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名前呼びイベントも発生!? 『魔法つかいプリキュア!』声優座談会

プリキュアお約束の“名前呼びイベント”が声優陣にも!?『魔法つかいプリキュア!』高橋李依さん、堀江由衣さん、齋藤彩夏さん、早見沙織さん座談会

今年2月から放送されているプリキュアシリーズ第13作『魔法つかいプリキュア!』が、早くも2クール目に突入! 魔法界で絆を深めたみらいとリコは、次なる舞台・ナシマホウ界(人間界)へ。一緒に学校へ通ったり、みらいの家族とふれあったりする日常パートを交えつつ、“伝説の魔法つかい「プリキュア」”としての戦いも、ますます盛り上がっていきそうな予感です。

そしてこのたび、『魔法つかいプリキュア!』のDVD vol.1が6月に、Blu-ray vol.1が9月に発売決定。これを記念して、朝日奈みらい/キュアミラクル役の高橋李依さん、十六夜リコ/キュアマジカル役の堀江由衣さん、モフルン役の齋藤彩夏さん、はーちゃん役の早見沙織さんによる、『魔法つかいプリキュア!』声優陣座談会を実施しました! ここまでのお気に入り話数や今後の見どころなど、和気あいあいのトークをたっぷりお届けいたします。記事後半では、4人のあいだにプリキュアお約束の“名前呼びイベント”も!?


 

1クール演じたいま思う、キャラクターの印象は?

――『魔法つかいプリキュア!』も、早くも2クール目に突入しました。演じ始めたころと比べて、キャラクターの印象が変わったり、より共感を持てるようになったりしたことはありますか?

朝日奈みらい/キュアミラクル役・高橋李依さん(以下、高橋):1クール以上の作品でメインキャラクターを演じるのって、私は今回が初めてなんですけど、最近、みらいが勝手に動き出し始めてビックリしています! 他のキャラクター同士の会話の後ろでリアクションをしている時なんかでも、ちょっとした笑い方とか、表情がコロコロ動く様子がすぐ頭に浮かぶようになったというか。1クールちょっと収録が終わって、「キャラクターが勝手に動き出すってこういうことなんだ!」と感じています!

はーちゃん役・早見沙織さん(以下、早見):すごい……。

高橋:最初のころは「みらいちゃんはどういうふうに動くんだろう?」ってすっごく頭で考えていたんです。母に「私の子どものころってどんな子だった?」っていっぱい聞いて、そこから客観的に「みらいはこういう子なのかな」って捉えていったりもして。

みらいはリコのことが大好きですけど、その理由も自分の中で付けたかった時期がありました。でも、やってくうちに、「好きなだけだ!」というか、「ただこの子に惹かれた。それだけでみらいは大丈夫なんだ!」って思えてきたんです。セリフには絶対に理由をつけなきゃいけないと今まで思っていたところを、みらいが崩してくれたような気がします!
 

――そう思えたきっかけは、どのあたりの話数だったのでしょうか?

高橋:ひとつは、リコのお姉ちゃん・リズさん(CV:名塚佳織)が補習の授業をする第6話ですね。「お姉ちゃんがプリキュアになれば良かったのに」と言うリコに、「わたしはリコじゃなきゃ、やだ!」ってみらいが返すシーンがありますけど、駄々をこねるように言ってほしいというディレクションをいただいたんです。

そのころはまだセリフに何かしらの理由がほしかったので、なんでリコじゃなきゃダメなんだろう、なんでこんなに駄々をこねるように言うんだろうって考えちゃったんですけれど。でも、そのまんまの気持ちだからこそ、がむしゃらに「やだ!」というふうになるんだなって、後からじわじわとわかってきました。


十六夜リコ/キュアマジカル役・堀江由衣さん(以下、堀江):リコちゃんの場合、まじめでがんばり屋さんだけど、魔法が苦手でそれがコンプレックスで……といったことは事前に聞いていたんですけど、実際に映像を見ると、思ってたよりもかわいらしい感じというか、表情もすごく出る人なんだ! と思いました。第1話から「わ~!」って口を大きく開けて箒で飛んで、落ちると「落ちてないし!」って言ったり(笑)。

序盤はどうしても台本だけで考えちゃうんですけど、やっぱり現場で画を見て、みんなと顔を合わせて、話数を重ねていくうちに、リコちゃんのセリフとしてしっくり出てくるようになったなと感じています。


モフルン役・齋藤彩夏さん(以下、齋藤):モフルンは、しゃべれるようになった時の開放感がすごかったです! それまでずーっと見ているだけだった世界を、自分でさわったり感じたりできるようになって。そういう純粋なうれしさから始まって、やさしさとか、いろんな感情をシンプルに演じるように意識しています。

他の作品だと、かわいいキャラクターが実は毒を吐く(笑)……みたいなこともあると思うんですけど、モフルンは一切そういうことがないんだと’三塚雅人)監督もお話しされていて。みらいやリコからもらったものに対して、モフルンなりのまっすぐな気持ちを返す、ということを大切にしています。あとはふたりに甘えたり、ちょっと母性を発揮してはーちゃんを愛でたり……

一同:(笑)

齋藤:モフルン、きっとすごく楽しいんだろうな! って思いつつ、私も楽しくやらせてもらってます!


