『劇場版 ハイスクール・フリート』TrySail(夏川椎菜、麻倉もも、雨宮天)登壇イベント&TVシリーズ一挙上映会オフィシャルレポート到着
2016年4月のTV放送、2017年5月のOVA発売を経て、完全新作アニメーション『劇場版 ハイスクール・フリート』が2020年1月18日(土)より全国ロードショー!
2019年12月14日(土)、そんな劇場版の主題歌を担当するTrySail(夏川椎菜、麻倉もも、雨宮天)が、横須賀・三笠にてライトアップいイベントに加え、夜には新宿バルト9にてTVシリーズの一挙上映会も開催されました!
このたび、両イベントのオフィシャルレポートが到着! 会場の様子をお届けします!
『劇場版 ハイスクール・フリート』イベント オフィシャルレポート
世界三大記念艦「三笠」TrySailライトアップ点灯式
◆場所:横須賀 三笠公園(神奈川県横須賀市稲岡町82)
◆登壇:夏川椎菜、麻倉もも、雨宮天 (TrySail)
◆時間:17:30 ~ 18:00 イベント(30分)
12月14日(土)、横須賀・三笠公園にて、劇場版の公開を記念して「世界三大記念艦「三笠」TrySailライトアップ点灯式」が開催された。イベントには、TrySail(麻倉もも・雨宮天・夏川椎菜)が登壇し、ファンと共にライトアップを見届けるほか、劇場版の見どころや新曲『Free Turn』についてトークを繰り広げた。
イベント開始を待ちわびる約700人のファンの歓声に応え、三笠の艦内から登場したTrySailの3人。集まったファンの多さに驚きを見せながらも、さっそく点灯式を実施。作品にちなみ、ファンと共に「ヨーソロー!」と声を合わせると、艦首からイエロー・ピンク・ブルーとTrySailのイメージカラーにライトアップ。メンバーは興奮気味に「綺麗!」「強そう!「TrySailのグッズみたいだね(笑)」と喜びを露わにした。
これまでイベントなどで横須賀を訪れる機会が多かったという夏川は、劇場版の発表を受けた際の心境について「横須賀を訪れる度に街全体が『ハイフリ』を応援してくれていて! 自分が演じるキャラクターが商店街の色々な場所にあるのを見ていたので、そのみなさんに新しいストーリーをお見せできる喜びを強く感じました!」と熱弁した。
そして、TrySailが担当する劇場版主題歌『Free Turn』のMVが会場限定で初公開。TVアニメのOP『High Free Spirits』を引き継く楽曲の世界観を一足先に堪能することができた。
タイトルの『Free Turn』には、"リターン"という単語も込められていると話す雨宮は「自由にそれぞれの道を行くけれど、歌詞の中に<ただいま言える場所>というフレーズがあるように、いつでも帰ってこれる場所といったニュアンスが込められています」とコメント。続けて夏川は、明乃の信念でもある"海の仲間はみんな家族"に通ずる部分がある歌詞だと語る。
麻倉は「それぞれの道を行くけどまた同じところに戻ってこれるよ、という意味が込められたストーリー仕立てのMVになっています」と、3人の様々な表情が垣間見える映像に言及。ストーリーも事前に用意されており、それぞれ割り振られた役に沿って収録を進めたという裏話を披露した。なお、冒頭から確認できる夏川のフェリー上のシーンは、実際に早朝から航行中の船内で収録したのだとか。
さらに、CDの発売日が1月22日(水)、先行配信が公開日の1月18日(金)に決定。加えて、アニメイラスト含む、3種類のCDジャケットも解禁となった。
初回生産限定盤・通常盤のジャケット撮影は三笠の艦内で行われており、夏川は「3人集まればTrySailごっこができます!(笑)」と呼びかけ笑いを誘う。
雨宮も「海しりとりをすれば、それはTrySailですね(笑)」と撮影中は"海しりとり"なる、海に関するワード限定のしりとりをしていたことを明かし「素の表情がいっぱいで楽しい雰囲気になっています」とジャケットのポイントを解説。最後は3人から一言ずつ、劇場版や『Free Turn』に懸ける想いが語られたところでイベントは締めくくられた。
