『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season:スバル役 小林裕介さん×エミリア役 高橋李依さんが待望の第2期放送の心境を語る|インタビュー前編
小林さんのお気に入りキャラはエキドナ。坂本真綾さんのお芝居に心がざわざわ!?
――2nd seasonから登場したキャラでお気に入り、印象深いキャラは?
小林:僕はエキドナですね。小林としてもスバルとしてもエキドナに依存するところが多いので。いまだにどういう立ち位置でスバルに接しているのかははっきりしていませんが、敵ではなさそうかなと。困った時に寄り添ってくれることもあったし、彼女から試練に挑む資格を得たことで、間接的にエミリアへの助けにもなっているし、結果的に過去と向き合えたし、親にも言いたいことが言えたし。キーパーソンになっているので、今後も注目していきたいと思います。
――坂本真綾さんが、エキドナのかわいいところやミステリアスな部分を絶妙に演じられていますね。
小林:収録では毎回、隣りでやっているとしびれてしまいます。そのミステリアスさにのっかっていいのか、そのままのスバルのスタンスで対応したほうがいいのか、秒単位で判断しなくてはいけなくて。台本を読んで「こうやろう」というイメージは持って、収録に臨むんですけど、坂本さんのお芝居を見て「あれ? これってどっちなんだろう?」と悩んで、パッと答えを出すという。ある意味、試験を受けている感覚があります。エキドナはよくわからないキャラだからこそ、毎回、心の中がざわざわしています(笑)。
高橋さんのお気に入りはスバルの両親。スバルがエミリアを好きになる原点も発見!?
――高橋さんのお気に入りの新キャラは?
高橋:スバルのご両親ですね。エミリアが登場していないシーンでしたが、スバルの好きなタイプに現れていることを発見しました。部屋のフィギュアが全部、銀髪か白髪で(笑)。あとスバルはお父さんに憧れて、ああいう性格になったんだなとわかりました。お母さんもふわふわした雰囲気ながらズバっと核心をつくことを言ったりしますが、彼女の感性はエミリアを彷彿とさせるところもあって。スバルを構成するものの中にエミリアもいたような気がして嬉しかったです。また演じられた鳥海浩輔さんと柚木涼香さんの演技も素晴らしくて、素敵だなと思いました。
――1期の時に高橋さんにお気に入りのキャラを尋ねたら若返りババアと答えていましたが、今回も登場しています。
高橋:めちゃめちゃいい人でしたね! アーラム村の村長である若返りババアさんが「私たちはわからないのです」と言うシーンも好きです。1期や『Memory Snow』でもおちゃらけた雰囲気があるけど、村人たちの心を代弁した、あのひと言で、「わからないからおびえているのか。嫌いだからじゃないんだ」とわかって。言葉選びが素敵なおばあさまで、今もまだ好きです。