早見:はーちゃんも、第11話でようやくしゃべれるようになりました。もちろんうれしいんですけど、成長していくたびに"第1話"がきたような感じがしています(笑)。どんなキャラクターなのか、もう一度考えていくというか。

堀江:えー! 大変!

高橋:たいへーん!

早見:はい(笑)。もちろん違う人に変わるわけではないので、基本の主軸は一緒なんですけれど。はーちゃん「らしさ」みたいなものを残しつつ、どれくらい成長していくのか、毎回初心に立ち返るような気持ちになりますね。はーちゃんは1話ごとに新しい要素が出てくることもあるので、新鮮な気持ちで演じていければいいな~と思っています。

堀江:最初は「はー!」しか言ってなかったもんね(笑)。

高橋:早見さんは、はーちゃんの成長を見越してすごいしっかり軸を考えた上で、「はー!」からしゃべり始めてくださってるんです!

早見:「はー!」から(笑)。

高橋:はーちゃん、しゃべったらこうなるんだ! っていう説得力がありますよね。だから私たちも、「もっと育てたい!」って思うんです。

早見:いや~、いつも育てていただいて……。

一同:(笑)

堀江:モフルンさんが一番育ててるよね。

齋藤:育ててます(笑)。

早見:モフルンさんにはいつも"はー子"を育てていただいて(笑)。これからまた成長していくと思うので、ぜひ注目してほしいですね。


 

――早見さんが赤ちゃんっぽいキャラクターを演じるのはめずらしいしいですよね?

早見:キャラクターの幼少期の役とかは結構あるんですけど、赤ちゃん役はほとんどないですね。むしろ最近はママ役をいただいたりするので(笑)

齋藤:沙織ちゃんはやっぱり大人のキャラクターの印象だから、新鮮だよね!

堀江:アフレコ現場で「はー!」って聞こえてくると、マイク前に立つ早見さんの後ろ姿とのギャップがすごいんです。「今、この人がしゃべりました!?」みたいな(笑)

早見:かなり新鮮な心持ちでやらせていただいています(笑)。

魔法界を去る第9話は、みらいとリコを演じるふたりにとっても特別

――ここまでの放送話で、みなさんがお好きな話数やシーン、セリフなどを教えていただけますか?

高橋:9話! 9話! 9話です!

齋藤:3回言った!(笑)

高橋:魔法界最後の日!

堀江:いい話だよね~。

高橋:第9話は何度見ても、演出ひとつひとつに、すごくこだわってくださっているのを感じるんです。台本だけの時点でも、一言ひとことの重さとか、こういう流れがあるからこその一言になってる、というのをすごく感じたので。どのセリフも無駄にしたくないなと思えて……本当に好きなんです! 今日もアフレコ来る前に見てきました(笑)

一同:(笑)

――第9話の、例えばどんな部分でそう感じますか?

高橋:カタツムリニアに乗るみらいを箒で追いかけてきたリコが、「私も行くわ! ナシマホウ界に。あなたの世界に!」って言うカットで、みらいの目からぶわって涙があふれて、開いた口が、いっかい閉じるんです。なにか言おうとして、何も言えなくて、でも目は合わせていて……その描写がすごい好きなんです。私たちは声で表現する側ですけど、スタッフのみなさんの「声に負けないぞ!」みたいな力の入れ具合を感じました。第9話は特に好きな回になりましたし、『魔法つかいプリキュア!』がますます好きになった気がします!

