秋アニメ『おねがいっパトロンさま!』日球磨塔斗役・星乃圭吾さん&胡桃峯役・前内孝文さんインタビュー|塔斗と峯のように僕たちも通じ合っているものがある
塔斗と峯の関係性が見て取れるEpisode2
——個人的に注目してほしいシーンや、意識して見てほしいやり取りがあれば教えてください。
前内:僕はEpisode2です。シュガーやパトロンそれぞれの役割は分かっているけど、ちゃんと確認し合うシーンがEpisode2にあって。ここは(塔斗が)デレすぎちゃった部分でもあります。
星乃:そうそう! 最初の2人だけの掛け合いだったシーンで、塔斗と峯の関係性が1番出ていたシーンです。それこそ、僕たちも初対面で作ってきた仲なので、Episode2は思い入れが強いかもしれません。
前内:お互いに目を見ながら言えたシーンでもありましたし、すごく空気感が良かったです。
星乃:なので、ついついデレすぎてしまったところはありましたが(笑)。それだけ峯に対して心を許してしまうシーンではありました。
【キャラクター紹介?】
— おねがいっパトロンさま!【公式】 (@onepato_PR) September 18, 2020
日球磨 塔斗(ひぐま とうと)CV:星乃 圭吾
ニャオーズ事務所所属のアイドルデュオ「夢幻」のメンバー。
遠慮の無い性格で、喧嘩っ早く口も悪い。
上昇思考が高く自分にも他人にも厳しいが、峯には甘い。
塔斗の詳細はこちらっ❗️https://t.co/CyMbzDYGJS#おねパト pic.twitter.com/EGN9yhcIiB
前内:塔斗と峯の関係がどれだけ深いものなのか、言葉にしなくても見える部分だと思います。
「この人たちは何年一緒にいるんだろう?」「ずっと一緒に二人三脚でやってきたんだな」と、お互いに好きな様子が見て感じとれるのではないでしょうか。
意外と、塔斗と峯はあまり会話をしないんです。
星乃:そうなんだよね! セットなのに意外と会話しないんです。一緒に録ってるのに、意外と掛け合っていないところが多かったもんね。
——へぇ!
前内:なので、周りと接したり喋ったりすることで、塔斗と峯の関係性が見えてくるんです。Episode2は、僕たちのスタートでもあるし、お客さんに2人の関係性が見える瞬間でもあるので、塔斗と確認し合うセリフは好きです。
星乃:峯は結構おしゃべりなので。ほかのキャラクターともやり取りがありますが、塔斗が無口なので峯に引っ張られるままに自由奔放に勝手にやっています。
ただ、良夜に噛み付くぐらいで、あとは自分の世界にいる感じですが、峯と2人で話すことがあまりないんです。寂しいですが、それだけ言わなくても通じている部分があるんだな、と感じます。
【キャラクター紹介?】
— おねがいっパトロンさま!【公式】 (@onepato_PR) September 18, 2020
胡桃 峯(くるみ みね)CV:前内 孝文
ニャオーズ事務所所属のアイドルデュオ「夢幻」のメンバー。
自分にも他人にも甘く、波風を立てない主義。
旭とは高校時代からの付き合いで、軽音部でバンドを組んでいた。
峯の詳細はこちらっ❗️https://t.co/CyMbzDYGJS#おねパト pic.twitter.com/rBjickapTR
——声優さん同士も通じている部分がたくさんありそうですね。
前内:いきなりで申し訳ないですが、僕、こういう場があったら絶対に言おうと思っていたことがあって、少し良いですか?
——はい! 何でしょう?
前内:(星乃さんがつけている腕時計を見ながら)初日からこの時計をされているんですけど、実は、僕も持っているんです!
(色違いの同じ腕時計を星乃さんに見せる前内さん)
星乃:うわぁ~~~! 本当だ!
前内:これは絶対言おうと思っていました(笑)。
星乃:“キラキラしていて良いな~かっこいい時計だなぁ”と思ったら、まさかの僕と同じ!
