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アプリ『星鳴エコーズ』雨月杏介役・前野智昭インタビュー【前編】

『星鳴エコーズ』雨月杏介役・前野智昭さんインタビュー【前編】|若い世代のスキルの底上げを強く感じたラジオ収録でした

2019年に配信予定の『共鳴』育成シミュレーションゲーム『星鳴エコーズ』(通称:星エコ)。本作は、『夢王国と眠れる100人の王子様』『茜さすセカイでキミと詠う』を手がけるジークレストの完全新作です。

人々の社会・生活・命を脅かす塔“フラグメントタワー”を消し去る力を持つ“セプター”の育成教育機関「星鳴学園」。プレイヤーは教師となり、選抜クラスのセプター候補生が集う寮“スピカ寮”を担当することに。キャラクター同士の関わり×プレイヤーとキャラクターの関わりという2軸でストーリーが展開されていきます。

アニメイトタイムズでは、リリース前に先がけて、本作に登場する個性的なキャラクターを務める声優陣にインタビューを実施中! 今回は、「星鳴エコーズ RADIO」第17回・第18回にゲストとして参加された雨月 杏介役の前野智昭さんです。

雨月 杏介(うげつ きょうすけ)は、第16学生塔破隊“モノケロス”の隊長を務め、真面目で良識がある努力家。優秀ですが万年2位で、プレッシャーに弱く神経性の胃痛に悩まされています。

インタビューは前半と後半と2本立て。前半となる本稿では、前野さんがゲストとして参加した第17回・第18回のラジオ収録についてお話を伺いました。

フレッシュな坂さんとのラジオで、前野さんが感じたこととは……? ぜひ最後までご覧ください!

『星鳴エコーズ』ラジオ第17回配信ページ
『星鳴エコーズ』ラジオ第18回配信ページ

若手声優のスキルを感じたラジオ収録

――初めてMCの坂さんと1対1で話す機会となったラジオですが、ゲスト出演されてみていかがでしたか?

雨月 杏介役・前野智昭さん(以下、前野):坂くんは現場でも真面目な子だなという印象だったので、2人でラジオをやらせていただいたらどういう感じになるのかな、と楽しみにしていました。

実際に話してみると、すごく真面目な子ですけどしっかりと自分を見つめているというか、“今後自分はこうあるべきだ”というビジョンを持っている子だな、と。

また、先輩とコミュニケーションを積極的にとりにいこうという姿勢が自分の若手時代にはないものだったので、これからの成長が楽しみです。

――ラジオ収録の後、坂さんと会う機会はありましたか?(※インタビューはラジオ収録の数日後に行いました)

前野:レギュラーをご一緒しているので、その現場で“この前はありがとうございました”と話しかけてくれました。ラジオ収録をきっかけに距離が少し縮まった感じがします。

――ラジオでは、坂さんと“サシ飲み”しようとおっしゃっていましたが、実現しました?

前野:まだなんです。僕、サシ飲みすること自体がかなりレアなので、なかなか誰かと2人で飲みに行くことがそんなになくて……今まで2人で飲んだことがあるのは2〜3人くらいしかいないんです。

――そうなんですね!

前野:しかも、後輩と2人で飲んだことはほぼなくて。なので、僕の初サシ飲みの後輩は坂くんになるのか、そこも楽しみにしたいところですね。

――ちなみに、「星エコラジオ」で初のMCを務めている坂さんですが、彼のMCぶりはいかがでしたか?

前野:全体的に尺のバランスを考えてくださいましたし、まわしにしても明確なトークの流れもあって。上から目線になるかもしれませんが、すごく上手な進行だったと思います。

僕が坂くんぐらいの年齢だったときに同じ役目を任されたら、きっとそこまで円滑にできなかったと思うんです。

業界全体に言えることですが、若い世代のスキルが年々底上げされているなと強く感じたラジオ収録でした。

――若手のパワーや追い上げてくる感じは、日々感じるものなのでしょうか?