――スタッフ、声優陣ともグッと力の入った第9話だったんですね。

高橋:みらいはどんな子なのかというところでも、第9話でイメージがより固まりました。演じ始めたころは、みらいがあまりにも元気なイメージだったというか、「ワクワクもんだぁ!」っていうセリフも、ちょっと強烈だなって感じたんです。たぶん、この子はナシマホウ界で普通に過ごしていても、ワクワクがいっぱいあるんだろうなってちょっと思っちゃったんですよ(笑)。リコのことはすごく大事だけど、魔法界を去って次の新しい"ワクワクもん"に出会ったら、みらいはそっちに迷わず進むんじゃないか……って。そんなふうに一回、私が(みらいを)裏切っちゃっていました。

でも話数を重ねて、第9話を演じて、やっぱりそれは違ったんだ! って思えたんです。こんな子だったら嬉しいなぁと思ったみらいでいてくれたというか。みらいのイメージが、そこからより固まった気がしました。それもあって最近、ちょっと「みらいが勝手に動いてる」ように感じられるのかもしれないです。


第9話以降は割と日常パートに入りますが、お父さん・お母さんとの家庭での雰囲気や、学校の友達との雰囲気を通じて、みらいの人間味をこれからもっと描いていけるんじゃないかなと思っています。日常だからこそ、よりのびのびと楽しんで演じていきたいです!

――リコを演じる堀江さんは、第9話いかがでしたが?

堀江:リコが追いつけるように、あれ鈍行列車だったらしいですよ。微妙に傷つく~(笑)

一同:(笑)

高橋:でも落ちなくて良かったです! あそこで落ちちゃったら……

堀江:みらい~……あぁー……。またね~……って(笑)。

高橋:やだぁ~!

齋藤:台無しです~(笑)

堀江:第9話は私もやっぱり好きです! 最初は心にブレーキをかけていたリコが、前向きで明るく突っ走るみらいとの仲を深めていって、だんだん「これでも良いんだ!」って……あ、これでもって言ってごめんね(笑)。

高橋:(笑)

堀江:リコって、みらいから勇気とか前向きさをどんどんもらって、魔法が少しずつ使えるようになっていく……というキャラクターでもあるので。それが一番出たのが第9話だったなと思っています。


 

――リコの内面を掘り下げたというところでは、お姉さんのリズが登場する第6話も大きかったですよね。

堀江:やっぱりお姉ちゃんが、リコちゃんのコンプレックスの源というか(笑)。「お姉ちゃんがプリキュアになったら良かったのに!」とも言ってましたけど、ずっとお姉ちゃんと自分を比べてきたんだと思います。

たぶんリコちゃんって、「できる!」と思って魔法学校に意気揚々と乗り込んだと思うんですよ。まじめだし、勉強も好きだし。でも実際は魔法の実技が全然できなくて、お姉ちゃんにそれを知られるのがものすごい恥ずかしい……みたいな。お姉ちゃんはそんなこと気にせず、「本当は才能あるのよ」ってやさしく見守ろうとしてくれているんですけど、リコちゃんはそれに気づかないほど「ダメだダメだ!」って視野が狭くなっちゃっていて。そういうリコちゃんのまじめさみたいなところが、第6話でより伝わってきたかなと思いました。


でも最後は、魔法つかいとしてひとつハジケられましたよね。最終的には結構すごいものを作って、お姉ちゃんにも「すごいわね」って言われて。意外とできるんじゃないか! っていうところを残しつつ、相変わらずリコちゃんはちょっと進んだり進まなかったりしています(笑)。

あとは細かいところですけど、「落ちてないし!」っていうセリフも、リコちゃんの内面がとっても伝わってくるなと思っています。意地っ張りだけどめげない感じというか、魔法に向かってすごく真摯に向き合っているんだぞ、がんばってるんだぞ! という感じがしますよね。おもしろいセリフではあるんですけど、すごく好きです。第1話からこのセリフがあったから「こういう子なんだ!」と思えて、(役を)つかみやすかったですね。


 

――齋藤さんは、お好きなセリフなどはいかがですか?

齋藤:「~モフ」です!

一同:(笑)

――全部ですね!(笑)

齋藤:普段からあまり人間の役をやることがなくて、基本は動物が多いんですけど、語尾がある役は今回が初めてなんです!

早見:え! 意外~!

齋藤:割と普通にしゃべる動物とかで。今回は自分的に、「語尾をもらえた!」っていうのが結構うれしいんです(笑)。現場とか家でも「~モフ!」って言っちゃうくらい好きですね。かわいい「~モフ!」にしたいなっていつも思っています。

堀江:一回アドリブで「モフ」って言わなかった時が……(笑)。

高橋:あった! 私、今日アフレコしてる時に思い出し笑いしちゃいました(笑)。

早見:モフルンとはーちゃんがふたりで探しものをするシーンなんですけど、アドリブが結構長くて、2カット分くらいあったんです。でもはーちゃんはそんなにしゃべれないから、「あるー?」「これー?」「ないよー?」とか言いながら探してたら、モフルンが……

齋藤:「ないねぇ~」って普通に言っちゃって。

一同:(笑)

堀江:スタッフさんが「なんでモフって言わないの!」って(笑)。

齋藤:普通に齋藤彩夏がしゃべったみたいになっちゃってNGになりました。語尾に慣れていないっていう(笑)。

堀江:そのあと録り直して、ちゃんと「モフ」って言ったテイクがOKになってます(笑)


 

――早見さんのこれまでのお気に入りポイントはいかがですか?

