 50 分
『チェブラーシカ 動物園へ行く』
「チェブラーシカ 動物園へ行く」は、ジャパンプレミア(国内初)上映となりました。
<キャスト(声の出演)>
折笠富美子
土田大
チョー
ほか
<スタッフ>
原作:エドゥアルド・ウスペンスキーによる
チェブラーシカシリーズを元にしたオリジナルストーリー
監督:中村誠
脚本:中村誠、エドゥアルド・ウスペンスキー、ミハイル・アルダーシン
製作:株式会社フロンティアワークス
上映時間: 約15分
【お知らせ】
「ちえりとチェリー」がベトナムで上映されることが決定!
2015年4月にベトナムのクアンニン省ハロン市主催の ベトナム戦争終結40年記念事業「日越友好交流 平和と春の祭典2015/桜祭り」にて、 映画「ちえりとチェリー」が上映されることが決定致しました。
2015年の4月は、ベトナム戦争が終結してから 40周年にあたります。そのベトナムから東日本大震災後、数え切れない支援と想いが届きました。桜に「平和への祈り」を込めて、本実行委員会が支援をする 東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」の メンバー(海外ホームステイに参加した生徒達)が、日本からベトナムへの感謝の気持ちと願いを届ける 為に 次世代同士の絆を深める親善大使として、 映画「ちえりとチェリー」を携え、「桜祭り」に参加致します。 「あの日から4年…生命の輝きを見つめて被災地の新たな未来を願う石巻上映実行委員会」設立時の願 いが、大きな形で一つ発展することができそうな嬉しいニュースです。 引き続き、ご支援の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
【東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」について】
“東日本大震災被災児童の自立支援” “復興を担うリーダーづくり” を 目的とする10年間の継続支援プロジェクトとして発足。 主たる活動は、アメリカ、イギリス、ニュージーランドなど世界10カ国の大使館、 外務省、日本赤十字社などのご理解とご協力のもと実施している 「海外ホームステイプログラムを通した被災児童の自立心育成活動」。 これまでに海外に渡った子ども達の数は227名を数え(2014年12月現在)、 帰国後の子ども達は、海外での経験や支援への感謝を糧に自ら 復興プロジェクト「HABATAKI」を企画遂行中。 この支援活動は、理解・共感・参加の環を広げながら、10年間、2020年まで継続する。
>>「Support Our Kids」公式ウェブサイト
>>「JSN」公式ウェブサイト
(C)「ちえりとチェリー」製作委員会