『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season:スバル役 小林裕介さん×エミリア役 高橋李依さんが32話を振り返る|インタビュー後編
2016年のアニメシーンに衝撃を与えた『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA刊)のTVシリーズ続編にあたる2nd seasonが2020年7月から放送スタート! 今シリーズでもすごいスピード感と衝撃の展開の連続で、ファンの心を揺さぶっています。
アニメイトタイムズでは『リゼロ』のキャストはどのように感じ、演じているのか? アニメイトタイムズではキャスト連続対談企画をお送りしていきます。
第1弾はスバル役の小林裕介さんとエミリア役の高橋李依さんの対談を前後編! 後編にあたる今回は先日放送された32話「ユージン」の振り返りと今後の見どころについて語っていただきました。
絶望や不信感が続く32話で、一筋の希望をもたらしたオットーの存在
――先日放送された32話「ユージン」についての感想や印象に残っているシーンを教えてください。
エミリア役 高橋李依さん(以下、高橋):結構、容赦ないなとビックリしました。ここまでのお話で、リューズさんはいい人なんだろうなと思っていた分、えげつない手段を使うんだなと。ベアトリスとの対面からガーフィールに拘束され、つらいシーンの回想があったり、オットーの思わぬシーンがあったり、いろいろな感情が芽生えた回でした。
スバル役 小林裕介さん(以下、小林):新しいキャラが増えてきたけど、敵なのか味方なのか今ひとつわからない、むしろ敵ばかりと思わされる出来事が続いていて。エミリアを支えるはずのロズワールさえも謎の言動が目立ってきて。誰に対しても不信感が増していたところでのオットーの「ナツキさんをただの友人と思っていますよ」は救いでした。オットーからしたら当たり前のことを言っただけなのに。笑ったスバルの中では嬉しさがきっとあったと思います。
高橋:29話「親子」で、子供の頃、スバルの周りにいた友達がどんどん離れていったという過去があったから、なおさらね。
小林:異世界に来てからもエミリアを王選に勝たせるための関係だったり、クルシュも敵陣営ながら信頼関係を築けたけど、それは魔女教など共通の敵や利害があったからで。本当の意味で友人と言えるのはオットーと、どれだけ本気で言っているのかわからないけど、ラインハルトくらいかな。
高橋:ユリウスは? 「我が友、ナツキ・スバル」って言ってたじゃん!
小林:ラインハルトとユリウスは騎士で、立ち位置はちょっとスバルと違うけど、オットーとはそういうものが一切ないんですよね。