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実写映画『3月のライオン』後編の初日舞台挨拶より公式レポート到着

神木隆之介さん、実写映画『3月のライオン』後編の初日舞台挨拶で、前作とは違う演じ方などをコメント! 上海国際映画祭への正式出品も発表

 映画『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督の最新作で、神木隆之介さんら豪華キャストが出演する映画『3月のライオン』(原作:羽海野チカ)。現在絶賛公開中の“闘いの前編”に続く“愛の後編”が4月22日、ついに公開初日を迎えました。

 そして初日には、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、主演の神木さん、共演の有村架純さん、倉科カナさん、清原果耶さん、加瀬亮さん、伊勢谷友介さん、前田吟さん、大友啓史監督による舞台挨拶が開催。舞台上では、後編大ヒット祈願の鏡開きを敢行しました。

 しかし酒樽の中には、映画にちなんだ観客へのサプライズプレゼントと謎めいた赤い封筒が……。その封筒の中には、6月17日より中国で開幕する第20回上海国際映画祭パノラマ部門への正式出品と史上初の2夜連続プレミア上映決定の一報が封入されていました。今回、当日の公式レポートが到着したので、ここに公開しましょう。

後編初日舞台挨拶より公式レポート公開!
 作品の見どころについて神木さんは「衣装」と演じた零のファッションを挙げて「僕が着るダッフルコートの色にも何種類かあって、シーンの雰囲気で色が変わっている」と演出面での細部のこだわりを紹介。

 演技面では「前編・後編の間は少しだけ時が経っているという設定なので、後編では前編に比べて歩く速度や姿勢も変えました。それによって心に余裕ができ始めた感情を表現したかった。対局維持の姿勢やスピードにも注目して」とアピール。それに伊勢さんが「自分のシーンが一番好きなんですって!」と茶々を入れて、神木さんが「言い方!言い方!」と慌てて笑わせる一幕もあった。

 そんな伊勢谷さんは「棋士の皆さんが緊張感を持って人生をかけて将棋を打っているのを感じた。そんな戦いのオーラからこの映画のファンになった。神木君じゃなければこの役は出来なかったのではないかと思う。もう単なる一ファンのオジサンですよ」と感想。将棋初心者という加瀬さんは「将棋に関する動きは一から教わりました。撮影では駒を指す手元だけを映すのかと思ったら、ずっと長回しの演出だったので予想以上に疲労。結構しんどかったですね」と舞台裏を明かした。

 また対局シーンについて神木さんは「撮影に入る前にどのような手で指すのか、その理由を含めて教わるけれど、演じる中では自分が実際に考えて指しているような感覚にするために、教わった事を捨てる作業が必要でした。そこに葛藤があった」と回想。伊勢谷さんは「それがあるからリアルに映るんでしょうね」と感心しながら「それも含めて、この映画の素晴らしさをぜひ伝えたいですね」と一ファンとして代弁していた。

 清原さんと倉科さんは川本家での食事シーンをピックアップ。清原さんは「食事のシーンは休憩中からにぎやかで毎日楽しかった。友達から『リアルに見えるよ』と言ってもらえました」と身近な反響にニッコリ。倉科さんも「食べることは、生きることや楽しむことに繋がる。それが食事のシーンに詰まっている」と述べると、神木さんは「食事は本当に美味しかったです。ずっと食べていました。零を大食漢イメージにしたかったので、大口で食べました」と話した。

 一方の前田さんは「撮影はずいぶん前だから忘れちゃったなぁ。俺はもう70歳を超えているからね」と笑わせつつ「大友監督は俳優の魅力を引き出すのは日本一だね。黒澤明監督の孫がここに誕生しましたよ!」と大絶賛だった。

 有村さんは川本家で起こる感情を揺さぶるシーンを挙げて「ひなちゃん(清原)がイジメに合いながらも、自分のやったことは間違っていないというシーンは胸がグッと苦しくなった」と感想。大友監督は「ラストも、これで終わりというラストシーンではなく、これから始まるというラストにしたかった。それぞれのシーンが観客の皆さんの心に残って続いていくといい」とメッセージした。

 また舞台上では、後編大ヒット祈願の鏡開きを敢行。しかし酒樽の中には映画にちなんだ観客へのサプライズプレゼントと謎めいた赤い封筒が…。その封筒の中には、6月17日より中国で開幕する第20回上海国際映画祭パノラマ部門への正式出品と史上初の2夜連続プレミア上映決定の一報が封入されていた。

 サプライズで知らされた神木さんは「何の手紙なのかと思った~」と知らされていなかったドキドキを口にするも「嬉しい、沢山の方に見てもらいたい。史上初ですか…しかも2夜連続。“史上初”って響きが嬉しい。幸せなこと。皆さんに本当に感謝です」と嬉しそう。

 そして神木さんは「無事に前後編の二部が公開されて…僕らの手元から離れて映画は皆さんの作品になりました。これからも愛情を持って見守ってほしい」と公開までの道のりを思い出すかのようにウルウルと目を細めながら「感謝の気持ちでいっぱいです!」と思いのたけを言葉に託していた。

映画「3月のライオン」作品情報

【前編・後編】2部作連続大ヒット上映中!

<【後編】STORY>
愛することを知った18歳の将棋のプロ棋士・桐山零と、彼をめぐる人々の闘いと愛は今、クライマックスへ――!
幼い頃に家族を亡くし、育ててくれた師匠の家をある理由から出て行き、ひたすら将棋を指していた高校生のプロ棋士・桐山零は、川本家の3姉妹と出会う。あれから1年、今年も獅子王戦トーナメントが始まったが、最高峰を目指す棋士たちに様々な試練が降りかかる。トップに立つ将棋の神の子と恐れられる宗谷名人でさえ、ある重大な秘密を抱えていた。一方、零が別れを告げた師匠の家庭は崩壊へと向かっていく。さらに川本家の3姉妹を捨てた父親が突然現れ、耳を疑う要求を突き付ける。強くならなければ、大切な人たちは守れない。 愛することを知った零の闘いの行方は--?

<STAFF&CAST>
監督:大友啓史
出演:神木隆之介 有村架純 倉科カナ 染谷将太 清原果耶
佐々木蔵之介 加瀬亮 伊勢谷友介
前田吟 高橋一生 岩松了 斉木しげる 中村倫也 尾上寛之 奥野瑛太 甲本雅裕 新津ちせ 板谷由夏
伊藤英明/豊川悦司
原作:羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)
脚本: 岩下悠子 渡部亮平 大友啓史
音楽:菅野祐吾
後編主題歌:藤原さくら「春の歌」(スピードスターレコーズ)
配給:東宝=アスミック・エース

>>映画「3月のライオン」公式サイト
>>映画「3月のライオン」公式ツイッター(@3lionmovie)
>>映画「3月のライオン」公式Facebook

(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
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