この記事をかいた人
- 福室美綺
- 福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。親友であり敵のような複雑な関係性が大好物です。
4月27日(土)と28日(日)の2日間、人気男性声優が所属するレーベル「Kiramune(キラミューン)」の10周年記念として「Kiramune Music Festival 〜10th Anniversary〜」が埼玉・メットライフドームにて開催されました。
毎年開催されてきた「Kiramune Music Festival(通称:キラフェス)」ですが、記念すべき10周年を迎える今回は最大規模!
入野自由さん、神谷浩史さん、浪川大輔さん、柿原徹也さん、岡本信彦さん、Trignal(江口拓也さん、木村良平さん、代永翼さん)、吉野裕行さん、SparQlew(上村祐翔さん、千葉翔也さん、保住有哉さん、堀江瞬さん、吉永拓斗さん)が出演。
そしてさらに、スペシャルゲストとして、岩田光央さんと鈴村健一さんによる「CONNECT」も登場!
本稿では、2日目となる28日(日)の模様をお届けします♩ 1日目とはまったく違う構成となっておりますので、ぜひそちらのレポートと共にお楽しみください。
フロートに乗ったメンバーたちが登場し、Kiramune ☆All Starsによる「Get Together!(EXTRA TWINKLE VER.)」で2日目が開幕!
「みんなキラフェスへようこそー!」(岩田さん)、「お前ら最高だぜー!」(入野さん)と呼びかけ、1曲目とは思えない一体感に包まれました。
そして、デニムスタイルの衣装に着替えたSparQlewの5人が「ハジマリノソラ」を届けます。パワフルな上村さん、千葉さん、保住さん、堀江さん、吉永さんの声に、さらなる成長に期待が高まるほど。
「僕たちのHORIZON」「勝利の歌」を心と体で表現するように歌い上げ、ステージを走り回ります。“ハイ!ハイ!ハイ!”と、あちこちから聞こえてくるレスポンスに対し、5人も満面の笑顔を向けていました。
早着替えでロングジャケット姿になると、「ドレスコード」を披露。一緒に踊りたくなるようなキュートなダンスで惹きつけます。
「アジサイの花束」で美しいロングトーンで魅せたかと思えば、「MASCLETA」ではなんとセグウェイに乗ってアリーナを1周する入野さん。
セグウェイにはミニカメラが設置されており、楽しそうに乗りこなす入野さんのアップが画面に映ると、ファンたちも大興奮!
興奮に包まれる中、岡本さんが登場し、「瞬間BEAT」でさらに熱気が大きくなります。激しい曲調にも関わらずダンスも披露し盛り上げる岡本さん。
「一緒にウォンチュッチュしようぜ!」とステージにSparQlewの5人を呼び込み、なんと6人で「Want you」を披露! SparQlewとのコラボダンスはもちろん、それぞれが「I Want you♡」と、ファンたちの心をわしづかみにします。
「ESCOLTA」では江口さんと代永さんが目を合わせて歌うシーンを、木村さんが笑顔で見つめるシーンも。3人で投げキッスをした後にお互い照れた顔を見せては、ファンを虜にしていました。
2日目に歌う曲に合わせてひげを剃ったという吉野さん。「レイニーナイター」も歌い上げ、コール&レスポンスで盛り上げました。
ざわめきが収まらぬまま、神谷さんが登場し「mille crepe」と「君のためのラプソディ」で優しい歌声を響かせます。足でステップを踏みながら笑顔で歌ったり、ダンサーと一緒に踊ったり、指揮者になって“ら~ら~ら~♩”とファンたちのレスポンスを求めたりと、会場のファンを楽しませてくれます。
