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アニメ
【連載】『ソードアート・オンライン アリシゼーション』第7話 感想:松岡禎丞×島﨑信長 対談| “アスナ感”のあるユージオの存在
2018年10月より放送中のTVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』(SAOアリシゼーション)。11月17日には、TOKYO MXほかにて第7話「剣の学び舎」が放送となりました。
※※※第7話のネタバレが含まれています。本編視聴後にご覧いただくことをおすすめします※※※
キリトとユージオがルーリッドの村を出て2年。2人は央都セントリアで《北セントリア帝立修剣学院》に入学し、修剣士として腕を磨き、アリスを助けるために整合騎士を目指していた。
キリトが《ギガスシダー》の枝から仕立てた黒い剣を手に入れたり、学院最強のウォロと戦うことになるなど、いろいろなことが起こった第7話の感想を、松岡禎丞さん(キリト役)、島﨑信長さん(ユージオ役)の2人がラジオ番組「ソードアート・オンエアー アリシゼーション」で語っていたので、そちらでのトークをお伝えしていきます。今回は“おまけトーク”付きです。
<連載バックナンバー>
【第1話】アンダーワールド
【第2話】悪魔の樹
【第3話】果ての山脈
【第4話】旅立ち
【第5話】オーシャン・タートル
【第6話】アリシゼーション計画
2年の月日を自然と感じさせる演出が光った第7話 松岡禎丞さん(以下、松岡):第7話のストーリーから言うと“キリトとユージオが《北セントリア帝立修剣学院》に入って2年が過ぎた。卒業を控えたソルティリーナ先輩と、最後に本気で戦うという約束をしたキリト。しかし、《ギガスシダー》を材料にした剣が完成したあと、予期せず学院主席のウォロと立ち会いをすることに…”という話だけど、第4話ではカットされていましたが、キリトは確かに旅に出るときに《ギガスシダー》の枝を持っていたね。
島﨑信長さん(以下、島﨑):そうだね。大きいものを持って旅に出たよね。でも、その前に2年の月日を一気に省略したことに、驚いた人もいたのではないでしょうか。
松岡:冒頭で少し振り返っていたのかな。
島﨑:実際に原作であったことの絵が入る流れだった気がする。収録も順調だから、第7話は、記憶としてはわりと懐かしい話になるんだよね(笑)。
松岡:でも、ここの(シーンの)切り方は、必要なことだったんだよね。今後のこともあるし。でも、切ったことをあまり感じさせないくらいに中身の濃い話になっていたから良かったです。そして、ここから我々の滑舌を試されるシーンがたくさん出てくるんですけど。
島﨑:それはもう少しあとだね。具体的に言うと第10~12話あたりになるとくるよね。
松岡:だからそのへんのWEB予告は聞いてほしくない(笑)。
島﨑:声優殺しみたいなところはあるね(笑)。それについてはまたそのときに話そうか。でも、その間の2年間のことを、原作を読んでいる方はご存知だと思うけど、アニメからという方は、修剣学院に入るまでのお話を原作で読んでいただけたら、より楽しめると思います。僕らは僕らで2年経ったんだなという前提でのやり取りが、すごく楽しかったんですよ。
松岡:ホントに相棒感もあるし、ユージオのキリトに対する接し方が如実に変わっていたから。
島﨑:剣も師匠でもあるし、キリトってすごい!と、見上げていた感じがこれまではあったんですよね。キリトのことは今も尊敬しているし、心の底では“すごい”という気持ちは変わらずにあるんだけど、第7話では「もう、しょうがないなぁ、キリトは……」という感じもかなり出ていました。「はいはい、わかったよ」みたいな感じ。
松岡:明日奈は現実パートで頑張っているんだけど、《アンダーワールド》の世界だと、ユージオがアスナのポジションになっているんですよ。
島﨑:第7話のとき、かなり「アスナ感がある」と言っていたもんね(笑)。
松岡:「ちょっとキリトくん!」というのがリフレインするんですよ(笑)。
島﨑:ユージオももう2年以上も一緒に過ごしているからね。
松岡:あとは第4話のラストの旅立ちのとき――エンディングに入る直前のシーンで、キリトが背負っていた《ギガスシダー》の枝から作った剣が完成するというのも大きかったね。
島﨑:やっぱりキリトと言えば黒い剣ですよ。