早見:モフルンとはーちゃんがメインの会話の脇で小芝居をしていることが結構あって、それが好きですね。泣き出しちゃったはーちゃんを、モフルンが「世知辛いな……」みたいになぐさめるシーンも出てくるんです。いつもは「はー!」って元気よく言いますけど、ため息っぽく「はぁー……」ってなっちゃってて(笑)。ちみっこいふたりの哀愁を感じるようなシーンで、はーちゃんにもこんな感情が芽生えたんだな……と。成長を感じるとともに、グッときましたね。

――はーちゃんの成長を見守るのは、視聴者的にも楽しいと思います。

早見:成長早いんですよ、ほんとに。すくすく、すっくすく育っているので。

齋藤:最初のころはすぐ寝ちゃってたよね。

早見:ごはん食べて、1秒くらいで寝るっていう。

一同:(笑)

齋藤:いや~、(そこから)成長してるね~。

――見守っている立場からのコメントですね(笑)。

早見:そのうち、「モフルンさんとはよく遊びました」とか言うようになったりして。

齋藤:あらあら(笑)。

早見:今後が楽しみですね(笑)。



 

4人のあいだで“名前呼びイベント” が発生!?

――プリキュアファンの中には、みらいとリコが下の名前で呼び合うようになった第5話にもグッときた方が多いと思います。演じている高橋さんと堀江さんは、普段どう呼び合っていますか?

堀江:みらいとリコみたいに、私たちにもプライベートで"名前呼びイベント"があったんです(笑)

高橋:えへへ、そうなんです(笑)。あの時は緊張した―!

早見:なんて呼んだんですか!?

高橋:私は「由衣さん」って呼ばせていただいていたんですけど、由衣さんが私を呼ぶ時はずっと「高橋さん」だったんです。下の名前で呼んでほしいけど、「りえさん」っていろんな方がいらっしゃるから難しいかなと思ったり、そもそも先輩である由衣さんにそんなこと言っていいものなのかなとも考えたりして……。でもふたりになった時に勇気を出して「あの……下の名前で呼んでもらえませんか!?」って聞いたんです。そうしたら、「いいよいいよ~!」って言ってくださって!

堀江:私も超うれしかったです!

早見:いいな~、私も呼んでほしいです!

堀江:早見さんなんて呼ばれてる?

早見:(小声で)……沙織ちゃん。

齋藤:私は沙織ちゃんって呼んでます!

高橋:え! イベントは!?

堀江:名前呼びイベントは!?

早見:え、そんな「イベント」があったんですか!?

一同:(笑)

堀江:本当は李依ちゃんだけど、高橋さんのことをあだ名でりーちゃんって呼ぶねっていう、私たちふたりの「イベント」があったの(笑)

早見:あぁ、なるほど!

齋藤:彩夏もりーちゃんって呼んでるよ! ……もしかして私、攻めすぎ?(笑)

高橋:ちなみに由衣さんのことは!?

齋藤:由衣さんです。由衣さん、りーちゃん、沙織ちゃん!

高橋:すごい!

齋藤:やっぱり攻めすぎなんだなこれは(笑)。

早見:いや! 全然、この距離感でぜひ! じゃあ……今日から。

堀江:え~、名前呼びイベントいっこ達成!? やったー!

高橋:沙織さん……って呼んでいいんですか?

早見:どうぞどうぞ!

齋藤:え、早見さんって呼んでたの?

堀江:早見さん!

高橋:私は、早見さんとか、はーさんって呼んでました!

堀江:はーさん(笑)

高橋:はーさんのほうが逆にいいですかね? 誰とも被らない?

早見:いないですね。はーさんって呼ばれるのは人生初かも(笑)。

齋藤:はーさんなら、「早見」と「はーちゃん」の両方込みで呼べるね!

早見:じゃあプリキュア現場の時はぜひ、はーさんで(笑)。

高橋:別現場では沙織さんって呼びますね!

齋藤:沙織ちゃんは由衣さんのことなんて呼んでるの?

早見:由衣さん!

堀江:じゃあそれもこの際、「ちゃん」にしよう!

早見:ええ! 突然幼なじみになったみたいな、なんだか申し訳ない気が……。

堀江:そこも名前呼びイベントということで。いつか、「ちゃん」で呼んでね!(笑)

早見:はい、ぜひいつか!

