「仮面ライダーハート役の蕨野友也です!」――Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート』の完成披露上映会レポート!
2016年10月9日(日)品川インターシティにて、11月16日(水)発売となるVシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート』の完成披露上映会が開催されました。
本作は、2014年10月から2015年9月まで放送された平成ライダーシリーズ第16作『仮面ライダードライブ』の2本目となるVシネマ作品。ドライブの2号ライダー、仮面ライダーマッハ/詩島剛と、宿敵ハートが主人公となり、本編終了後の新たな物語が描かれます。
上映会後には、主演の稲葉友さん(詩島剛/仮面ライダーマッハ役)、蕨野友也さん(仮面ライダーハート/ハート・ロイミュード役)に加え、竹内涼真さん(泊進ノ介役)、内田理央さん(泊霧子役)、吉井怜さん(沢神りんな役)、井俣太良さん(追田現八郎役)、馬場ふみかさん(羽鳥美鈴/メディック役)、はねゆりさん(西堀令子)ら8名の豪華キャストを招いた舞台挨拶も行われました。今回はその模様をお届けします。
MCの呼び込みでキャスト一同が登壇すると、会場から溢れんばかりの声援が沸き起こります。作品を愛するお客さんから上がるコールに笑顔で手を振るキャストのみなさん。「まさかこんなに盛り上がっていただけるとは!」と稲葉さん、「ハート・ロイミュード……いや」と一呼吸置いてからの「仮面ライダーハート役の蕨野友也です!」という蕨野さんの挨拶に、お客さんから盛大な拍手が送られました。
本作の主人公の1人、仮面ライダーマッハ/詩島剛を演じる稲葉さんは、Vシネマのお話が来たときを振り返りながら「あ、やるんだという感じでした。小説も出していただいて、やりきった気にはなっていましたから。ただ、正直に言うとマッハはあるかなと思ってました(笑)」と話し、会場からも笑いが起こります。「だから最初に話を聞いたときは“仮面ライダーハートってなに!?”と思って。自分よりもそっちばかり気になってました」と本作の印象を語ります。
そんな仮面ライダーハート/ハート・ロイミュードこと蕨野さんは「それ俺が一番思ってるから!」とすかさずツッコミ、それに対する稲葉さんも「ですよね!」と笑いながら首を縦に振ります。そして蕨野さんは「嬉しいサプライズでしたけど、進ノ介とぶつかり合う壮絶なラストを迎えていたので、距離感なんか正直どうするんだろうと思ってました」と第1印象を語ります。その後完成した台本を読んで内容に感動したらしく「よく作り込まれていて、新たに現さん(追田現八郎)とタッグを組むという楽しい撮影をさせていただけました」と主役となる喜びを噛み締めていました。
本編では仮面ライダードライブ/泊進ノ介を演じ、本作では主人公を支える立場になった竹内さん。やはりハートと進ノ介の距離は大事にしたいと考えていたようで「どういう距離感で話して良いのかわからない、という空気をお互いが自然に作れていたのが逆に良かったのかもしれないですね」と撮影を振り返ります。また監督や蕨野さんと演技のすり合わせも行い、2人の邂逅シーンは作中屈指の見所に仕上がっているらしいので期待が膨らみます。ちなみに竹内さん曰く、蕨野さんとの撮影シーンは「キュンキュン」しながら臨んていたとのこと。
本作にてとうとうクレジットが詩島霧子から泊霧子になった内田さん。「泊霧子になりました!」という挨拶に、お客さんから温かい拍手が送られます。今回は進ノ介との間に長男・英志を授かっていることもあり、なんと授乳シーンも存在。内田さん曰く「かなり大きめのパットを入れてるんです」ということらしく、ワンシーンたりとも手を抜かない拘りが感じられます。ところがこの直後、自分の発言の危うさに気がついた内田さんが膝を抱えて蹲ってしまうという一幕がありました。可愛い。
まさかのハートの相棒に抜擢された追田現八郎役の井俣さん。本編では名脇役として作品を盛り上げていた井俣さん自身もこんなにも重要な役を貰えるとは全く考えていなかったようで「前作(仮面ライダーチェイサー)では台詞2つでしたからね!」とぶっちゃけた発言をしてキャストもお客さんも大爆笑。「1年間ずっとやってきたけど(ハートとの)撮影での接点はなかったから、今回の撮影期間で関係を構築できたのが嬉しかったし楽しかったです」と喜びを語ります。
お馴染みの「ごきげんよう」という挨拶で会場をわかせるメディック/羽鳥みすず役の馬場さん。TV本編にて演じた羽鳥みすずのその後の姿を確認できたことに対する喜びを語る一方、本作でのメディックの役に対していろいろ思うところがある様子。「ロイミュードにアフレコすることはあったんですけど、まさか蕨野さんに声を当てるなんて思ってなくて(笑)」と話し、これには蕨野さんも思わず「ごめんね!」と謝り再び会場から笑いが起こります。
TV、小説を経て現さんと良い感じに関係を発展させていた沢神りんな役の吉井さんは、「ようやくここまで来たなという感じです。でもゴールインはまだなので、これからさらに何かあったら良いなと思ってます」とキャラクター愛を熱烈に語ります。そしてりんなさんに成りきり「そうだよね現八!?」と問いかけると、それを受けた井俣さんは「大丈夫だ先生、幸せにする!」とコメント。もしドライブファイナルステージに登場した幻の仮面ライダー現八郎のVシネマが出来るようなら、その後の2人を拝むことが出来る……かも?