松岡:黒い剣はやっぱり必要だね。キリトはすごく黒いんだよな……。性格とかではなく、普段の服装もそうなんだけど。結構明日奈に「今日も黒いね」と言われるんだけど……。
島﨑:でも、似合ってるから大丈夫(笑)。
松岡:剣も黒いし、髪の毛も黒いから、黒の剣士なんです。
島﨑:《アリシゼーション》ではどうなるかはわからないですけど、二刀流になるときがあったら、楽しみだよね。
松岡:今後どうなっていくのか、毎回見逃さずに追っていただけたらと思います。
島﨑:ユージオの剣の才能についてとかは原作で補完してくれたら、よりわかっていただけると思います。
松岡:とある技を一心に練習していたりしたからね。
島﨑:キリトが戦慄するような才能をユージオは持っていたりするので、原作と併せてチェックしてもらえたら嬉しいです。
おまけトーク ――2年間経っていたのは驚きました。
島﨑:本当にみんなびっくりしたんじゃないかなと思います。《ザッカリア剣術大会》の話とかは、ぜひ原作で読んでいただけたら嬉しいです。でも、その2年間を象徴していたのが、冒頭の「キリト、いい加減起きなよ」なんですよね。そこで2年間一緒に過ごしてきたんだなというのがわかるんですよ。それまでの関係性がないと出てこないセリフだったから。
松岡:世話焼き女房みたいになっているからね(笑)。
島﨑:世話を焼いてばかりだからね……。2年という時間が過ぎているから、どうする?という話は2人でちょっとしたんですよ。少しだけ大人にするのかしないのかとか。でも、意図的に変えようとし過ぎるのはどうかなというのがあって、結果的に変に意識し過ぎず、掛け合いの中での自然な変化に任せました。
――でも、自然と2年の月日を感じさせてくれる演出であり脚本でしたね。
松岡:それと第7話では、新キャラもたくさん出てきたんですよ。
――リーナ先輩などですね。先輩に勝てないキリトというのも、あまり見たことがなかったですし、心の力が勝敗に左右するというのも、新たに出てきた事実ではありましたね。
島﨑:心の力が直接的な力になるというのは、今後のいろいろなことに繋がるし、実は今までのいろんなものにも繋がる大事な設定ですね。あと、リーナさんのほかにはウンベール……。
松岡:あとライオスだね。この2人はどクズ野郎なんですよ(笑)!
島﨑:まぁ、第7話では嫌味みたいなことを言っていたので、みなさんの想像通りのキャラクターだとは思うんですけど、想像以上に結構あれであれな感じです(笑)。
松岡:嘘だろ!という。
――そして、黒い剣ができたシーンはいかがでした?
松岡:サードレさんはツンデレでしたね(笑)。
島﨑:やっぱり黒剣は大事だよね!
松岡:黒剣で重い剣ね。STR(筋力)を要求されるような。たぶん視聴者の方々も、キリトに黒い剣を持たせたらダメだよと思ったんじゃないでしょうか(笑)。
――案の定、持った瞬間に、学院主席のウォロ・リーバンテインと戦うことになりましたけど。
島﨑:でも、ウォロは騎士道がある人なんですよ。ウンベールたちみたいなのかと思いきや、強さに対して貪欲なだけなんだなと。やり方には問題があるけど。
松岡:泥が跳ねただけだからね(笑)。でも、いい意味でも悪い意味でも真っ直ぐなんだよね。最後も「私は、寸止めの立会いはしないのだ」……だからね。
――あとは、途中で、キリトの記憶が戻ったら自分の前からいなくなるのではないかと不安になるユージオのシーンが印象的でした。「……たとえ記憶が戻っても、俺は帰らないよ」というキリトの言葉にホッとするところですが。
島﨑:ここまで来られたのはキリトのおかげという気持ちがすごくあるから……。キリトは記憶喪失ということになっていたので、そういう不安はずっとあったんですよね。キリトは、ユージオのことを強い人間だと思ってくれているかもしれないけど、ユージオからしたらキリトがいたからなんです。
松岡:ここのシーンはアフレコをしていても、すごく自然にできたんですよ。
島﨑:ユージオは不安が表に出てしまうときが結構あるんだけど、そのたびにキリトが力が抜けた、自然と心から出た言葉で「それは違うよ」と言ってくれるんですよ。それがすごくありがたいなと。だから余計に「ありがとう」と思うんですけど。この2人の関係性はとってもいいなと思う。
松岡:じゃなきゃ、2年も一緒にいられないしね(笑)。
島﨑:2年経って一緒にいたからこそ、いなくなってしまう不安も高まっていくわけだけど、こうやって自分の弱さを認められるのはすごいよね。
