とてもスケジュールがあって総勢18名が出演!気合いをにじませた「AD-LIVE 2018」出演者発表会レポート
すっかり毎年恒例となった、鈴村健一さんプロデュースの即興劇プロジェクト「AD-LIVE」が、今年も開催! 6月26日(火)に毎年恒例の出演者発表会を行ないました!
声優陣による演劇として、確固たる地位を確立している「AD-LIVE」ですが、10周年を迎える今年も進化は止まらない様子。さらなるパワーアップを確信させるラインナップとなりました。ここでは、出演者発表会当日の模様をレポートします。
アドリブワードも冴えた!出演者登壇の発表会
今年も、秋に埼玉で8公演、神奈川と大阪で各4公演の全16公演上演。さらにその後、10周年記念公演も予定されており、AD-LIVE史上最大規模となるそうです。気になるキャストは以下の通り。
「AD-LIVE 2018」
【埼玉公演】(三郷市文化会館)
9月15日(土):寺島拓篤さん、中村悠一さん
9月16日(日):関 智一さん、福圓美里さん
9月22日(土):蒼井翔太さん、岩田光央さん
9月23日(日):梶 裕貴さん、羽多野渉さん
【神奈川公演】(横須賀芸術劇場)
10月6日(土):石川界人さん、鳥海浩輔さん
10月7日(日):櫻井孝宏さん、前野智昭さん
【大阪公演】(メルパルク大阪)
10月27日(土):小野賢章さん、下野 紘さん
10月28日(日):浅沼晋太郎さん、津田健次郎さん
※全公演出演:鈴村健一さん
「AD-LIVE 10th Anniversary stage ~とてもスケジュールがあいました~」(ゼビオアリーナ仙台)
11月17日(土):蒼井翔太さん、浅沼晋太郎さん、梶 裕貴さん、下野 紘さん、寺島拓篤さん、鈴村健一さん
11月18日(日):岩田光央さん、小野賢章さん、櫻井孝宏さん、鈴村健一さん、森久保祥太郎さん、浅沼晋太郎さん
今回のテーマは「究極のアドリブ」!出演者は、世界観と最後の行動だけを頼りに物語を作っていきます。さらに、全公演にストーリーテラーとして鈴村さん(11月18日は浅沼さん)が参加。突然設定や状況を付け加えていくそうです。つまり、出演者はその場で言われた設定や状況に対応しなければならず、今まで以上にアドリブ力が試されることに。まさに究極のアドリブ!
発表会では出演日ごとに出演者が登場し、MCの鈴村さんと掛け合いました。2度目の出演で気合い十分の寺島さん(同日出演の中村さんはVTR出演)、劇団の座長同士プライドをかけて戦うと誓った関さん&福圓さん、「4年くらい一緒にやっているような気持ち。信頼関係がある」という蒼井さん&岩田さん、「長い付き合いなので友だちのような感覚もある」と笑った梶さん&羽多野さんと、埼玉公演は4組が登壇。初参加の福圓さんから5年ぶりのAD-LIVE復帰となった岩田さんまで、経験の有無に関わらず確かな実力を持つ布陣が揃いました。
続く神奈川公演は、アドリブワードで畳み掛けるように掛け合った石川さん&鳥海さん、「あまりの緊張に舞台ソデでクヨクヨしてた」と呟いた櫻井さん&前野さんの2組。大阪公演は、「他の組のコンビネーションに負けないように」と意気込んだ小野さん&下野さん、裏方としてもAD-LIVEに関わっている浅沼さん&津田さんの2組が登壇しました。こちらも、個々に高い実力を持つキャストたち。そんなキャストたちがコンビを組むことで、どんな化学反応が起こるのか……。期待を寄せる観客の歓声が会場に響き渡りました。
ちなみに、登壇時にはアドリブワードを使ったインタビューも(以下、“”内はアドリブワード)。「“リスケ”させてもらっていいですかね?」という関さんには、鈴村さんが「せっかくスケジュールあわせたのに!」とツッコミを入れ、前野さんは「(少々落ち着いてしまった観客に向けて)“笑ってよぉ……”」など神ワードを連発し、櫻井さんから「引きが良いねえ……!」と驚かれていました。早くもウォーミングアップはバッチリです!
最後には10周年記念公演の出演者が改めて登壇。この公演の出演者は、ストーリーテラーを含めて6人! 過去最大の人数で挑むそうです。AD-LIVEファンを公言する梶さんは、「夢でした! うれしいです」と興奮しっぱなし。「ボケもツッコミもいるし、ちょうどいいバランスだと思う。梶くんはこういうときにぶっこむんだよね!」という鈴村さんに「心強いです! やりたい放題やりますんで」と返し、高らかにボケ宣言しました。そして森久保祥太郎さんは記念公演の2日目にのみ出演。大歓声を受け登壇した森久保さんは「ひとこと言いたいよ鈴、“お前をリスペクトする”」と、極上のアドリブワードを披露しました。
そして、鈴村さんはAD-LIVE立ち上げ当初から「助けてもらっていた」という岩田さんと櫻井さんについてもコメント。「2人にも最後を締めくくってもらいたかった」とキャスティングの理由を明かしました。
「10周年の記念ですから。新しくも原点に近づけるAD-LIVEになればと思っています。その目に焼き付けるべく遊びに来てもらえたら」。鈴村さん並々ならぬ願いと思いが詰まった「AD-LIVE 2018」は、とてつもない仕上がりになりそうですね。
[取材・文/松本まゆげ]