前野:そうですね。今回のように、比較的年齢が離れている方とご一緒させていただくと、過去の自分と照らし合わせて考えてしまいます。日々、この業界も進化しているんだな、と感じる瞬間です。

――なるほど。

前野:プロ野球にしても昔は160km投げる人いなかったですからね。140km投げられたら速いと言われていた時代が、今となっては150kmでも普通という感覚になってきているので。もしかしたら、声優業界でも同じことが起きているのかもしれません。

――もし、声優としての自分を投手に例えると、今の自分は160kmぐらい投げられていると思います?

前野:今はそこまで投げられていないですね(笑)

――どれくらい投げられていると思いますか?

前野:今現在だったら、頑張って150kmは投げられるかも……160kmといった記録に残るようなスピードは出せていないと思います。

――また、ラジオ内では、前野さんが昔にやっていたラジオ番組についてもお話されていましたね。

前野:ただただ無茶振りをされて、それをこなしていくという現場でした。僕にとっては、初めてのラジオでしたので、それがラジオとして当たり前のフォーマットなのかな、と。

何もない状態から始まりましたが、リスナーさんからはそれが逆に良かったと言っていただけているので安心しています。

ただ、今考えると、そのラジオのおかげで失ったものも大きかったので、もう少し慎重にやれば良かったと反省するところはありますが(笑)

ミステリアスな感じの声優を目指していました

――「共鳴アンサー」では、本当に2人のやり取りが面白くてブースの外でも爆笑でした。

前野:「共鳴アンサー」は印象に残っています。すごく楽しかったです。

――前野さんの攻めた回答に、坂さんがあたふたしていましたね(笑)

前野:(笑) 少し攻めた回答だったかもしれませんが、やっぱり電波にのせて言っていいことと、言ってはいけないことの紙一重のラインはあると思うんです。

最初はこれから自分がリスナーさんに対してどのように向き合っていこう、役者としてどういう感じでいこうかなと考えると思いますが、僕はスタートラインで自分のイメージとは違った出方をしてしまいました。

でも、そのギャップが今につながっているかと思うと無駄なことではなかったと感じますし、この業界で10年以上やらせていただいて、新人という域から出て“中堅”という域に来ていると考えると、それほど失うものもなくなってきていてるんです(笑)

なので、場が盛り上がったり、皆さんが喜んでくださったりしてくれるのなら、ある程度自分が汚れてもいいかな(笑)という立ち位置でやらせていただいています。

面白かったと言っていただけることが、何よりのご褒美です。

――前野さん自身、最初は“こういう声優になりたい!”という声優像みたいなものがあったのですね。

前野:ありましたね。ラジオでも少しお話しましたが、プライベートや私生活を極力見せないようなミステリアスな感じで、年齢も特別に公表する必要もないだろうと考えていました。

私生活が見えないというところでいうと、石田彰さんのような“職人”という感じの声優を目指していましたけど、無理でしたね(笑)

――ファンの中には、そのように思ってくれている方もいらっしゃるかもしれません。

前野:う〜ん、どうでしょう(笑) 今さらミステリアスな感じを気取っても過去の発言がいろいろあるので、難しいかもしれません(笑)

――キャラクター紹介のコーナーでも、ご自身と照らし合わせたトークで盛り上がっていましたね。

前野:そうですね。キャラの特性と自分の過去の経験談と照らし合わせてお話させていただきました。あと、お互いにセリフを決めて言ってもらうコーナーも楽しかったです。

実は、マイクがまわっていないところで話が非常に盛り上がって(笑)、皆さんに聞かせられないようなお話も結構ありました。

そこで、坂さんの意外な一面を知ることができたので、その部分も結構印象に残っています。

――前野さんが感じた坂さんの意外な一面とは?

前野:お酒を飲むと結構高ぶってしまうタイプみたいなので、普段とのギャップを感じました。

あと、坂さんが一緒に飲んだ方(「星エコラジオ」第15・16回にゲスト出演された方です)のお店のチョイスも独特でしたので、そこも面白かったです。

——もし再度、ゲスト出演される機会があったら、番組内でやってみたいことはありますか?

前野:過去に、僕が最初のラジオでやらせていただいたのですが、こういうシチュエーションで自分が演じているキャラクターだったらどういう風なセリフを言うか、ほとんど考える間もなくやって、的を得たセリフを出せたらOK、出せなかった場合は罰ゲームでセンブリ茶を飲むというコーナーをやってみたいです。

――おぉ!難しそうですけど、盛り上がりそうですね! もしそのコーナーをやるとしたら、勝つ自信はありますか?

