宮野真守さん、中村悠一さん、小野大輔さんと豪華メンバーが登壇! 『劇場版 頭文字D Legend2 -闘走-』舞台挨拶レポ!
若者の間に空前のクルマブームを巻き起こした大人気漫画『頭文字D』が、迫力のある映像となって新たに劇場アニメ化。前三部作で構成された新劇場版の第二部『劇場版 頭文字D Legend2 -闘走-』が、先週5月23日(土)より全国ロードショーとなっている。先週の初日舞台挨拶につづき、今回は5月30日(土)に丸の内ピカデリーで行われた公開2週目舞台挨拶の模様をレポートする。
上映終了後、観客の温かい拍手の中、MCのサンキュータツオさんが登壇。「白石さんに代わりまして司会を務めます、私アニメ大好き芸人のサンキュータツオと申します」と挨拶をすると会場から笑いが起こった。
その後、キャストのみなさんと監督・スタッフが登壇。今回登壇したのは、主人公・藤原拓海役の宮野真守さん、前回敗れた高橋兄弟の兄・高橋啓介役の中村悠一さん、頭脳派のその兄・高橋涼介役の小野大輔さん、拓海の同級生・武内樹役の白石稔さん、そして、中智仁監督と、CGクリエイティブプロデューサーを務めた松浦裕暁さんの6名だ。
■ 宮野さんが、全身で今作の演出の素晴らしさを表現!
それぞれの挨拶を終え、本作についてのクロストークへ。上映後の舞台挨拶とあって、まずはキャストのみなさまに感想をいただいた。
宮野さんは、一作目と比べてバトルも激しい展開になっており、映像も進化を遂げていると感じたという。お気に入りのシーンがとても多く、特に中里車のエンジンの中にカメラが入っていくシーンをジェスチャーや効果音を入れながら挙げると、松浦さんがエンジンのカットは観る人もわかるだろうかと思いながらの試みだったのでとても嬉しいと返していた。
つづいて中村さんが、前作は感性で走るタイプだった啓介が本作では理論的な部分で兄の涼介と会話ができるようになったことを挙げ、キャスト皆で「Legend2で啓介が覚醒した」と盛り上がり、会場が笑いに包まれた。また、自分だけかもしれないと前置きしながら、音の入り方が九十年代のイメージだとも語った。制作側は特に意図していないものの、やはり昔見ていた『頭文字D』のオマージュはあっただろうと話した。
次にバトルを控えている涼介役の小野さんは、ずっとクールだった涼介の熱について共感できると語った。涼介がエキセントリックなこともいったりするようになると表現して、宮野さんに「あれをエキセントリックと表現するの?」とつっこまれながらひとしきり盛り上がったあと、特にお気に入りのシーンとして事故を起こした中里の車を避けるところを冷静でかっこいいと挙げ、中監督が尺の都合でサイドブレーキを引くシーンがカットされたのだと明かすと、小野さんは「そのシーンも見たい」と話していた。
白石さんは、前作では拓海の才能に驚いていたが、本作では成長していく拓海を見て一緒に成長を感じていくことができたと樹の目線から語った。また、ほとんどの登場人物がが男性の中、女子生徒であるなつき(CV:内田真礼)についても触れていた。
中監督からは、今回特に苦労した部分として、CGでキャラクタまでを描いたことを語った。前作でももちろんCGを使用していたが、今回は車だけでなく車に乗っているキャラクタもCGで描いたのだという。CGクリエイター側での苦労は相当だった様子で、松浦さんは思いのほかリテイクが多かったことを明かした。
■ 次回作に向けて、小野大輔さんからも熱いコメントが!
そして話は、気になる次回作『Legend3』について。ついに涼介と戦うことになるという次回作。宮野さんが本作での涼介の冷静さとドライブテクニックの高さについて触れながら、どのようなバトルになるのか期待感をのぞかせていた。敵の走りを研究し尽くしていてずるいと言われた小野さんは、樹に「やってみたいか」と煽られて「やってみたいかも」と答えた涼介の変化について話し、会場全体が闘志の上がっている涼介に期待を膨らませた。
中監督は、やはり次回作は涼介がメインになってくるが、単純な勝ち負けではなく、『頭文字D』の魅力のひとつであるバトル後のある種の仲間感、人間ドラマを見て欲しいと述べた。
ここで、大ヒットを祝して鏡開き。「Legend2、大ヒット!」の発声に会場みんなで「よいしょ!」と声をあげ、会場は盛大な拍手に包まれた。
拍手と笑いに包まれたフォトセッションの後、登壇者のみなさまから観客へひとことずつ、感謝と次回作への意気込み・見どころと感謝を伝えて公演2週目舞台挨拶は幕を閉じた。出演者・スタッフの熱さが感じられる舞台挨拶。早くも次回作が期待されるが、ぜひ前作と本作を繰り返し観て待っていただきたい。
«『新劇場版 頭文字D Legend2 -闘走-』作品情報»
【スタッフ】
タイトル:新劇場版「頭文字D」Legend2-闘走-
公開日:5月23日(土)大ヒット上映中
原作:しげの秀一(講談社)
総監督:日高政光
監督:中 智仁
脚本:関島眞頼
キャラクターデザイン:羽田浩二
音楽:土橋安騎夫
製作:新劇場版「頭文字D」Legend2-闘走-製作委員会
講談社/エイベックス・ピクチャーズ/松竹/Sammy/ウルトラスーパーピクチャーズ
制作プロダクション:サンジゲン×ライデンフィルム
配給:松竹
【キャスト】
藤原拓海:宮野真守
中里毅:諏訪部順一
高橋啓介:中村悠一
高橋涼介:小野大輔
庄司慎吾:阪口周平
武内樹:白石稔
茂木なつき:内田真礼
藤原文太:平田広明
【ストーリー】
「秋名のハチロク」の名は、赤城レッドサンズの高橋啓介を下した謎のダウンヒルスペシャリストとして、瞬く間に走り屋たちに知れ渡り、腕に自身のある走り屋たちが続々と秋名に集う。そしてある夜、秋名の峠を切り裂く高橋涼介のFCと中里毅のGT-Rの2組のヘッドライトが交差する。
一方、藤原拓海は池谷や樹から「走り屋」といわれても戸惑うばかりで、まわりの熱狂からひとり浮いていた。そんな時、妙義ナイトキッズの中里毅の挑戦を樹が調子にのって勝手に引き受けてしまった……。
ハチロク VS GTR。GT-Rの380馬力にチューンしたRB26DETTエンジンは“バケモン”のひと言。ハチロクに勝ち目はないと思われる中、怒涛の全開バトルが幕を開ける。その戦いを冷たく見つめる男、妙義ナイトキッズのナンバー2・庄司慎吾も怪しく存在感を光らせる。峠を切り裂く走り屋たちの本能が炸裂する。
>>『新劇場版 頭文字D Legend2 -闘走-』公式サイト
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