TVシリーズ 5.1ch一挙上映イベント
◆場所:新宿バルト9 スクリーン9(新宿区新宿 3丁目1-26 イーストビル 13F)
◆登壇:夏川椎菜、麻倉もも、古木のぞみ、黒瀬ゆうこ、鈴木貴昭(原案)
◆時間:22:00 ~ 22:30 上映前イベント(30分)
同日、新宿バルト9にて、「TVシリーズ「ハイスクール・フリート」5.1chオールナイト一挙上映&トークイベント」が開催された。イベントには、岬 明乃役・夏川椎菜、立石志摩役・古木のぞみ、納沙幸子役・黒瀬ゆうこ、伊良子美甘役・麻倉もも、原案&脚本・鈴木貴昭が登壇。TVシリーズの収録・制作秘話や、公開目前の劇場版にちなんだテーマトークが展開した。
盛大な拍手に迎えられながら登壇したキャスト陣だが、最初の挨拶の段階でファンに上映前のストレッチを促したり、客席を勝手に「○○科ゾーン」と各科に区分したりと、早くもフリーダムな空間に。鈴木も「他の作品と比べて圧が強い! キャストも圧が強い!(笑)」と圧倒されていた。
TVアニメの放送開始から3年半以上経つ『ハイスクール・フリート』。ここで改めてオーディション時のエピソードが語られた。「合格しているとは思ってなかった」と率直な感想を述べた夏川はもともとミーナ役を受けており、オーディションのスタジオで明乃も演じてほしいとオーディション原稿を渡されたのだとか。
その中には、緊迫したシーンにおける「いっけぇぇぇ!」のようなセリフがあり、スタッフからもっと振り切ってほしいとディレクションを受けたそう。要望に応えるには、キャラクターを維持できないほどの本気の叫びをせざるを得なかっただけに、落ちたと思い込んでいたという。
そこで鈴木は「(そのセリフを)言えるかどうかが肝でした。ちゃんと伝わる声を出せるのかが大事だったので」と答えると、夏川は「あのとき振り切っていて良かったんですね」と笑顔を浮かべた。
一方、幸子を受けていた古木も、スタジオで志摩も演じてほしいと言われたそう。喜怒哀楽が込められた「うい」の一言のレパートリーに苦戦したり、ラットに感染した際のセリフからネタバレを食らうという思い出話を披露して会場の笑いを誘った。
本作が立ち上がった経緯について尋ねられた鈴木は、艦船をテーマにした作品のオファーに対して温めていたネタとして提案したことを明かした。
しかし、アニメとして制作するには難しいテーマだったようで「人数を削りに削っても30人もいるじゃないですか。ひとつの船にいっぱいいるから画面に入らない。それをどうやって割り振るのかが大変で」と泣く泣く削った要素があったとコメント。
また、TVシリーズでは多くの艦船を登場させたかったものの、3Dモデルの制作の都合上で実現できなかったことを吐露。しかし、「劇場版にちょろっとありますけど……(笑)。大和型4艦はTVシリーズで出せなかったので」と期待の高まる一言でファンを沸き上がらせた。
そして、文化祭と体育祭を行う競闘遊戯会が描かれている劇場版にちなみ、学生時代の思い出についてトークが展開していく。黒瀬は中高ともに所属していた生物部のエピソードを披露。"カッコいい役職だから"と部員全員が部長に憧れていたようだが、なんと部長の選抜方法は畑でバッタの捕獲数を競うといったもの。その結果、黒瀬は副部長に就任できたと答え、意外な女子校での生活が明らかになった。
黒瀬と同様に中高と女子校に通っていた麻倉だが、直前の流れからバッタは触ったことはあるかと尋ねられると「もちろん! けっこう野生児だったので、木に登って果物を食べたりしました(笑)」と黒瀬に続いて意外な回答で会場をどよめかせた。しかし、体育祭自体が行われていなかったり、学園祭は部活で回れなかったりと学生らしい思い出は多くないと明かす。