ピアノの音が流れると、柿原さんの「咲いちゃいな」へ。白のロングジャケットと黒のハットに身を包んだ柿原さんの想いと一緒に、笑顔という花が咲き誇ります。「君はどう思ってるの」では、最後にウィンクを届け、最後までファンの心を奪っていきました。
そして、スペシャルゲストのCONNECTが登場! 「SPACE ROMANCER~2013夢中の旅~」を貫禄たっぷりに歌い上げます。
「BREAKTHROUGH!~みっちゃんけんちゃん人生道中歌栗毛~」ではお互いに“みっちゃん”“けんちゃん”と呼びかけ、“キラフェス最高~!」と声を合わせることも。
「CRYMAX★LOVEMAX」も全身で楽しむ気持ちが伝わってくるほど、全力パフォーマンスで魅了しました。
「Love Express」では岩田さんが♡の形をうまく作れなかったり、「LOVE'N BOMB」では鈴村さんが歌い江口さんがラップを披露したりと、特別なメドレーならではの面白さと豪華さに、歓声もどんどん大きくなっていきました。
自由にトークを始めるKiramuneメンバーに「列を崩さない!」と指摘する神谷さん。すぐに場内からも笑いが沸き起こります。
10周年ということでKiramuneを振り返ることに。浪川さんのスタンドマイク失敗談や、岡本さんの瞬き事情など、それぞれが思い出話に花を咲かせていきます。
また、別現場でKiramuneメンバーと会うと家族に会ったような気分になるという木村さんの話に、ほかのメンバーがうなずくシーンも。
Kiramuneのメンバー同士がお互いをリスペクトし合っている様子に、ファンたちも耳を傾けます。ここで神谷さんが「再びこの2人に盛り上げてもらいましょう!」と一言。
すると、ステージにCONNECTが再登場し「Pride」を熱唱。再び一体感を生み出していきます。“また2人で歩こうか”という歌詞でお互いを見つめ合う2人の姿がファンの胸にも焼き付いたことでしょう。
「Glory days」では、気持ちよく歌い上げ、ひとつひとつの言葉に想いを込めて、目の前にいるファンたちへ伝えました。
2人だけのMCに入ると、「おかえりー!」との歓声があちこちから沸き起こり、「ありがとう!ただいまー!」と答える鈴村さんと岩田さん。
ここまで頑張って来れた、ここに辿り着くことができたのは皆さんのおかげ、本当にありがとうと感謝の気持ちを伝えます。ファンに対する想いをずっと大切にし続けているCONNECT。そんな2人が最後にお届けするのは「Say Hello」です。
“Hello! Hello!”というレスポンスでCONNECTの想いを受け取るファンたち。目には見えないけれど、特別な想いで繋がっているんだと感じさせられる一体感でした。
赤の衣装にチェンジした入野さんが登場し「見果てぬ世界、繋がる想い」を歌い上げます。
「FREEDOM」「Zero」「Faith」「DICE」のメドレーを熱くも激しいダンスで披露する入野さん。ダンサーに負けない動きに、会場中が魅了されます。
次いで登場したのはSparQlew。「Q Wanted」と「Red & White!」を華麗に激しく歌い上げます。どんどん成長を遂げる5人に、さらに期待が高まるばかりです。
そして、ここから岡本さんならではのパフォーマンスが3曲続けてスタート! 「冒険者」では、まるでゲームの世界から飛び出してきた主人公のような衣装を身につけて登場。
ファンたちにからの声援に応えつつもこのままでは魔王を倒せないと悩む岡本さんの元に、突然青のマントを羽織った神谷さんが登場!
神谷さんの言葉に励まされた岡本さんは、再び立ち上がります。まさかの岡本さんと神谷さんの共闘に、今までにない歓声が沸き起こるドーム内。
熱気が高まる中、浪川さんと吉野さんによるUncle Bombが登場し「愛よ激情~マタドールは宙を舞う~」で、フラメンコダンスを披露しさらに盛り上げます!
