この記事をかいた人
- 福室美綺
- 福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。親友であり敵のような複雑な関係性が大好物です。
--『魔女見習いをさがして』は大人になった3人のヒロインを軸にストーリーが進んでいきますが、大人になった今だからこそ感じる「おジャ魔女どれみ」の魅力を教えてください。
森川:大人になって「おジャ魔女どれみ」を見返して、改めて大人でも楽しめる作品だと感じました。
「おジャ魔女どれみ」は子供向けに作られていたり、明確なターゲット層が決まっていたはずなのに、今見てみると、本当に心に刺さるストーリーで涙が溢れてきちゃうこともあるお話もあって。
今の時代だったら、このまま日曜の朝の時間帯に放送できるのかな?と思うほど、すごく深いストーリーもたくさんあるので、制作されていた方たちは本当に素敵な方たちなんだな、と感じました。
松井:当時は「魔法が使えることがすごく素敵!」「私もいっぱい魔法を使いたい!」と思っていましたが、大人になって改めて見てみると、実はちゃんと魔法玉の数が決まっていたり、魔法玉も使うにはお金がかかったりしていたので、いくら魔法でも無制限ではないことがちゃんと描かれているんだな、と実感しました。
どれみちゃんがメインで物語が進んでいきますが、どれみちゃんたちのクラスメイトにも全員名前があって、モブキャラと呼ばれる人がいないんです。
その人たちにもどこか自分と似ているところがあったり同じ悩みを持っていたり、リンクする部分が何かしらありますし、“もしかしたらクラスメイトに自分がいるのでは!?”という気持ちにさせてくれていたんだな、と。
今の子供たちが見ても楽しい、夢中になれるアニメだと感じます。
百田:当時見ていたときは「魔法を使えていいなぁ~!」と思っていましたが、どれみちゃんたちが使っている魔法ですべてが解決できるわけでもないんだな、と感じました。
最終的には魔法が手助けしてくれてはいますが、どれみちゃんや周りのみんなの助け合いだったり、そこにある熱い気持ちだったりするものが、いつも前に引っ張って行ってくれる、それがあるからこそみんなが成長できるんだな、と。
学校で誰かと喧嘩してしまったり、何かに悩んだりしたときの解決方法は誰かが教えてくれるものではないからこそ、どれみちゃんたちも実際に悩みに直面しながらみんなで協力して解決して前に進もうとする。そんな姿から教えてもらうことがたくさんある作品です。
[取材・文/福室美綺 撮影/相澤宏諒]
福岡出身。触れた作品にすぐハマる、ちょろさNo.1ライター。好きな作品は『Free!』『NO.6』『十二国記』『ギヴン』『新世界より』など。好きな声優さんは保志総一朗さんと坂本真綾さん。ハッピーエンドよりも意義のあるトゥルーエンドや両片想いが大好物な関係性オタクで、主にイベントレポートやインタビューを担当しています。最近はVTuberがマイブーム。
11月13日(金)全国ロードショー♪
「ねえ、大きくなったら何になりたい?」
教員志望でありながらも、自信をなくして進路に戸惑う大学生・長瀬ソラ。望んだ仕事についたものの、職場になじめず葛藤する帰国子女の会社員・吉月ミレ。夢に向けて進学費用を貯めるも、ダメ彼氏に振り回されるフリーター・川谷レイカ。
年齢も性格も住んでいる場所も、なにもかもが違う三人。しかも、それぞれ思いを描く未来が見えず、人生に絶賛迷い中!そんな彼女たちを引き合わせたのは“おジャ魔女どれみ”!?
かつて魔女見習いたちが集っていたMAHO堂―鎌倉にある洋館での運命的な出会いをきっかけに、三人は飛騨高山・京都・奈良と「おジャ魔女どれみ」ゆかりの地を巡る旅へ!
笑って泣いて支え合って、掛け替えのない時間を過ごした三人は改めて気づく、いつもどれみたちがそばにいてくれたことに。そして魔女見習いたちに背中を押され、踏み出した先に、素敵な世界が広がっていた。
原作:東堂いづみ
監督:佐藤順一 鎌谷悠
脚本:栗山緑
キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦
プロデューサー:関弘美
アニメーション制作:東映アニメーション
配給:東映
出演:森川葵 松井玲奈 百田夏菜子(ももいろクローバーZ) / 千葉千恵巳 秋谷智子 松岡由貴 宍戸留美 宮原永海 /石田彰 浜野謙太 三浦翔平
映画公式HP
おジャ魔女どれみ20周年Twitter(@Doremi_staff)
おジャ魔女どれみ20周年公式Instagram:@doremi_20th_anniv