松岡:ホントにそう。このへんのやり取りのシーンは、家で練習しているときに、どうなるのかな?という思いが強かったんです。でも、実際にテストでやったときに、あれ? こんなに自然にできてたっけ俺、という感じだったんですよ。それくらい自然に心から出た言葉だったんです。
[文・塚越淳一]
作品情報
【イントロダクション】
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。
そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。
ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。名前は、アリス。絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。
【放送情報】
TOKYO MX:10月6日より 毎週土曜 24:00~
とちぎテレビ:10月6日より 毎週土曜 24:00~
群馬テレビ:10月6日より 毎週土曜 24:00~
BS11:10月6日より 毎週土曜 24:00~
MBS:10月6日より 毎週土曜 27:08~
テレビ愛知:10月8日より 毎週月曜 26:05~
[配信情報]
AbemaTV:10月6日より 毎週土曜 24:00~(地上波同時配信)
*放送開始日・放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。
【STAFF】
原作:川原礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:小野学
キャラクターデザイン:足立慎吾 鈴木豪 西口智也
助監督:佐久間貴史
総作画監督:鈴木豪 西口智也
プロップデザイン:早川麻美 伊藤公規
モンスターデザイン:河野敏弥
アクション作画監督:菅野芳弘 竹内哲也
美術監督:小川友佳子 渡辺佳人
美術設定:森岡賢一 谷内優穂
色彩設計:中野尚美
撮影監督:脇顯太朗 林賢太
モーショングラフィックス:大城丈宗
CG監督:雲藤隆太
編集:近藤勇二
音響監督:岩浪美和
効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
音楽:梶浦由記
プロデュース:EGG FIRM ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:SAO-A Project
【CAST】
キリト(桐ヶ谷和人):松岡禎丞
アスナ(結城明日奈):戸松遥
アリス:茅野愛衣
ユージオ:島﨑信長
【主題歌】
オープニングテーマ:LiSA「ADAMAS」
エンディングテーマ:藍井エイル「アイリス」
公式HP
公式ツイッターアカウント(@sao_anime)
※※※第7話のネタバレが含まれています。本編視聴後にご覧いただくことをおすすめします※※※
キリトとユージオがルーリッドの村を出て2年。2人は央都セントリアで《北セントリア帝立修剣学院》に入学し、修剣士として腕を磨き、アリスを助けるために整合騎士を目指していた。
キリトが《ギガスシダー》の枝から仕立てた黒い剣を手に入れたり、学院最強のウォロと戦うことになるなど、いろいろなことが起こった第7話の感想を、松岡禎丞さん(キリト役)、島﨑信長さん(ユージオ役)の2人がラジオ番組「ソードアート・オンエアー アリシゼーション」で語っていたので、そちらでのトークをお伝えしていきます。今回は“おまけトーク”付きです。
<連載バックナンバー>
【第1話】アンダーワールド
【第2話】悪魔の樹
【第3話】果ての山脈
【第4話】旅立ち
【第5話】オーシャン・タートル
【第6話】アリシゼーション計画
2年の月日を自然と感じさせる演出が光った第7話 松岡禎丞さん(以下、松岡):第7話のストーリーから言うと“キリトとユージオが《北セントリア帝立修剣学院》に入って2年が過ぎた。卒業を控えたソルティリーナ先輩と、最後に本気で戦うという約束をしたキリト。しかし、《ギガスシダー》を材料にした剣が完成したあと、予期せず学院主席のウォロと立ち会いをすることに…”という話だけど、第4話ではカットされていましたが、キリトは確かに旅に出るときに《ギガスシダー》の枝を持っていたね。
島﨑信長さん(以下、島﨑):そうだね。大きいものを持って旅に出たよね。でも、その前に2年の月日を一気に省略したことに、驚いた人もいたのではないでしょうか。