『仮面ライダードライブ』関係のイベントとして今回始めて舞台挨拶を行うことになったはねゆりさん。演じた西堀令子は犯罪者の娘でありTV本編で剛を精神的に追いつめた因縁のキャラクターでしたが、小説を経て深い関係へと発展するなど本シリーズ随一の出世キャラクターとなりました。初のイベントということで最初は緊張していたそうですが、「こんなに大勢の人に歓迎されて感動に変わっちゃいました」と喜びを漏らします。そして「TVでは逮捕されて終わってたんですけど、今回でハッピーになれたので一つの役を演じさせて上で気持ちのよい最後を迎えられて幸せでした」とキャラクターに対する思い入れを語りました。
最後は「これだけドライブという作品が愛されているのが伝わって来ます。新しく仮面ライダーシリーズが続いているのはファンがいるからこそだと思うので、今後も仮面ライダーシリーズを愛し続けて貰えたら嬉しいです」(蕨野さん)、「キャストのみんなやファンのみなさんと久しぶりに会えて、言葉に尽くせないとはこういうことなんだと思います。ドラマCDとかも出て、まだまだいろいろ続いていきます。これに飽きずに懲りずにまた愛していただけたらなと思います」(稲葉さん)と作品への思いが詰まった言葉をいただき、舞台挨拶は幕を閉じました。
Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート』は11月16日(水)発売。また、その前日談を描いたドラマCD『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ 夢想伝』が11月25日(金)に発売となります。広がり続けるドライブワールドに今後も注目していきましょう!
[取材・文・写真/原直輝]
『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート』
2016 年 11 月 16 日(水)DVD&Blu-ray 発売
●DVD レンタル
映像特典:メイキング、特報、予告、DX シフトライドクロッサー&シフトハートロン PV、DESIGN GALLERY、POSTER VISUAL
●DVD&Blu-ray セル
通常版
【DVD】価格:4,500 円+税
映像特典:メイキング、特報、予告、DX シフトライドクロッサー&シフトハートロン PV、DESIGN GALLERY、POSTER VISUAL
COLOR/本編 83 分/片面 1 層/1.主音声:ステレオ/16:9LB
【Blu-ray】価格:5,500 円+税
映像特典:メイキング、特報、予告、DX シフトライドクロッサー&シフトハートロン PV、DESIGN GALLERY、POSTER VISUAL
音声特典:オーディオ・コメンタリー(稲葉友・蕨野友也・上遠野太洸・井俣太良)
COLOR/本編 83 分/1 層/1.リニア PCM(ステレオ)2.ドルビーTrueHD(コメンタリー:ステレオ)/16:9【1080p Hi-Def】
シフトライドクロッサー/シフトハートロン版(初回生産限定品)
【DVD】価格:12,000 円+税
映像特典:メイキング、特報、予告、DX シフトライドクロッサー&シフトハートロン PV、DESIGN GALLERY、POSTER VISUAL
封入特典:スペシャルライナーノート
DX シフトライドクロッサー&シフトハートロン(キャラボイス入り)
COLOR/本編 83 分/片面 1 層/1.主音声:ステレオ/16:9LB
【Blu-ray】価格:13,000 円+税
映像特典:メイキング、特報、予告、DX シフトライドクロッサー&シフトハートロン PV、DESIGN GALLERY、POSTER VISUAL
音声特典:オーディオ・コメンタリー(稲葉友・蕨野友也・上遠野太洸・井俣太良)
封入特典:スペシャルライナーノート
DX シフトライドクロッサー&シフトハートロン(キャラボイス入り)
COLOR/本編 83 分/1 層/1.リニア PCM(ステレオ)2.ドルビーTrueHD(コメンタリー:ステレオ)/16:9【1080p Hi-Def】
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