この記事をかいた人
- 福室美綺
- 福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。親友であり敵のような複雑な関係性が大好物です。
2019年春リリース予定の育成シミュレーションゲーム『星鳴エコーズ』。本作は、『夢王国と眠れる100人の王子様』『茜さすセカイでキミと詠う』を手がけるジークレストの完全新作です。
人々の社会・生活・命を脅かす塔“フラグメントタワー”を消し去る力を持つ“セプター”の育成教育機関「星鳴学園」。プレイヤーは教師となり、選抜クラスのセプター候補生が集う寮“スピカ寮”を担当することに。キャラクター同士の関わり×プレイヤーとキャラクターの関わりという2軸でストーリーが展開されていきます。
リリース前に先がけて、本作に登場する個性的なキャラクターを務める声優陣にインタビュー! 今回は、【前編】に引き続き、火野進示役・小野友樹さんです。
火野 進示(ひの しんじ)は、第21学生塔破隊“フェニックス”の隊長を務め、正義感が強く猪突猛進型の努力家で、個性的なメンバーを引っ張る男の中の漢。
後半となる本稿では、『星鳴エコーズ』の世界観や小野さんが演じる火野 進示、そしてチーム“フェニックス”のメンバーについてたっぷりとお伺いしました。また、小野さん自身が“共鳴したこと”について語られる場面は、皆さんの心にも刺激を与える内容となっております。ぜひ最後までご覧ください!
ーーはじめに、本編を収録された感想をネタバレしない程度で教えてください。
小野友樹さん(以下、小野):坂くん演じる遠野 涼太と熱くぶつかり合うシーンがありましたので、バトルものの良さが出ているな、と感じました。
気持ち、体、すべてをぶつけ合うシーンに加え、『星鳴エコーズ』のキーポイントになっている“塔”の真相にも迫るというミステリー感覚も楽しんでいただけると思います。
ーー『星鳴エコーズ』の世界観に触れて、どのような印象を受けられましたか?
小野:特に、“星の塔”が気になったので、早くそのビジュアルをゲームで見たい気持ちがあります。僕ら演者側も謎な部分や明かされていないところもあるので。
キャラクターたちは塔を破壊する目的を持って行動しますが、実は破壊した塔が何かの引き金になってしまったり、良かれと思ってやっていたことが破滅に向かっていたり……いろいろな妄想が膨らみます。
ーー確かに!そのように進む可能性もあるかもしれません。
小野:1番分かりやすい展開としては、だんだん塔が大きくなって最後にやっつけるというパターンですよね。それか、どんでん返しになるか(笑)
ーー果たしてどのような展開になるのか楽しみですね! 小野さん演じる火野 進示(ひの しんじ)はどのようなキャラクターなのでしょうか。
小野:火野くんは基本的に声がでかい(笑)ハッキリとものを言う、感情を素直に出すという意味では、かなりストレートで分かりやすいキャラクターです。
本当に見たままそのままのキャラクターで、収録中はずっと声を張り上げていました。
ーーラジオの中で、火野の“頭が悪く勉強ができない”という短所部分に敏感に反応されていましたね。
小野:いや、よく書いたなぁと(笑)
一同:(笑)
小野:“頭が悪く勉強ができない”、どちらか一方で十分なのに(笑) 書き方がすごく面白くて目に留まりました。
ーー小野さん自身、お気に入りのシーンや印象的なシーンがあれば教えてください。
小野:先ほどもお話しましたが、やっぱり坂くん演じる涼太と熱くぶつかり合うシーンです。
収録のときは、涼太の声を聴きながらそれに応えるように自分の声をかぶせていきました。坂くんの声からガッツを出している様子が伝わってきたので、火野として負けられない気持ちで張り合わせていただきました。
ーーガッツで心が熱い感じは、涼太と似ているのですね。
小野:そうなんですよ。涼太のプロフィールにも「長所:前向き」と分かりやすく記載されているので、火野と似ている部分があると思います。
ただ1つ、キャラクターのプロフィールでもう少しツッコミたかったのは、「短所:情熱が空回りしがち」ですね。まさに坂くんそのまま(笑) 焼き肉も好きって書いてありますし(笑)
ーー本当ですね! お話を伺うほど、涼太くんと火野くんがぶつかり合うシーンが気になってきました。本当にリリースが待ち遠しいです。
小野:特に、涼太と熱く声を合わせているシーンは1回だけなので、ぜひその貴重なシーンをお聞き逃しなく!
ーー小野さん演じる火野は、チーム「フェニックス」の隊長です。
小野:火野は面倒見が良いところもありますが、“勝手についてこい”という面もあります。面倒はみるけど、そこまで甲斐甲斐しくお世話をする感じもありません。
ーー個人的に、リーダーとして頼りになるキャラクターだと感じました。
小野:どうかなぁ(笑) プロフィールに“猪突猛進型”と書いてあるように、止める人がいないとそのまま突き進んでいくタイプなので……ネタバレなしでの説明は難しい!(笑)
一同:(笑)
ーー隊長として所属するチーム「フェニックス」の印象はいかがですか?
小野:チームカラーが灰色なので、最初は“大人なチーム”なのかなと思いました。でも、火野は熱い気持ちを持っていますし、目上の者や勢力の強い相手とは争わず従ったほうが得策だと考えるキャラクターもいるので、「あれ?どうやら違うぞ?」と。
薄氷 世人(うすらい せと/CV:小林大紀)は、短所に冷酷で利己的と記載されているように人を選ぶタイプ。
そして、天覧堂ジャッファール(てんらんどう じゃっふぁーる/CV:置鮎龍太郎)! 火野の出身地は千葉なのに、ジャッファールは異国(笑) 天覧堂は、声に出して読みたくなる名前ですよね(笑)
ーー確かに!