――この場でまさかの、名前呼びイベント達成ですね(笑)

堀江:良かったです(笑)。

早見:ちょっと会議をしてしまいました、すみません(笑)。

――むしろありがとうございます! ちなみに、アフレコ現場ではどんなふうに固まって座っているんですか?

堀江:コの字型になっているんですけど、そのセンターのところにギュギュっと4人横並びで座ってます。

高橋:私がはじっこにいて、由衣さんがいて。

早見:彩夏さんがいて、私ですね。私の隣には、話数によって遊佐さん(バッティ役)や名塚さん(リズ役)がいらっしゃる感じです。

高橋:かどっこに島田(岳洋)さん(ヨクバール役)がいて。

堀江:中田(譲治)さん(ガメッツ役)は、内田(夕夜)さん(校長役)とよく隣になってるイメージです。プリキュアの現場ってみなさんがやさしいというか、全員が「やさしくしよう」みたいな気持ちで来ていらっしゃる感じがするよね。

早見:しますします! すごくあたたかいです。


 

Blu-ray & DVD vol.1は豪華特典にも注目!

――『魔法つかいプリキュア!』のDVD vol.1が6月に、Blu-ray vol.1が9月にそれぞれ発売されます。高橋さんと堀江さんの第1話・第2話オーディオコメンタリーが付くそうですが、こちらの収録はもう終わりましたか?

高橋:終わりました! 由衣さんとオーディオコメンタリーやるのは初めてで緊張したんですけど、やってみると次々しゃべること出てきましたよね。楽しかった~!

堀江:2話分なので1時間くらいだけど、楽しくてあっという間だったね!

高橋:私、あの話が好きで。魔法の杖の先端の話(笑)。

堀江:あれは……ごめんね!(笑)

高橋:何の話かと言うと、魔法の杖の先端ってみんな形が違うじゃないですか。みらいの杖はハートで、リコの杖は星ですけれど。それで、もし私たちが杖を持ったらどんな形になるのか!? っていう談義をしたんです。

堀江:お互いのイメージにぴったり合いそうな、杖の先端はなんだろうねって。

――堀江さんが高橋さんに「ごめんね!」とおっしゃっていましたが、ということは……?

高橋:由衣さんが言った"形"がすごく予想外だったので(笑)。でも私は好きでした! お互いに納得できましたよね。

堀江:うん、私もりーちゃんが言ったの好きだった!

高橋:良かった~! シーンに合わせたお話もたっぷりあるんですけど、こういうちょっとした談義もおもしろくて、聞きどころかなと思います(笑)。


 

――高橋さんはもうひとつの特典、エンディングテーマ「CURE UP↑RA♡PA☆PA!~ほほえみになる魔法~」のダンスレッスンムービーにもナレーション)キュアミラクルの声)でご出演されていますよね。

高橋:そうなんです! もともと私、この曲のダンスの振り付けがすごく好きで、プリキュアショーでプリキュアさんが踊ってる動画とかを見て、ひそかに練習してたんですよ。

堀江:りーちゃん、完璧に踊れるんです!

高橋:タイミングとか全部わかるので、ナレーションもノリノリでやらせてもらっちゃいました! 手を前に出して「キュッキュッキュ」って言ったり(※サビの歌詞「ラパパ」の部分)、擬音をけっこう使ったりしていて。練習しているちびっ子たちや、いろんなみなさんがダンスを覚えやすくなってくれたらいいな~と思っています。

堀江:それ見て練習します!

早見:私も練習したい!

齋藤:私も!

――「CURE UP↑RA♡PA☆PA!~ほほえみになる魔法~」は、歌も高橋さんと堀江さんですよね。TVシリーズの主題歌をプリキュアが歌うのは初めてでしたが、収録はいかがでしたか?

堀江:アニメ本編に先駆けて、いちばん最初におもちゃの収録で、その次が歌のレコーディングだったんですけど、けっこう緊張しました。もちろん役の説明はいただいていて、なんとなく役を理解したところで歌わせていただいているんですけれど。

高橋:あれって、歌っているみらいとリコの表情をレコーディングの後に作っていて。私たちが歌っている表情を映像に撮って、CGさんが表情合わせてくれてるんですよ!

齋藤:そうなんだ!

高橋:けっこう参考にしてくださったみたいで。こんなかわいい子のどこに私の表情が生かされてるの!? って、ちょっとうれしくなっちゃいました(笑)。

堀江:うれしい! だいぶうれしいね~。


 

ナシマホウ界が舞台の2クール目も見どころたっぷり!

