TVアニメ『ぼくたちは勉強ができない』から生まれた声優ユニット“study”の2ndワンマンライブ「ready STUDY 5!!!!!」をレポート|バラエティコーナーでは声優陣が口笛やイケメンボイスに挑戦!?
週刊少年ジャンプで連載中の、筒井大志先生によるラブコメ漫画『ぼくたちは勉強ができない(ぼく勉)』。本作のTVアニメ版でヒロインたちを演じる声優陣によるユニット“Study”の2ndワンマンライブ「ready STUDY 5!!!!!」が、2019年12月1日(日)に新宿LOFTで行われました。
イベントには“Study”の5人、白石晴香さん(古橋文乃役)、富田美憂さん(緒方理珠役)、鈴代紗弓さん(武元うるか役)、Lynnさん(桐須真冬役)、朝日奈丸佳さん(小美浪あすみ役)が全員出演!
Studyの楽曲以外にも、本イベントでは『ぼく勉』のキャラクターソングの披露や企画コーナーなどが行われました。ここではその模様をお届けします。
開幕から「ready STUDY go!」で飛ばしていく
始業のチャイムが会場に響くと、まずは開演前の前説を実施。それぞれ『ぼく勉』で演じるキャラクターたちになりきり、一口お酒を飲まされた真冬が各キャラクターを褒め殺しにするなど、作品の人気エピソードを踏まえたものが見られました。
そして「Studyワンマンライブ ready STUDY 5!!!!! スタート!」の掛け声でライブがはじまると、一曲目は「ready STUDY go!」。
掛け声のまま盛り上がれる開幕にふさわしい楽曲となっており、2曲目「関係≧方程式」へ勢いづいていったのは印象的。
その歌い終わりで改めてMCを行いました。なんと1曲目「ready STUDY go!」はユニットとしてのデビュー曲であり、5人での歌唱はこのイベントが初。
5人になったことでメンバーごとの歌い分けが変わっていたり、最後の「いざ学びましょう!」の部分を“先生役”のLynnさんに向けて行うことになっていたりと、やはりこれまでの活動を考えるとこの変化は感慨深い様子。
そのあたりを存分に語っていったところで、3曲目は白石さん、富田さん、鈴代さんが「Happy weather girl」を披露。
バラエティコーナーでは5人の中で相性のいいペアが決定
この楽曲の後、再び5人がステージに集合して「スタディベストマッチ」のコーナーを行いました。こちらでは5人に加えて長田宏さんが登場し、進行を担当することに。
コーナーの趣旨としてはメンバー5人の内、一番相性のいい二人組のペアをこの場で決めてしまおうというもの。
まずは二人組を決定し、そのうち一人が解答者となります。もうひとりは残った3名と共に長田さんから出題されるお題に挑戦、解答者は4名のなかからペアの人を見つけなければなりません。
まずは白石さんとLynnさんのペア。解答者はLynnさんでお題は口笛に決定しました。「ready STUDY go!」の頭の部分を吹いていったのですが、吹ける人吹けない人さまざまで、開幕から難問となっていました。
白石さんも吹けない側の一人でしたが、やはり口笛では誰が吹いているのか判別するのは難しく残念ながら不正解に。ただLynnさんは、鈴代さんだけは間違いないと確信があったようです。
続いては富田さんと朝日奈さんのペアで解答者は富田さん、お題は「低い男性の声」となりました。今を時めく人気女性声優陣のイケメンボイスを一挙に聴けるとあって、会場は大興奮の様相。
順番に披露していくと、富田さんは2番目と4番目にイケメンボイスを演じた人にターゲットを絞りました。
なんと2番目がLynnさん、4番目が朝日奈さんと正解まであと一歩というところまで迫っており、ここで富田さんはLynnさんと朝日奈さんにもう一度演じてもらえないかと要求。
再度Lynnさんと朝日奈さんに演じてもらったことで確信を得られたのか、4番を選択して見事正解を勝ち取りました。
このコーナーラストのペアは、鈴代さんとLynnさんに決定。おふたりが挑戦するお題は「バックハグ」で、Lynnさんを含めた4名が解答者の鈴代さんを背後から抱きしめていき、鈴代さんは誰がLynnさんだったのかを当てねばなりません。
しかし全員がハグを終えたところで、鈴代さんは「全員当てられる」と自信を露わに。その自信のほどを確かめていくと、なんと見事正解!
ただよくよく確かめていくと、鈴代さんが正解していたのはLynnさんのみという結果でした。Lynnさんだけなぜわかったのかというと、良い匂いがしたからだそうです。
アニメのエピソードを思い出させた「流星のち晴れ」
再びライブパートへ戻ると、朝日奈さんから順番に各自のキャラクターソングパートに。あすみの「小妖精ファイターあしゅみぃ伝説」では、朝日奈さんがマイクスタンドを用いたノリの良いパフォーマンスで観客を盛り上げていました。
鈴代さんにバトンタッチすると、この日初めての披露だったという「水平線でクイックターン」に。間奏ではマフラータオルを鈴代さんと一緒になって回す振りがあり、会場全体の一体感が高まったことでしょう。
続くMCで鈴代さんは、タオルを使う振りが実現できた経緯を話していました。そうして白石さんと富田さんを呼び込み、「引き出せ!ポテンシャル」を歌唱。
この曲に入っているセリフや、会場のファンからのコールで楽しい雰囲気を作り出されると、お次はLynnさんが真冬先生のキャラクターソング「次の問いに答えよ」をクールに歌い上げてくれました。
続くMCではライブキービジュアルの真冬先生あわせでスタンドマイクを用いたことを明かし、富田さんにバトンタッチ。
富田さんが歌ったのは新たな理珠のキャラソン「100点が取れるまで」。この曲は前のキャラクターソング「ことだまコンフュージョン」とはまた趣を変えた、しっとりと聴かせる楽曲。
会場のファンもコールを抑えめにして聞き入っており、理珠のこれまでとは違った一面を伺わせました。
キャラクターソングパート最後に登場したのは白石さんで、歌ったのは「流星のち晴れ」でした。
この曲はイベントのあった週とその翌週にわたって放送されたアニメ第2期のエピソード「最愛の星に[x]の名を(前編/後編)」を思い出させ、MCでは白石さんがその点に言及。
放送で文乃の重要なエピソードを見た後に、その直後となるこのイベントで楽曲を歌える喜びを露わにしていました。
Studyの5人が家族になったとすると……!?