松岡:冒頭で少し振り返っていたのかな。
島﨑:実際に原作であったことの絵が入る流れだった気がする。収録も順調だから、第7話は、記憶としてはわりと懐かしい話になるんだよね(笑)。
松岡:でも、ここの(シーンの)切り方は、必要なことだったんだよね。今後のこともあるし。でも、切ったことをあまり感じさせないくらいに中身の濃い話になっていたから良かったです。そして、ここから我々の滑舌を試されるシーンがたくさん出てくるんですけど。
島﨑:それはもう少しあとだね。具体的に言うと第10~12話あたりになるとくるよね。
松岡:だからそのへんのWEB予告は聞いてほしくない(笑)。
島﨑:声優殺しみたいなところはあるね(笑)。それについてはまたそのときに話そうか。でも、その間の2年間のことを、原作を読んでいる方はご存知だと思うけど、アニメからという方は、修剣学院に入るまでのお話を原作で読んでいただけたら、より楽しめると思います。僕らは僕らで2年経ったんだなという前提でのやり取りが、すごく楽しかったんですよ。
松岡:ホントに相棒感もあるし、ユージオのキリトに対する接し方が如実に変わっていたから。
島﨑:剣も師匠でもあるし、キリトってすごい!と、見上げていた感じがこれまではあったんですよね。キリトのことは今も尊敬しているし、心の底では“すごい”という気持ちは変わらずにあるんだけど、第7話では「もう、しょうがないなぁ、キリトは……」という感じもかなり出ていました。「はいはい、わかったよ」みたいな感じ。
松岡:明日奈は現実パートで頑張っているんだけど、《アンダーワールド》の世界だと、ユージオがアスナのポジションになっているんですよ。
島﨑:第7話のとき、かなり「アスナ感がある」と言っていたもんね(笑)。
松岡:「ちょっとキリトくん!」というのがリフレインするんですよ(笑)。
島﨑:ユージオももう2年以上も一緒に過ごしているからね。
松岡:あとは第4話のラストの旅立ちのとき――エンディングに入る直前のシーンで、キリトが背負っていた《ギガスシダー》の枝から作った剣が完成するというのも大きかったね。
島﨑:やっぱりキリトと言えば黒い剣ですよ。
松岡:黒い剣はやっぱり必要だね。キリトはすごく黒いんだよな……。性格とかではなく、普段の服装もそうなんだけど。結構明日奈に「今日も黒いね」と言われるんだけど……。
島﨑:でも、似合ってるから大丈夫(笑)。
松岡:剣も黒いし、髪の毛も黒いから、黒の剣士なんです。
島﨑:《アリシゼーション》ではどうなるかはわからないですけど、二刀流になるときがあったら、楽しみだよね。
松岡:今後どうなっていくのか、毎回見逃さずに追っていただけたらと思います。
島﨑:ユージオの剣の才能についてとかは原作で補完してくれたら、よりわかっていただけると思います。
松岡:とある技を一心に練習していたりしたからね。
島﨑:キリトが戦慄するような才能をユージオは持っていたりするので、原作と併せてチェックしてもらえたら嬉しいです。
おまけトーク ――2年間経っていたのは驚きました。
島﨑:本当にみんなびっくりしたんじゃないかなと思います。《ザッカリア剣術大会》の話とかは、ぜひ原作で読んでいただけたら嬉しいです。でも、その2年間を象徴していたのが、冒頭の「キリト、いい加減起きなよ」なんですよね。そこで2年間一緒に過ごしてきたんだなというのがわかるんですよ。それまでの関係性がないと出てこないセリフだったから。
松岡:世話焼き女房みたいになっているからね(笑)。
島﨑:世話を焼いてばかりだからね……。2年という時間が過ぎているから、どうする?という話は2人でちょっとしたんですよ。少しだけ大人にするのかしないのかとか。でも、意図的に変えようとし過ぎるのはどうかなというのがあって、結果的に変に意識し過ぎず、掛け合いの中での自然な変化に任せました。
――でも、自然と2年の月日を感じさせてくれる演出であり脚本でしたね。
松岡:それと第7話では、新キャラもたくさん出てきたんですよ。
――リーナ先輩などですね。先輩に勝てないキリトというのも、あまり見たことがなかったですし、心の力が勝敗に左右するというのも、新たに出てきた事実ではありましたね。
島﨑:心の力が直接的な力になるというのは、今後のいろいろなことに繋がるし、実は今までのいろんなものにも繋がる大事な設定ですね。あと、リーナさんのほかにはウンベール……。
松岡:あとライオスだね。この2人はどクズ野郎なんですよ(笑)!