――今後ますます盛り上がっていく『魔法つかいプリキュア!』ですが、みなさんの思う作品の見どころや魅力などを、改めて聞かせていただけますか?

早見:この作品を観ていると、自分が小さいころの記憶がよみがえるというか、「こんなことあったな~」「こういう気持ちになったな~」って思えるものが毎回たくさん詰まっているなと感じるんです。小さい子たちは、もしかしたら自分とは重ねず、別の世界として見ているのかもしれないですけど、リアルタイムで自分のことのように感じてくれている子もいるのかなと思っています。

楽しい話だけどちょっとじんわりきたり、忘れていた気持ちを思い出させてくれるようなシーンがいっぱいあるので……。ちっちゃい女の子にも見ていただきたいですけど、ちっちゃい女の子だったみなさんにも、ぜひ見てほしいですね。

――小さい「女の子」ではなかった人は……

早見:あ、「小さかった人」ですね(笑)。かつて小さかった幅広い世代の方に、観ていただきたいなと思います。これから、もっともっといろんなキャラクターが出てきますし、後半へいくにつれて物語にもいろんな動きが出てくると思いますので、ぜひ毎話逃さず観ていただけるとうれしいです!


 

――齋藤さんはいかがですか?

齋藤:見てほしいところはいっぱいあるんですけど……ひとつは「悪役」です。本当に濃いみなさんが演じています! 今日ちょうど、ガメッツさんは絶対に良い人だよねってみんなで話してたんです(笑)。第11話でモフルンとはーちゃんがガメッツと戦いましたけど、足の下を通るモフルンがたまらないねって話をしてたら、だんだん「ガメッツさんは良い人」みたいな話になってきて(笑)。濃い悪役さんたちが今後どうなっていくのかも、ぜひ見てもらえたらいいな~と思います。

▲プリキュアに立ちはだかる闇の魔法つかいたち。左から、ガメッツ(CV:中田譲治)、スパルダ(CV:小林ゆう)、ヤモー(CV:高戸靖広)、ドクロクシー、バッティ(CV:遊佐浩二)、ヨクバール(CV:島田岳洋)

▲プリキュアに立ちはだかる闇の魔法つかいたち。左から、ガメッツ(CV:中田譲治)、スパルダ(CV:小林ゆう)、ヤモー(CV:高戸靖広)、ドクロクシー、バッティ(CV:遊佐浩二)、ヨクバール(CV:島田岳洋)


早見:モフルン的にも、モフルンメイン回が今後おそらくありますよね!

高橋:「モフルンジョーク」も出てきますし(笑)。

齋藤:モフルン的には無邪気に言ったことだけど、ちょっとクスッと笑えちゃうようなシーンが今後出てくるんです。私たちは「モフルンジョーク」って呼んでるんですけど(笑)。そちらも楽しみにしていてください!

 

――堀江さんはいかがでしょうか?

堀江:『魔法つかいプリキュア!』は、子どもたちの夢だなって思っています。みらいちゃんからしたら、夜中におかしなものを見て、次の日さがしに行ったらそれが魔法つかいの女の子で、一緒に魔法界まで行っちゃって。自分が子どもだったら「私にもこんなこと起きるかも!」って、必要以上に月を眺めてみたりするかもな……って。それくらい魅力的なお話なので、さっきはーさん(笑)……もおっしゃってましたが、本当に小さいお子さまから、かつてそういうものに憧れた大きいお友達まで、たくさんの方に見ていただきたいなと思っています。

リコちゃん的には、第10話からナシマホウ界という新たな世界に飛び出しましたけど、そこでどういう生活をして、何を学んで、そして最終的にどんな魔法つかいになっていくのか……そのあたりすごく楽しみです! 

――ナシマホウ界に来て、リコは電化製品なんかにもすごい驚いていましたよね。

堀江:そうなんですよ! あと、リコはナシマホウ界の食べ物をすごくおいしそうに食べたりもして。こないだちょっと変な話になったんですよ……魔法界の食べ物は冷凍みかんとかばっかりで(笑)。

高橋:食べ物、大丈夫なのか!? みたいな(笑)。

齋藤:魔法界にいた時は、あんまりごはんのシーンがなかったんだよね。

堀江:冷凍みかんとか綿菓子とか、甘いのばっかりで。普通の"料理"がほぼ出なかったなって(笑)。

――確かにあまり印象ないですね。はーちゃんの食事シーンはありましたけれど。

早見:そらいろスープ、いっぱい飲みましたね! 原材料がちょっと謎ですけれど(笑)。勝手にグリーンピース味なのかなと思ってます。

齋藤:ソーダ味だと思ってた!