前内:なので、現場でつけていけないんです(笑)。
星乃:なんで!? 一緒につけようよ!
前内:初めての現場で身につけているのを見つけて、「僕も持っているんだよ〜」と心の中で思っていました(笑)。(星乃さんを見ながら)いろいろ言っているけど、本当は想っているんだよ~!
星乃:えっどうしよう。そんなこと言われたらデレちゃう(笑)。
前内:こんなに(星乃さんと)息が合うのは、お互いに声優というお仕事1本でここまで来ておらず、舞台をやったり顔出しをしていたり、経歴で似ている部分があるからかもしれません。だから、話している内容も「分かる分かる!」と思うことが多くて。
星乃:確かに! (前内さんは)明るくて話しやすい方なので、初対面でもすごく話しやすかったのもありました。
前内:家では静かだよ(笑)。
星乃:それを聞いたからちょっと怖くなっちゃった(笑)。「大丈夫?」って連絡したほうが良いのかな?(笑)。
一同:(笑)
星乃:1年ぐらい録っているんじゃないかと思うくらい濃い時間を過ごしましたね。
前内:2人で1つに見てもらえるのは、作品としても良いことだと思います。
星乃:そうだね! ニコイチみたいなところがあるので、それもこの作品の良さです。
2人の“ココロが震える”瞬間は共通!? アフレコでやらかしたこととは……?
——パトレイサーは人々の止まったココロを再び震わすために活動します。それにちなみ、自分自身のココロが震える瞬間や出来事があれば教えてください。
前内:やっぱりマネージャーさんから「仕事が決まったよ」と言われたときは、すごく嬉しいですし心が震えます。
星乃:すごく分かる! 僕、マネージャーさんから合格したとメールをもらいましたが、結構、マネージャーさんのメール内容が業務的な文言でして、読み始めたときに「あぁ、落ちたな」と思いました(笑)。
前内:そうそう! 同じ! もうちょっとテンション高めに来てほしい!(笑)。
星乃:せめて「決まりましたよ~!」くらいのテンションで(連絡を)もらいたいですよね(笑)。
前内:僕の場合、マネージャーさんと別件の話をしていたときに「そういえば、前回受けてもらった『おねパト』受かりましたので」と、ついでのように言われたので、心の中で思わずツッコんでしまいました(笑)。
星乃:サラッと言われるサプライズ感(笑)。
前内:あとは、役が決まったあとに自分が作り上げたものに現場でOKと言われるかな、という部分では、怖いほうで心が震えます。今でもまだ慣れませんし、とにかく心配。
星乃:僕もこの作品は継続して録っていくものなので、これから一緒に作り上げる仲間と一致団結できるか、楽しい気持ちで仲良くできるかな、という意味でドキドキしました。
前内:ね! 心震えるよね!
星乃:うんうん! 心震える!
前内:あと、僕はドキュメンタリー番組が好きなので、ここでこういうことがあったから人生が変わったとか、リアリティのあるストーリーに心が震えることがあります。
『おねパト』でも、その人の根底にあるものが事件になるんですけど、そこをどう僕たちがフォローしてココロを震わすことができるのか。そうして話が進んでいくので、いろいろな人の人生を歩めると思います。
星乃:その人のココロの中に入って、その人のポイントになるものを演じてココロを震わしているので、いろいろな人生があるんだな、と感じられると思います。
前内:そこが、この作品の魅力です。パトレイサーがその人になって深掘りしていくところが他作品と違うところであり、パトロンとシュガーの良いところです。
そういえば、僕たち初回のアフレコでやらかしてしまったことがありました(笑)。
——お? ぜひ詳しく教えてください!