すると「学生時代(制服姿)の写真見せてもらったことがある」と何気なく呟いた黒瀬に、表情を一変させて「え!? どういうこと!?」と即座に反応したのは夏川。ステージ端まで黒瀬に詰め寄るも、麻倉からの「そっか見せてなかったか! じゃあ今後も見せていかないように!(笑)」と非情な一言で夏川にトドメを刺す。
しかし、それでも挫けない夏川(麻倉が中学3年生の時点で既に会っている)は、古木の「逆に(自分の写真も)見せていったらいいんじゃない?」という提案を武器に猛アタック。
「0歳から見せる! アルバム持ってくるね!(夏川)」「ちょっと重いなぁ……(苦笑)(麻倉)」「子供好きでしょ!? 私の子供時代の写真持ってくるから代わりに見せてね!(夏川)」「ちょっと遠慮しとく(笑)(麻倉)」と最後の最後まで食い下がるも、麻倉のガードを崩すことなくイベントは終了の時刻を迎える。最後は登壇者より、オールナイト一挙上映を楽しむファンへ向けてメッセージが贈られトークイベントの幕を下ろした。
作品情報
『劇場版 ハイスクール・フリート』
2020年1月18日(土)全国ロードショー
ストーリー
今からおよそ100年前、プレートのずれにより、多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていた。
そんな「ブルーマーメイド」に憧れ、横須賀女子海洋学校に入学した岬明乃は航洋艦「晴風」の艦長に任命され、クラスのメンバーと共に海洋実習に参加する。艦を動かし、目的地へと向かうだけの安全な航海のはずが、彼女たちを待ち受けていたのは、数々の危機(ピンチ)。教員艦からの突然の発砲、暴走する他学生艦との戦闘、救難船の救護活動など、数々の困難を辛くも乗り越え、無事に陸に帰還したことで、メンバー同士の間に固い絆が結ばれるのだった。
その騒動から1ヶ月後、テスト休みを満喫する晴風メンバーに新たな危機(ピンチ)が訪れる。それは晴風クラスが解体されるというもの。晴風メンバーは、動揺しながらも再び一丸となり、クラスの解体を阻止したことで、絆をより深めていくのだった。
そして、晴風クラス解体危機から3ヶ月──
横須賀では、呉・舞鶴・佐世保を含めた全女子海洋学校の生徒が一堂に会し文化祭と体育祭を行う「競闘遊戯会」が開催され、明乃たち晴風クラスのメンバーも歓迎祭の準備に追われていた。
大和・信濃・紀伊など超大型艦のクラスも集い、様々な演し物や競技で賑わう中、彼女たちに新たな“危機(ピンチ)”が迫っていた……!
イントロダクション
『ストライクウィッチーズ』『ガールズ&パンツァー』などを手がける鈴木貴昭原案のオリジナルアニメーションとして2016年4月からTV放送された本作。
“国土水没により海上大国となった日本”という時代背景に合わせ緻密に練られた設定と世界観を舞台に、教育艦「晴風」の艦長となった明乃をはじめ、副長の宗谷ましろら、艦で共に過ごす仲間たちの豊かな個性や、少女たち同士の関係性を魅力的に描き出し、そんな可愛いキャラクターたちとは一見ミスマッチな艦隊バトルシーンは、ミリタリーファンも納得の綿密な設定考証に基づきリアルに描写され、放送開始から大きな話題となった。
放送後も続編を望む声はやまず、2017年5月のOVA発売を経て、満を持して2020年1月18日、完全新作アニメーションとして全国ロードショーされる。
守るべき艦(いえ)と、進むべき航路(みらい)。
少女たちの新たな物語が幕を開ける!
スタッフ
原案:鈴木貴昭
キャラクター原案:あっと
総監督:信田ユウ
監督:中川 淳
脚本:鈴木貴昭・岡田邦彦
キャラクターデザイン・総作画監督:中村直人
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
キャスト
岬 明乃:夏川椎菜
宗谷ましろ:Lynn
立石志摩:古木のぞみ
西崎芽依:種﨑敦美
納沙幸子:黒瀬ゆうこ
知床 鈴:久保ユリカ
知名もえか:雨宮 天
(C)AAS/新海上安全整備局