堀江:私はそら豆だと思ってた! けど、あの色を本当に出そうとしたらブルーハワイだよね。

早見:謎が深まります(笑)。

堀江:ちょっと話がそれましたが(笑)。ふだん魔法でやってることをナシマホウ界では機械がやっていたり、食べ物もいろいろ違ったりしていて。ふたつの世界のいろんな違いに、リコがどう馴染んでいくのかというところも楽しみです!



 

――最後に高橋さん、いかがでしょうか?

高橋:この作品って、Aパートで何かが起きて、Bパートで回収されて、なにかしらの教訓だったりが心に残るっていう、1話完結型のアニメでもありますよね。先週ちょっと成長したキャラクターが、今週また成長して……というのを1話1話かさねているんですけれど、よく考えたらそれってすごいことだと思うんです。日常生活の中で、なかなか「昨日のこれが、今ここでこう活きてる!」なんて思うことないというか。そんなふうに最近、プリキュアの世界だと当たり前に思ってしまうことを、ちょっと自分の世界に置き換えてみても楽しいかなと思っています。

あと個人的には、他のピンクの子(※歴代の主役プリキュア)たちとは違う、みらいの個性をしっかり表現していきたいなと思っています。ピンクは元気で明るく天才型と見られがちですけれど、みらいって好奇心旺盛なところとかが人一倍だと思うんです。「ワクワクもんだぁ!」っていうセリフがまさにそうですよね。その言葉をもっともっと深めつつ、みらいを魅力的なキャラクターにしていきたいなと思っています! あ、自分の感想になっちゃった(笑)。『魔法つかいプリキュア!』、おもしろいのでぜひ見てください!(笑)

――ありがとうございました!

[取材&文・小林真之輔]

DVD & Blu-ray 発売情報

第1話~第3話収録 3,800円(税別)
2016年6月15日(水)発売

【初回仕様】
・名場面ブロマイド2枚セット 封入(全巻)
各巻に収録されている話数の中から名場面をポストカードサイズのブロマイド2枚セットに!
・カラーDVDケース

【映像/音声特典】
・第1話&第2話オーディオコメンタリー(高橋李依・堀江由衣)
・キュアミラクルのエンディングダンスレッスンムービー(スローテンポ&ノーマルテンポの2パターンを収録、ポイントレクチャーセリフ入り)※楽曲:『CURE UP↑RA♡PA☆PA!~ほほえみになる魔法~』
・ノンテロップ オープニング
・ノンテロップ エンディング
・DVD&Blu-ray告知CM

 

 

第1話~第12話収録 23,000円(税別)
2016年9月21日(水)発売

【初回仕様】
・描き下ろしデジパック&スリーブケース付き(全巻)
多彩な変身スタイルが魅力のプリキュアたちの美しい描き下ろしイラストを存分に楽しめるデジパック仕様に、初回版は同じく描き下ろしイラストのスリーブケース付き!
・イベント抽選応募券 封入(vol.1のみ)
朝日奈みらい/キュアミラクル役の高橋李依、十六夜リコ/キュアマジカル役の堀江由衣、そしてはーちゃん役の早見沙織の3人が出演予定のイベント無料招待抽選券を封入!
※イベント概要・応募方法はBlu-ray vol.1に封入の応募要項に記されています。
※時間と場所は当選者のみにお知らせします。
・描き下ろしイラスト色紙応募券 封入(全巻購入特典)
キャラクターデザイナー宮本絵美子氏によるイラスト色紙を応募者全員サービス!
※Blu-ray vol.1~vol.4全巻のご購入で応募できます。
※応募方法はBlu-ray vol.1~vol.4に封入の応募要項に記されています。
※応募には実費ぶんの切手が必要になります。

【映像/音声特典】
・第1話・第2話オーディオコメンタリー(高橋李依&堀江由衣)
・キュアミラクルのエンディングダンスレッスンムービー(スローテンポ&ノーマルテンポの2パターンを収録、ポイントレクチャーセリフ入り)※楽曲:『CURE UP↑RA♡PA☆PA!~ほほえみになる魔法~』
・設定資料ライブラリー
・変身&技シーン集
・ノンテロップ オープニング
・ノンテロップ エンディング
・DVD&Blu-ray告知CM

『魔法つかいプリキュア!』Blu-ray法人オリジナル特典
★Amazon購入特典:描き下ろしジャケットイラスト布ポスター[B2サイズ](Blu-ray vol.1~vol.4各巻)
★アニメイト購入特典:場面写大判ブロマイド4枚セット(Blu-ray vol.1~vol.4各巻)

『映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』Blu-ray&DVD

Blu-ray特装版 7,600円+税
DVD特装版 5,700円+税
DVD通常版 4,700円+税
2016年7月20日(水)発売

映画プリキュアシリーズ記念すべき20作目の本作は本格ミュージカル&熱いバトル&感動ストーリーで織りなす意欲作! 史上最高44人のプリキュアが大活躍します。
ミュージカルプロデュース・作詞には森雪之丞氏を迎え、またゲスト声優として、いまや日本のミュージカル界のトップ女優に駆けあがり進捗著しい新妻聖子と、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍し歌も演技も実力折り紙つきの人気俳優・山本耕史が出演。プリキュアたちやゲストキャラクターが歌う劇中歌の数々に彩られた超豪華ムービーが早くもBlu-ray&DVD化!!