イベントもいよいよ終盤戦といったところで、再びの企画コーナーの時間。ここで実施されたのは「study五人の役割を決める」でした。こちらは5つのお題を出し、そのお題に付随する役割を5名がそれぞれバラバラなものを希望すれば成功となります。
出題者は再度登場した長田さんが担当することになると、第1のお題は「家族」。役割は“父、母、僕、妹、猫”の内のどれかとなります。結果は“鈴代・猫 富田・妹 白石・母 朝日奈・父 Lynn・僕”と全員バラバラでいきなりの大成功!
この発表時は鈴代さんなら猫、富田さんなら妹といった具合に、それぞれの役柄を演じながらとなっており、このコーナーが大きな盛り上がりを見せる一因となっていました。
また、全員が全員バラバラの役割を選ぶなんて思っていなかったらしく、長田さんからはまず正解するとは思っていなかったなんて言葉も……。
その後は発表順を変更しながら、「桃太郎」や「人狼」「調味料」などのお題に挑戦。なんと「人狼」のお題では“人狼”役を選んだのが3人もいるという、とんでもない事態に発展。会場の笑いを誘っていました。
最後のお題は「科目」となっており、“国語、数学、体育、世界史、理科”それぞれの担当が誰になるのか注目が集まりました。結果は以下の通り。
富田・数学
Lynn・世界史
鈴代・体育
白石・国語
朝日奈・理科
とバッチリ揃ったところでコーナー終了。再びライブパートへ移りました。
まずは「ていく・あ・ぶれいく♪」でラストスパートへ向けて一気に加速をかけると、最後はTVアニメ第2期オープニングテーマ「Can now, Can now」で今回のライブイベントは幕を閉じたかに思われました。
しかし会場には鳴りやまないアンコールを求める声が! もちろん5人はそれに応えてステージに再度現れてくれました。
衣装もライブTシャツにそれぞれの担当キャラクターのイメージカラーのスカートと、ここへ来てまた新鮮な驚きをくれるstudyの5名。告知コーナーでは「ニコ生特番 ready STUDY go!」が最終回を迎えるとの情報が飛び出します。
もちろん会場のファンからは残念そうな声があがりますが、今回のイベントからstudyのライブに参加した人も多数おり、まだまだこれからの展開を期待したい人も多いはず。
「ジャンプフェスタ2019」で新たな情報が出ることを期待しておきましょう!
#ジャンプフェスタ2020 TVアニメ「ぼくたちは勉強ができない!」スペシャルステージにお越しいただいた皆様ありがとうございました❗️
— ぼくたちは勉強ができない!公式 (@bokuben_anime) December 22, 2019
間も無く21時からニコ生特番の最終回がございます!https://t.co/tiOmfx6hEE
是非ご覧ください!#ぼく勉 pic.twitter.com/XW45tQAkg4
そして朝日奈さんから今回のライブの感想を述べていくと、9月のイベントで5人化を発表してからこれまでのことを話していったりなど、名残惜しい雰囲気に。
しかし楽しい時間ほどあっという間ということで、最後の曲はTVアニメ第1期オープニングを飾った「セイシュンゼミナール」。やはりこれを聴かなければ終われないと言わんばかりに、会場はこの日一番の熱気に包まれます。
歌詞の「Mr.ティーチャー採点を!」に「100点!」と会場からコールが轟くなど、大きな盛り上がりを見せたこの曲の終了をもって、イベント終了の時間に。
最後はマイクを通さずみなさんがファンのみなさんに「ありがとうございました!」と感謝を述べ、温かな空気の中で閉幕となりました。
アニメ第2期の放送も終了となりましたが、また新たな展開を予感させてくれたstudyと『ぼく勉』。今後も彼女たちの物語は続いていくことと思いますので、期待して待ちましょう!
[取材・文/胃の上心臓]
セットリスト
M01 ready STUDY go!
M02 関係≧方程式
M03 Happy weather girl
M04 小妖精ファイターあしゅみぃ伝説(朝日奈ソロ)
M05 水平線でクイックターン(新曲・鈴代ソロ)
M06 引き出せ!ポテンシャル
M07 次の問いに答えよ(Lynnソロ)
M08 100点が取れるまで(新曲・富田ソロ)
M09 流星のち晴れ(新曲・白石ソロ)
M10 ていく・あ・ぶれいく♪
M11 Can now,Can now
<Encore>
M12 セイシュンゼミナール