島﨑:まぁ、第7話では嫌味みたいなことを言っていたので、みなさんの想像通りのキャラクターだとは思うんですけど、想像以上に結構あれであれな感じです(笑)。
松岡:嘘だろ!という。
――そして、黒い剣ができたシーンはいかがでした?
松岡:サードレさんはツンデレでしたね(笑)。
島﨑:やっぱり黒剣は大事だよね!
松岡:黒剣で重い剣ね。STR(筋力)を要求されるような。たぶん視聴者の方々も、キリトに黒い剣を持たせたらダメだよと思ったんじゃないでしょうか(笑)。
――案の定、持った瞬間に、学院主席のウォロ・リーバンテインと戦うことになりましたけど。
島﨑:でも、ウォロは騎士道がある人なんですよ。ウンベールたちみたいなのかと思いきや、強さに対して貪欲なだけなんだなと。やり方には問題があるけど。
松岡:泥が跳ねただけだからね(笑)。でも、いい意味でも悪い意味でも真っ直ぐなんだよね。最後も「私は、寸止めの立会いはしないのだ」……だからね。
――あとは、途中で、キリトの記憶が戻ったら自分の前からいなくなるのではないかと不安になるユージオのシーンが印象的でした。「……たとえ記憶が戻っても、俺は帰らないよ」というキリトの言葉にホッとするところですが。
島﨑:ここまで来られたのはキリトのおかげという気持ちがすごくあるから……。キリトは記憶喪失ということになっていたので、そういう不安はずっとあったんですよね。キリトは、ユージオのことを強い人間だと思ってくれているかもしれないけど、ユージオからしたらキリトがいたからなんです。
松岡:ここのシーンはアフレコをしていても、すごく自然にできたんですよ。
島﨑:ユージオは不安が表に出てしまうときが結構あるんだけど、そのたびにキリトが力が抜けた、自然と心から出た言葉で「それは違うよ」と言ってくれるんですよ。それがすごくありがたいなと。だから余計に「ありがとう」と思うんですけど。この2人の関係性はとってもいいなと思う。
松岡:じゃなきゃ、2年も一緒にいられないしね(笑)。
島﨑:2年経って一緒にいたからこそ、いなくなってしまう不安も高まっていくわけだけど、こうやって自分の弱さを認められるのはすごいよね。
松岡:ホントにそう。このへんのやり取りのシーンは、家で練習しているときに、どうなるのかな?という思いが強かったんです。でも、実際にテストでやったときに、あれ? こんなに自然にできてたっけ俺、という感じだったんですよ。それくらい自然に心から出た言葉だったんです。
[文・塚越淳一]
作品情報
【イントロダクション】
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。
そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。
ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。名前は、アリス。絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。
【放送情報】
TOKYO MX:10月6日より 毎週土曜 24:00~
とちぎテレビ:10月6日より 毎週土曜 24:00~
群馬テレビ:10月6日より 毎週土曜 24:00~
BS11:10月6日より 毎週土曜 24:00~
MBS:10月6日より 毎週土曜 27:08~
テレビ愛知:10月8日より 毎週月曜 26:05~
[配信情報]
AbemaTV:10月6日より 毎週土曜 24:00~(地上波同時配信)
*放送開始日・放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。
【STAFF】
原作:川原礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:小野学
キャラクターデザイン:足立慎吾 鈴木豪 西口智也
助監督:佐久間貴史
総作画監督:鈴木豪 西口智也
プロップデザイン:早川麻美 伊藤公規
モンスターデザイン:河野敏弥
アクション作画監督:菅野芳弘 竹内哲也
美術監督:小川友佳子 渡辺佳人
美術設定:森岡賢一 谷内優穂
色彩設計:中野尚美
撮影監督:脇顯太朗 林賢太
モーショングラフィックス:大城丈宗
CG監督:雲藤隆太
編集:近藤勇二
音響監督:岩浪美和
効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
音楽:梶浦由記
プロデュース:EGG FIRM ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:SAO-A Project
【CAST】
キリト(桐ヶ谷和人):松岡禎丞
アスナ(結城明日奈):戸松遥
アリス:茅野愛衣
ユージオ:島﨑信長
【主題歌】
オープニングテーマ:LiSA「ADAMAS」
エンディングテーマ:藍井エイル「アイリス」
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(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project