■ピクチャーレーベル
■日本語字幕つき(on/off可)

★Blu-ray&DVD特装版 封入特典
・スペシャルブックレット封入
・名場面ブロマイド10枚セット封入

★ Blu-ray&DVD特装版 映像特典
・ノンテロップオープニング
・ノンテロップエンディング
・エンディングムービー・メイキングバージョン
・初日舞台挨拶(出演:高橋李依、堀江由衣、新妻聖子、山本耕史)
・完成披露試写会舞台挨拶(劇中歌 歌唱あり)(出演:高橋李依、堀江由衣、新妻聖子)
・TVスポット&予告集
・設定資料ライブラリー

★DVD通常版 封入特典
・名場面ブロマイド3枚セット封入

※商品仕様・特典などは予告なく変更の可能性があります。

発売元:マーベラス
販売元:ポニーキャニオン

『魔法つかいプリキュア!』作品情報

<放送情報>
毎週日曜日あさ8時30分よりABC・テレビ朝日系列にて放送中

<ストーリー>
 もうすぐ中学二年生になる朝日奈みらいは、春休みのある夜、空から謎の物体が近くの公園に落ちていくところを発見します。
「もしかして魔法つかいかも!」と期待に胸をふくらませるみらいは、翌朝、ワクワクしながら、幼い頃からずっとかわいがっているクマのぬいぐるみ「モフルン」と一緒に公園に向かいます。
 するとそこで目にしたのは…ほうきにまたがって宙に浮く女の子…! リコと名乗るその女の子は、なんと魔法つかい!! みらいは、魔法つかいに興味津々でリコを質問攻めに。
 リコは“ある物”を探しにみらいの住む世界にやってきたらしいのです。さらに、よく見ると二人は同じペンダントをつけていて…。
 そんな中、闇の魔法つかい・ドクロクシーの仲間・バッティが二人の前に現れます!「リンクルストーン・エメラルド」を渡せとリコに迫りますが、どうやらリコも、「リンクルストーン・エメラルド」を探しているらしくて…。バッティの闇の魔法で生まれた怪物ヨクバールに追い詰められたその時…
 みらいとリコ、そしてモフルンが手をつなぎ、魔法の言葉『キュアップ・ラパパ!』ととなえると、ペンダントが光輝きます。
 そして、伝説の魔法つかい「プリキュア」が誕生するのです…!!!

<キャスト>
キュアミラクル/朝日奈みらい:高橋李依
キュアマジカル/十六夜リコ:堀江由衣
モフルン:齋藤彩夏
はーちゃん:早見沙織
リズ:名塚佳織
校長:内田夕夜
教頭:鳳芳野
魔法の水晶:新井里美
朝日奈今日子:加藤有生子
朝日奈大吉:青木強
結希かの子:太地琴恵
バッティ:遊佐浩二
スパルダ:小林ゆう
ガメッツ:中田譲治
ヤモー:高戸靖広
ヨクバール:島田岳洋

<スタッフ>
企画:野下洋・西出将之(ABC)/高橋知子(ADK)/鷲尾天(東映アニメーション)
プロデューサー:植月幹夫(ABC)/遠藤里紗(ADK)/内藤圭祐(東映アニメーション)
シリーズディレクター:三塚雅人
シリーズ構成:村山功
音楽:高木洋 
製作担当:山崎尊宗
美術デザイン:増田竜太郎
色彩設計:佐久間ヨシ子 
キャラクターデザイン:宮本絵美子

<主題歌>
★オープニングテーマ
『Dokkin♢魔法つかいプリキュア!』
作詞:森雪之丞 作曲:奥村愛子 編曲:宮崎誠
歌:北川理恵

★エンディングテーマ
『CURE UP↑RA♡PA☆PA!~ほほえみになる魔法~』
作詞:六ツ見純代 作曲:多田彰文 編曲:中村博
歌:キュアミラクル(高橋李依)・キュアマジカル(堀江由衣)

(C)ABC・東映アニメーション
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