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春アニメ『少年メイド』藤原さん、島﨑さん、前野さんインタビュー

藤原夏海さん、島﨑信長さん、前野智昭さんがみどころを語る! 『少年メイド』キャストインタビュー

 2016年4月よりBS・BS-TBSにて放送予定のテレビアニメ『少年メイド』。原作漫画は2008年からB's-LOG COMICにて、現在も連載中の人気タイトルです。母親を幼くして亡くしてしまった少年・小宮千尋と、叔父である鷹取円を中心に描かれるハートフルストーリーが、今回いよいよアニメ化!

 放送開始が目前に迫った今回は、初の主演を務める小宮千尋役の藤原夏海さん、鷹取円役・島﨑信長さん、円の秘書である篠崎桂一郎役・前野智昭さんに収録時のお話やみどころなどを語っていただきました! 

■千尋と円の成長を描く心あたたまるストーリー

――まずはそれぞれ演じられるキャラクターの役柄をお教えください。

藤原夏海さん(以下、藤原):私の演じる小宮千尋くんは、お母さんを亡くしてしまうんですけれどもい、叔父である鷹取円さんのお家に居候することになります。最初はやはり心を閉ざしているといいますか、円さんを警戒しているんですね。ですが、だんだんと打ち解けていき、円さんだけでなく篠崎桂一郎さんや他の方たちにもやさしい笑顔を見せていくので、内面的にもかわいらしいなと思っています。

島﨑信長さん(以下、島﨑):円はとても自由な人ですね。千尋に「自分がお世話してあげなきゃ!」と思われたりですとか、ちょっと自堕落っぽく感じさせてしまうタイプの自由人です。基本はやわらかい雰囲気なのですが、表情がころころ変わるような、年齢の割にはとても素直で子供っぽさもあったりと、ユーモア溢れるおもしろい人ですね。円は千尋のお母さんの弟なんですけれど、なぜ彼が千尋を引き取ったのか? という部分であったりですとか、お気楽な人に見えますが、彼なりに抱えているものが見え隠れしています。ぜひそこはアニメを見て知っていただきたいですね。

前野智昭さん(以下、前野):桂一郎は円の秘書をしていまして、カチッとした見た目とは裏腹に、あまり家事が得意ではないんだなと感じ取れますね。円の秘書ではありますがという立場でありながら、いちばんの理解者でもあるのかなと思います。そして、プリンとお寿司が好きというかわいい一面も持っていますよ。

――作品のみどころや、魅力はどのような点だと思いますか?

藤原:最初は千尋くんは「この人たち誰なんだろう?」っていう感じから最初は入るん戸惑っているんですが、円さん、桂一郎さんが打ち解けられるように力を貸してくれるんです。そしてだんだんと、愉快な仲間たちも増えていきます。そのなかで、千尋の内面がどう成長していくのか? という、千尋の姿が魅力となっていますいると思います。

島﨑:千尋の母が亡くなり、交流もなかった叔父の大豪邸に住むことになり、半分自らの希望で男の子なのに“少年メイド”として働くことになる。と、最初から過酷で大変な状況だと思うんですね。ですが、千尋はそれでも前向きに生き抜いていき、円をはじめとしたみんなと心の絆を繋げていって、円と共に成長していく姿がいちばんの見どころです。見ていて心があたたかくなりますし、楽しくなる作品だと思っています。

前野:基本は千尋と円の成長物語ですが、それに加え桂一郎などのいろんなキャラクターが関わっていくことで、新しいドラマが生まれていきます。そういったキャラクターたちの、非常にユーモアあふれる会話シーンが随所に散りばめられていますし、本当にどなたが見ても心を浄化されるような作品になっています。

――千尋と円の関係性について、詳しくお聞かせください。

藤原:千尋くんから見ると円さんは、叔父だし年上ですが、ほっとけない存在ですね。自分がどうにかしてあげなきゃ、というような、男の子ですが千尋の母性を発揮させるような関係です存在だと思います。

島﨑:僕の中では関係性をつみあげている最中で、このあとどんな関係になるんだろう? という部分が楽しみな状態ですね。どんどん距離が近づいている気もしますし、だんだんとお互いのことを理解していって。それが良いことだけではなく、すれ違いや衝突があったりですとか。でも、そういうことがあると人ってより仲良くなりますよね。なので、これからが楽しみなんです。現時点では……円は働いてますよ? 働いてるんですが、ふだんの生活ぶりは……ダメンズっていう感じです(笑)。なので、そういうところを今後はシメて、大人としての威厳を出せたらいいなと思います。



■アフレコ現場も和気あいあい。アドリブもたっぷり楽しめちゃう!?

