冬アニメ『魔術士オーフェン』オーフェン役・森久保祥太郎さん&チャイルドマン役・浪川大輔さんインタビュー|『つましお』コンビもアニメのクオリティにビックリ!
1998年からTVアニメがスタートした『魔術士オーフェン』。アニメ終了後も原作は続き、今もなお多くのファンに愛されていますが、2019年に原作開始から25周年を迎えました。そして満を持して2020年1月より新シリーズが始まります!
主人公のオーフェン役は当時と同じ森久保祥太郎さん! 25周年とアニメ新シリーズの開始を祝して、森久保さんとオーフェンの師匠であるチャイルドマン役を演じる浪川大輔さんへインタビュー!
長く関わってきた森久保さんと今シリーズから出演する浪川さん、異なる時間軸で作品に接する二人の想いや意気込みはいかに!?
『オーフェン』の火は消えていない!
――TVアニメ『魔術士オーフェン』の放送終了から約20年経過した中での、今回の再アニメ化についての感想は?
オーフェン役 森久保祥太郎さん(以下、森久保):アニメの放送が終わってからも秋田禎信先生はずっと『オーフェン』を書き続けていらして、原作ファンの方も離れなかったことが大きかったのかなと思っています。
数年前にアニメのキャスト陣が集まって、先生の新刊に付くドラマCDを収録したんですけど、原作ファンの方にも好評だったということで、アニメのスタッフの方々が「『オーフェン』の火は消えていないぞ」という手応えを感じたそうで、原作開始から25周年になるタイミングで再アニメ化が決定して。
ファンの方の想いがずっと続いてくれていたおかげでアニメがまた復活できたんだなと嬉しさと感慨深さを感じました。
最初のアニメシリーズの時の僕はまだ新人で、その頃にやっていた作品をまたこの年齢になって演じられるとは思ってもいなかったので、作品と秋田先生、そして応援してくれた原作ファンの皆さんに感謝しています。
――浪川さんは作品をご存じでしたか?
チャイルドマン役 浪川大輔さん(以下、浪川):知ってました。オーディションのお話をいただいた時、「あの20年前のアニメがまたやるんだ!? キャストも変わるんだ」と。
でも前シリーズのキャストと同じなのは森久保さんだけで、しかも少年期のキリランシェロの声も森久保さんがやることを知って、更に楽しみになりました。
20年前の僕はまだアニメ作品にあまり出演していない頃で、その時の人気作品に今回参加できることもうれしかったです。
ただ当時、チャイルドマンを演じたのは中田譲治さんだったので、プレッシャーはありました。一瞬、似せたいなと思って、オーディション前に家で挑戦してみたけど2秒くらいやって無理だと(笑)。
結局、キャラを自分なりに捉えて演じてみようと思ってオーディションに臨み、収録でも演じました。
今回演じてみて思ったのは今なお色あせず、今のアニメと遜色なく、同様に見られるのはしっかりした設定やベース、魅力があるからなんだなと改めて感じました。
――再アニメ化するほど人気を得ている理由はどこにあると思いますか?
森久保:秋田先生とも話したんですけど、『スレイヤーズ』と共にライトノベルのムーブメントのはしりであり、この作品と出会った時の衝撃は大きかったと思うんです。
そして、25年も続いていて、その間、オーフェンやクリーオウも成長しているし、世界が止まらなかったことが原作ファンをひき付け、離れられなくなった理由かなと。
また原作やアニメを見ると、自分が年齢を重ねることで違う感じ方ができて。そして今回、再びアニメになっても古さを感じず、新鮮に感じられるのは作品の持つ魅力であり、パワーなのかなと思います。
浪川:ぎゅっと胸を締め付けられるシーンも多いけど、はっちゃけたり、すっきりできたりする王道な作品であり、そのおもしろさは20年前も今も変わらないのかなと。
また森久保さんがぜーぜー言いながら演じている姿を見ていますが、命がけでやられているし、それだけの価値があるキャラだなと思います。
見ているとこちらも元気をもらえるし。いつも汗びっしょりで収録後はサウナから出てきたみたいになっているし(笑)。森久保さんの想いや意気込みも伝わってきて。オーフェンというキャラと演じる森久保さんの魅力もファンの皆さんをトリコにする一因だと思います。