前野:う〜ん……僕が演じている杏介くんなら何とかなると思いますが、突拍子のないシチュエーションでお題が出てくるので、なかなか難しいかもしれません。

でも、今回のラジオ収録で当時の様子も思い出したので、そういうコーナーもやってみたいな、と思いました。

――もし機会があれば、「星エコラジオ」でもぜひやっていただいて……!

前野:ただ、かなりキャラクターの印象を壊してしまう危険なコーナーでもあるので、ここは要相談ということで(笑)

一同:(笑)

――【後編】では前野さんが演じているキャラクターや『星鳴エコーズ』の世界観についてお話を伺いましたのでお楽しみに! また、前野さんが出演されているラジオも配信中ですので、こちらもぜひチェックしてくださいね♩

『星鳴エコーズ』ラジオ第17回配信ページ
『星鳴エコーズ』ラジオ第18回配信ページ 
 
[取材・文/福室美綺 写真/相澤宏諒]

アプリ『星鳴エコーズ』作品概要

あらすじ

人々の社会を、生活を、命を脅かす塔“星の塔フラグメントタワー”を消し去る力を持つ『セプター』セプター能力を向上させる力を持つ、特異な存在『共鳴者』その力を見出され、セプター養成学校“星鳴学園”の教師となったあなたは選抜クラスのセプター候補生が集う寮“スピカ寮”を担当することに。共鳴者として生徒たちと心を通わせ、誰よりも近くで見守ることがあなたの役目。セプターを育成する教育機関、星鳴学園を舞台にあなたと、生徒たちが奏でる共鳴の物語が始まる――。
 

概要

タイトル:星鳴エコーズ(ほしなりえこーず)
ジャンル:『共鳴』育成シミュレーションゲーム
配信開始日:2019 年(予定) iOS 版/Google Play 版
価格:基本プレイ無料(一部アイテム課金制)
対応 OS:iOS/Android(機種によりご利用いただけない場合があります)
 

制作スタッフ

原作/開発/運営:ジークレスト
シナリオ・キャラクター原案:サウザンドスクリプト
メインストーリー:宮沢龍生、高橋弥七郎
生徒ストーリー・相関ストーリー:五十嵐雄策、志村一矢、鈴木鈴、蝉川タカマル、水沢あきと、菱田愛日、古橋秀之、
来楽零 ※五十音順
メインキャラクターイラスト原案:キナコ、左近堂絵里、鈴木次郎、Tiv、TCB、雪広うたこ ※五十音順
キーキャラクターイラスト原案:高屋奈月
塔コンセプトアート:TAKORASU
音楽:佐橋俊彦
 

キャスト

阿澄佳奈、市ノ瀬加那、江口拓也、逢坂良太、岡本信彦、置鮎龍太郎、小野友樹、木村良平、熊谷健太郎、小林大紀、小松昌平、近藤玲奈、斉藤壮馬、櫻井孝宏、佐藤拓也、佐藤利奈、島﨑信長、白井悠介、杉田智和、鈴木達央、芹澤優、高橋未奈美、丹下桜、中村悠一、西山宏太朗、花江夏樹、早見沙織、春野杏、坂泰斗、日野聡、堀江瞬、前野智昭、M・A・O、緑川光、皆川純子 ※五十音順

『星鳴エコーズ』ラジオ「星エコラジオ」配信ページ
『星鳴エコーズ』公式サイト
『星鳴エコーズ』公式Twitter
『星鳴エコーズ』公式YouTubeチャンネル

 

福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。好きな作品は『Free!』『NO.6』『十二国記』『ギヴン』『新世界より』など。好きな声優さんは保志総一朗さんと坂本真綾さん。ハッピーエンドよりも意義のあるトゥルーエンドや両片想いが大好物な関係性オタクで、主にイベントレポートやインタビューを担当しています。最近はVTuberがマイブーム。

この記事をかいた人

福室美綺
福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。親友であり敵のような複雑な関係性が大好物です。

担当記事

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