次に、柿原さんが登場し「進ませろ!」「前進アッペンダン↑^_^↓」「カントリーロード」の3曲を続けてカッコよく歌い上げました。
エアギターでノリノリの柿原さんは、両手を挙げてファンたちにレスポンスを求める場面も。全身から楽しむ様子が伝わってくるようです。
ユニフォームを着せられると、神谷さんが球を投げ、入野さんがバットで打つという演出で大盛り上がり!
KAmiYUならではのユーモアさで楽しませます♩
さらに大人の色気で魅了したのが「愛しさのコントラスト」です。足をかけてスタンドマイクを立たせ、抱き寄せたり自分の胸に引き寄せたりと、色気たっぷりな仕草に歓声が鳴り止みません。
さまざまな一面を魅せては楽しませてくれるKiramuneのメンバー。炎の演出で熱いパフォーマンスを魅せた吉野さんの「情熱アンソロジー」では、全身で曲を表現します。
「リカバリ哀歌」ではギターを奏でながら歌い、「The END」では全力投球で力強い歌声を届けました。上着を肩にかけて全体をゆっくり見渡し、ニコッと笑顔を魅せる吉野さんからは、まるで子供のような無邪気さがあふれているかのようで惹き込まれます。
ファンの気持ちを抱きしめるかのように自分の胸に両手をあてる神谷さんの姿に、胸が熱くなります。
“これからもKiramuneの応援をよろしくお願いします!”とメッセージを送り、ファンと共に合唱するシーンに鳥肌が立ちました。
神谷さんのパフォーマンスが終わった途端、すぐにアンコールの声が鳴り響きます。
過去のキラフェスの映像が流れ、懐かしい気持ちになる中、再びKiramuneメンバー全員が登場!
アンコール1曲目は10周年メドレー。SparQlewの「EASY GOING FEVER!」、吉野さんの「マイペース」、Trignalの「My Place,My road」、岡本さんの「きっと きっと」、柿原さんの「飛行機雲」、浪川さんの「Again」、神谷さんの「ハッピーアワー」、入野さんの「FrameとEdgeと、その向こう側」の豪華な8曲が披露されました。
そして最後のMCへ。それぞれがKiramuneメンバーやファンたちへの想いを語る中、木村さんの呼びかけでKiramuneのカラーであるオレンジ一色にドームが染まります。
最後は全員で歌を届けよう!と、ここでCONNECTの2人が合流。
鈴村さんは「みんなそれぞれの音楽があって、それが1つになっていたことがすごい。本当に素敵な10年だったんだなと本当に思います。また僕らをここに呼んでくれてありがとう」とありのままの気持ちを伝えました。
岩田さんは「本当にKiramuneを支えてくれてありがとう。CONNECTの名前には願いがありました。僕たちは“繋げる”という1つの使命を持って、皆さんやKiramuneのメンバーたちと一緒に繋げてきました。その結果が今ここに出たと思います」と、感謝の想いを届けました。
今後もKiramuneは続いていくこと、愛すべきファミリーたちだと、裏側にいるスタッフにも感謝を届ける岩田さんに、周囲のメンバーもファンたちも自然と笑顔を向けます。
温かい雰囲気に包まれながら、全員で「EVER DREAM」を合唱。そして最後の曲となる「僕らの描く未来」では、Kiramune ☆All Starsが中心に集まり円になりながら歌います。
Kiramuneの始まりであるCONNECTが、SparQlewの5人を挟むように並ぶシーンもあり、10周年という記念すべき年に感慨深い気持ちになりました。
最後の最後まで「ありがとう!」と想いを伝えるKiramuneメンバー。深い“繋がり”が、確かにそこにありました。
[取材・文:福室美綺]
福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。好きな作品は『Free!』『NO.6』『十二国記』『ギヴン』『新世界より』など。好きな声優さんは保志総一朗さんと坂本真綾さん。ハッピーエンドよりも意義のあるトゥルーエンドや両片想いが大好物な関係性オタクで、主にイベントレポートやインタビューを担当しています。最近はVTuberがマイブーム。