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- 塚越淳一
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毎日1曲ずつ名曲おすすめアニソンを紹介する連載企画「塚越淳一のアニソントラベラー」。今週からはアニソンの歴史にトラベルしていきます。
1990年から1年に1曲ずつアニソンの歴史を支えてきた名曲を選定して紹介! この連載を追えば、アニソンの歴史はこうやって作られていった、と少しでもわかることでしょう。
連載第64回は、TVアニメ『ふしぎの海のナディア』より、森川美穂さんの「ブルーウォーター」です。
リアルタイム世代にとっては懐かしい1曲でしょう。たびたび再放送も行われていたので、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか?
では解説は塚越さんです。おねがいします!
「ちょっと企画っぽいことをしましょう」ということで、その年ごとに1曲選ぶということになって、かなり無理難題かなと思ったのだが、調べていて、1990年代は、年間のアニメ本数がかなり少なかったことにあらためて知って驚いた。確かに深夜アニメが浸透したのって『新世紀エヴァンゲリオン』の再放送からでしたね。
まずは1990年からスタートするのだが、最近BS12で再放送をしたアニメ『雲のように風のように』が個人的に大好きな作品で、佐野量子が歌う「雲のように風のように」もものすごい名曲なので、調べて聴いてほしい。80年代の空気を感じられると思う。ちなみに物語がすごく切ないラストなので、アニメもぜひ!
そんな超個人的なオススメを挟んだが、90年といえば、TVアニメ『ふしぎの海のナディア』の「ブルーウォーター」(森川美穂)かなと思う。
クレジットが、作詞:来生えつこ 作曲:井上ヨシマサ 編曲:ジョー・リノイエと、大御所が勢揃いしている印象で超強力。そしてアニメがNHKで放送されていたということもあるのか、メロディも歌詞も、オープニングのアニメーションも正統派で本当に爽やか!
海と空の青さが曲からも感じられるし、その開放感を、森川美穂の力強くストレートな歌声が完璧に表現してくれている。ギターやドラムの音色が90年代感があってゾクゾクする。これぞ、子供に聴かせたい名アニソンだ! 天晴。
『ご注文はうさぎですか?』のシリーズ楽曲毎日紹介の執筆やイベントパンフレットの制作、内田真礼さん、三森すずこさんのライブパンフレット、『まちカドまぞく』『ちはやふる』のブックレットほか、雑誌やWebなどで執筆をしているフリーライター。
アニメBlu-rayブックレットの執筆(「五等分の花嫁∬」「まちカドまぞく」「まちカドまぞく2丁目」「「ちはやふる」「リコリス・リコイル」etc.)、内田真礼、三森すずこなどのライブパンフレット、22/7写真集、久保田未夢UP_DATE執筆ほか、いろいろ