――『少年メイド』というタイトルを聞いたときは、どう思いましたか?

藤原:インパクトのあるタイトルなので「少年と……メイド!?」と、いったい何をするんだろう? ってどんな話なんだろう?!と最初は困惑びっくりしました(笑)。私の中でのメイドは掃除や洗濯などお世話してくれる人なので、小さい男の子がお世話をしてくれるってどうなるんだろう!? というワクワクもいっしょに感じていましたね。

島﨑:最初は、いかがわしい作品なんじゃないかなと思いましたね(笑)。実際はあたたかくて、素敵な世界観の作品だったわけなんですが……。最初に「おっ」と思った瞬間には、いろんないかがわしい可能性を考えてしまい、あまりにも自分は毒されてるなぁと反省しました(笑)。

前野:僕はオーディションの前に『少年メイド』がアニメ化決定というニュースを見て「すごいタイトルの作品がアニメ化するんだな」と思ったのが最初ですね。後日オーディションのお話をいただいたときに「この前すごいと思った作品だ」とまた驚いて。そして、原作を読ませていただいたら、非常にほのぼのする作品で、良い意味で内容とのギャップにさらに驚きました。

――藤原さんは『少年メイド』で初主演ということですが、千尋役が決まったときの感想をお教えください。

藤原:お話を聞いたときにマネージャーの方さんに「動揺しすぎだろ!」と、ツッコミを入れられたくらいうれしかったです(笑)。それくらい、しばらく現実を受け入れられないくらい気持ちの整理がつかなくて……。ですがだんだんと日にちが経過して、初アフレコの日が近づくごとに「私、主演させていただくんだ千尋役を演らせて頂けるんだ」という気持ちを持ち始めました。……ようするに、パニックでした(笑)。
 
――藤原さんは『少年メイド』で初主演ということですが、千尋役が決まったときの感想をお教えください。

藤原:ツッコミを入れたり、やさしい心をもっていたり、「お母さんがいなくてさみしい」といった子供らしい一面もあったりですとか、喜怒哀楽が激しいキャラクターなので、そこを表現するのことにやりがいを感じています。

――島﨑さん、前野さんから見た藤原さんはいかがでしたか?

島﨑:とても一生懸命がんばっていますよ。初主演で、さらに初めて出会う人たちがたくさんいるという中で、苦労だったりプレッシャーなどがあると思うんです。そういった姿が、そのまま千尋と重なる部分があるんですよね。自分が感じた気持ちや体験というのは、そのままお芝居にのせることが僕はできると思っているので、千尋とシンクロとして素敵なものを出していくと同時に、千尋と共に成長していくんだな、とあたたかい気持ちで見ています。

前野:年齢も違えば、性別も違うキャラクターでの初主演ということで、男性である僕では味わえないプレッシャーがあると思いますが、そういうのを一切感じさせずに堂々と演技しているので、後ろで見ながらニヤニヤしていますね(笑)。僕は後輩に助言というのはあまりしないのですが、同じ事務所の後輩ですので、僕ができるアドバイスがあれば、ぜひしてあげたいなと思っています。

――アフレコ現場の雰囲気はどうでしょうか?