小野:イメージですけど、おそらく石油関連の国が出身地ではないかと(笑) 本当のところはどうなんだろう……?(スタッフへ尋ねる小野さん)
ーー灰羽 紙乃(はいばね しの/CV:堀江瞬)はいかがですか?
小野:灰羽くんは基本、物静かで引きこもりなキャラクターです。趣味もパズルやソリティアなので、1人の時間が好きなんだと思います。
改めて見直すと、チーム「フェニックス」は一癖二癖もあるキャラクターが勢ぞろいしていますね。
ーー小野さん自身、チーム「フェニックス」の中で1番気になるキャラクターは誰でしょうか?
小野:(大きな声で)天覧堂ジャッファール!
一同:(笑)
小野:もう出身地が異国という点で気になりますよね。このインタビューで答え合わせができたのでスッキリしました(笑)
▼「フェニックス」チーム紹介PV
ーー『星鳴エコーズ』はプレイヤーが教師になって「星鳴学園」で生徒と交流していくという“響きあう共鳴の物語”をテーマにしていますが、小野さん自身、学園生活で“共鳴したなぁ~!”と感じたエピソードなどがあれば教えてください。
小野:う〜ん……たぶん、“共鳴”を感じずに、僕は大人になったのかもしれない。
学生時代は“青春”といえるサッカー部に入っていましたが、共鳴を感じた瞬間が1回もないんです。また、僕のプレースタイルは、あまりパスを出さない(笑)
一同:(笑)
小野:質問を受けて、改めて“僕は共鳴を求めているんだな”と思いました。この世界(声優業界)に入って“共鳴”は日々すごく感じるので、そういう意味では僕を救ってくれたのはこの世界なのかなと思いますね。
ーーかっこいい……。
小野:かっこいいのかどうか分かりませんが(笑) お芝居は聞いて応えることの繰り返しなので、今まで感じてこれなかったのはそれができていなかったのではないかと。
ある先輩から「(小野さんの芝居は)こっちが出したものをどこでも受け止めてくれる」とおっしゃってくれて、まさに“共鳴だな”と。
その言葉をいただいときは本当に嬉しくて。大人になってこの世界に入れて、本当に良かったと思います。それが、僕の“共鳴”です。
ーー素敵なお話をありがとうございます。最後に、アプリのリリースを楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
小野:絶賛、事前登録受付中!ということで、おそらく着々とゲームプレイの準備をしていただけているかと思います。
まだまだ皆さんへお伝えできていないことがあるので、坂くんが奮闘しながら伝えてくれるラジオの方もぜひ聴いていただき、Twitterの情報も追いかけていただいて、リリース日を楽しみにお待ちください!
ーーありがとうございました!
[取材・文/福室美綺 写真/佐藤ポン]
2月20日(水)より、事前登録が絶賛受付中です。
詳しい情報は事前登録ページをご確認ください。
人々の社会を、生活を、命を脅かす塔“星の塔フラグメントタワー”を消し去る力を持つ『セプター』セプター能力を向上させる力を持つ、特異な存在『共鳴者』その力を見出され、セプター養成学校“星鳴学園”の教師となったあなたは選抜クラスのセプター候補生が集う寮“スピカ寮”を担当することに。共鳴者として生徒たちと心を通わせ、誰よりも近くで見守ることがあなたの役目。セプターを育成する教育機関、星鳴学園を舞台にあなたと、生徒たちが奏でる共鳴の物語が始まる――。
タイトル:星鳴エコーズ(ほしなりえこーず)
ジャンル:『共鳴』育成シミュレーションゲーム
配信開始日:2019 年春(予定) iOS 版/Google Play 版
価格:基本プレイ無料(一部アイテム課金制)
対応 OS:iOS/Android(機種によりご利用いただけない場合があります)
原作/開発/運営:ジークレスト
シナリオ・キャラクター原案:サウザンドスクリプト
メインストーリー:宮沢龍生、高橋弥七郎
生徒ストーリー・相関ストーリー:五十嵐雄策、志村一矢、鈴木鈴、蝉川タカマル、水沢あきと、菱田愛日、古橋秀之、
来楽零 ※五十音順
メインキャラクターイラスト原案:キナコ、左近堂絵里、鈴木次郎、Tiv、TCB、雪広うたこ ※五十音順
キーキャラクターイラスト原案:高屋奈月
塔コンセプトアート:TAKORASU
音楽:佐橋俊彦
阿澄佳奈、市ノ瀬加那、江口拓也、逢坂良太、岡本信彦、置鮎龍太郎、小野友樹、木村良平、熊谷健太郎、小林大紀、小松昌平、近藤玲奈、斉藤壮馬、櫻井孝宏、佐藤拓也、佐藤利奈、島﨑信長、白井悠介、杉田智和、鈴木達央、芹澤優、高橋未奈美、丹下桜、中村悠一、西山宏太朗、花江夏樹、早見沙織、春野杏、坂泰斗、日野聡、堀江瞬、前野智昭、M・A・O、緑川光、皆川純子 ※五十音順
『星鳴エコーズ』公式サイト
『星鳴エコーズ』公式Twitter
『星鳴エコーズ』公式YouTubeチャンネル
『星鳴エコーズ RADIO』配信ページ
福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。好きな作品は『Free!』『NO.6』『十二国記』『ギヴン』『新世界より』など。好きな声優さんは保志総一朗さんと坂本真綾さん。ハッピーエンドよりも意義のあるトゥルーエンドや両片想いが大好物な関係性オタクで、主にイベントレポートやインタビューを担当しています。最近はVTuberがマイブーム。