前内:事件を解決するためには、その人になりきって根底にある思い出を再現し、その人の人生を変えてココロを動かしていかなければならないんですけど、キャラクターを通してではなく、完全に違う役になりきらないといけないと思っていて。
その人の人生を再現するときに、僕が女性役で、(星乃さんが)男性役だったんです。1回テストをやったんですけど、他人になりきるので、きっちり女性役として演じたら「自分のキャラクターを通してやってもらっていいですか?」というディレクションをいただきまして……(笑)。
星乃:思いっきり女性を演じてしまったんだよね。
前内:そうそう(笑)。二重で役を演じることがあまりないので新鮮でしたし、そんな面白さが『おねパト』にあるんだな、と感じました。
星乃:僕、ステージが大好きでライブをしているときに結構ココロが震えるので、いつか塔斗と峯のユニットでイベントができたら良いな、という気持ちがあります。
——いつかユニットでライブというのも良いですね! では最後になりますが、皆さんへメッセージをお願いします!
星乃:この情勢ではありますが、スタッフさんもキャストさんもみんな一丸になって作り上げていますし、YouTubeやTwitterなどSNSでもどんどんキャラクターが動いています。
実際にキャラクターが動いているプロモーション動画を見たときもすごく興奮してしまって。絶対皆さんにも楽しんでいただけるものになっているので、ぜひ!いや絶対に見てください!
前内:僕にとっても初レギュラー作品で、世間に出るまでは皆さんの見えないところでいろいろな方たちが作り上げてきました。でも、ここからは皆さんと一緒に作り上げていく作品です。
作品はお客様に見てもらって初めて作品になるので、やっと僕たちはスタートラインに立つことができました。このスタートラインから全速力で走り抜けて、皆さんと一緒に作品を盛り上げていけたら良いなと思うので、ここから作品として皆さんに見ていただけたら嬉しいです。
また、日常系の作品に近いので、どこかしら引っかかる部分があると思います。悔しいとき、悲しいとき、辛いとき、楽しいとき、何かに重ね合わせて、見てくださった方が笑顔になれたら僕は嬉しいなと思いつつ、毎回心を震わせながら現場に行っています(笑)。
星乃:あはははは(笑)。
前内:とにかく笑顔になってほしいです。
星乃:うんうん! ストーリーもコメディタッチなところや真剣なところもある見応えのある作品になっているので、どの回もきっと良さがいっぱい詰まっていると思います。僕らだけではなく、キャラクター同士の相性やパートナーとの掛け合いも見どころです!
前内:ぜひ『おねパト』を愛してください。
星乃:お願いします!
——ありがとうございました!
過去のインタビューはこちらから!
アニメ「Episode0」が配信中!
『おねがいっパトロンさま!』作品情報
INTORODUCTION
支援する者パトロン。それは「才能を繋ぐ者」
支援される者シュガー。それは「才能を持つ者」
これは、パトロンとシュガー、2人で1つのヒーロー“パトレイサー”の物語。
人々の止まったココロを再び震わすため、“パトレイサー”たちの活躍が始まる!
パトロン関係、それは歴史の中確かに存在した美しき愛の形。
これはパトレイサーとあなたの愛の物語である!
STAFF
キャラクターデザイン:夏子
製作・企画・プロデュース:ハピネット
◆アニメーションSTAFF
主題歌・挿入歌プロデュース:桑原聖(Arte Refact)
主題歌:「HERO READY GO パトレイサー!」
歌:由賀旭(CV.今村真也)・猫屋敷良夜(CV.豊島聖人)
作詞:真崎エリカ/作曲:矢鴇つかさ(Arte Refact)/編曲:脇 眞富(Arte Refact)
挿入歌:「Your Rootage」
歌:由賀旭(CV.今村真也)・猫屋敷良夜(CV.豊島聖人)
作詞:真崎エリカ/作編曲:山本恭平(Arte Refact)
音楽:田村昌之
音響監督・BGMプロデュース:野崎圭一(オン・ビート)
整音:山口敦史(スタイルキューブ)
整音助手:伊藤泉稀(スタイルキューブ)
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
アニメーション制作・企画協力:TANOsim
CAST
由賀旭:今村 真也
猫屋敷 良夜:豊島 聖人
日球磨塔斗:星乃 圭吾
胡桃峯:前内 孝文
継木葉:朝霧 友陽
継木伊鳴:坂上 晶
ドク:山田和馬
???:小林秀行