藤原:休憩時間のときには楽しくお話をして、アフレコ時には集中! という、メリハリのある現場だなと感じています。

島﨑:そうですね。アフレコ時の緊張感と、リラックスするときの緩みが非常にいいバランスで流れていく現場ですね。とてもお芝居がしやすい現場だと感じてますよ。

前野:スタッフさんともいいチームワークですし、僕たちには「のびのびとやってください!」とあたたかいお言葉をいただけて、とても気持ち良くやらせていただいてます。

――最後に放映を楽しみにしているみなさまへ、メッセージをお願い致します。

藤原:1話は少ないメンバーで始まりますが、これからどんどん新しいキャラクターも増えていきます。千尋くんの心と成長とともにくり広げられる、千尋くんのツッコミだったり、円さんのボケだったり、桂一郎さんのリアクションだったり、たのしいポイントがたくさん詰まっていますので、ぜひほのぼのしながら見て頂きたいです。

島﨑:とってもほのぼのしていて、あたたかい世界観です。時には悲しいこともありますが、それでもみんなが前を向いて仲良く明るく進んでいくんですね。きっとアニメをご覧になっていただければ、とても清々しい気分になると思います。ギャグもたくさん散りばめられていて、キャラクターもどんどん増えていって濃くなっていくんですが、役者陣もそれに合わせてノリノリになっていき、アドリブも多い自由なお芝居をさせていだたいてます。ぜひ、最後まで見届けていただければ後悔はさせません!

前野:本当に心があたたまる作品です。今後も続けてどんどんアニメで表現できる作品だと思いますので、原作ともどもアニメの応援もよろしくお願いいたします。

◆作品情報

<あらすじ>
お嫁さんにしたい男子(!?)、NO.1!!
ちょっぴり掃除好きな小学生・小宮千尋は、ある日突然母を亡くしてしまった。身寄りのない千尋に手をさしのべたのは、叔父である鷹取円だった。そのまま円の豪邸に連れていかれた千尋だったが、あまりのゴミ屋敷っぷりに耐えられず、大掃除を開始!! その姿を見ていた円は、鷹取家の世話になることに反発していた千尋に、ある提案をする。それは、千尋はメイド役を、円は生活環境を提供するというギブアンドテイク案だった!! 円の提案に納得した千尋だったが、渡された制服はフリフリで、お屋敷の汚れは果てしなくて…。どーなる千尋!?

<放送情報>
TBS 2016年4月7日(木)深夜1時58分~
CBC 2016年4月7日(木)深夜3時00分~
サンテレビ 2016年4月8日(金)夜11時30分~
BS-TBS 2016年4月9日(土)深夜1時00分~
にて放送予定

<STAFF>
原作:乙橘『少年メイド』(KADOKAWA「B’s-LOG COMIC」連載中)
監督:山本裕介(「ヤマノススメ」「N・H・Kにようこそ!」)
シリーズ構成:中村能子(「月刊少女野崎くん」「緋色の欠片」)
キャラクターデザイン:石田可奈(「魔法科高校の劣等生」「アクエリオンEVOL」)
音楽:山田知広(「ヤマノススメ」「地球防衛部LOVE」)
アニメーション制作:エイトビット(「ヤマノススメ」「IS<インフィニット・ストラトス>」)

<CAST>
小宮千尋:藤原夏海
鷹取 円:島﨑信長
篠崎桂一郎:前野智昭
鳳美耶子:牧野由依
日野祐司:斎賀みつき
小宮千代:田村ゆかり
鷹取一砂:榊原良子
竜児(有頂天BOYS):花江夏樹
隼人(有頂天BOYS):八代拓
伊吹(有頂天BOYS):山本和臣

<楽曲情報>
【オープニングテーマ】
アーティスト:TRUSTRICK
タイトル:「innocent promise」(読み:イノセント・プロミス)
発売日:2016年5月11日
Type-A COZP-1149/50 (CD+DVD) ¥2,160 (税込)
Type-B COCP-39526 (CD) ¥1,620 (税込)

【エンディングテーマ】
タイトル:「ずっと Only You」
アーティスト:有頂天BOYS(花江夏樹(竜児役)、八代拓(隼人役)、山本和臣(伊吹役))

>>TVアニメ「少年メイド」公式サイト
>>日本コロムビア「少年メイド」公式サイト
>>TVアニメ「少年メイド」公式ツイッター(@ShonenMaid)

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