
みんなのギャップも可愛くて、「そのままでいいんだよ」と言われている気がします! 冬アニメ『のんのんびより のんすとっぷ』宮内れんげ役・小岩井ことりさん 声優インタビュー【連載第2回】
「そのままでいいんだよ」と全員を肯定している気がします
――第2話の感想をお聞かせください。
小岩井:第2話もそのあかねちゃんが登場しました。第1話で会うのはこのみとれんちょんだけだったのが、ほかのみんなにも会って、第1話の最後の「よし!」にこもっていた“あかねちゃんらしさ”がどんどん出てきたと思います。
あと、ほたるん(一条 蛍)がめっちゃ甘えていましたよね(笑)。ほたるんのギャップはめちゃめちゃ可愛くて、ペチをわしゃわしゃするところとかもキュンとしました。
――蛍は普段しっかりしていますからね。たまに小学5年生だと忘れてしまいます。
小岩井:そうなんですよ。だから、こういう子供っぽい一面を見せるのが可愛いです。そう思うと、第2話はあかねちゃんを含め「そのままでいいんだよ」って全員を肯定している気がします。普通に過ごしていると見られない一面をより見せてくれている気がして。
――『のんのんびより』の良さってそういうところにも感じますよね。否定しないし、学年も年齢も関係なく接しているというか。
小岩井:そうですね。第1話と第2話があって、みんなのことがよりわかったと思います。そして、ここから季節が巡っていって、さらにみんなのことを深く知ることができるのかなってワクワクが始まった感じがしますよね。
――きっといつもみたいに、夏がきて秋がきて……と思わせてくれました。
小岩井:第2話では庭にトマトを植えたんですけど、このトマトがどうなるかお楽しみに、って感じです。
――れんげ的に第2話はどうでしたか?
小岩井:劇場版でもよく見せていたんですが、れんちょんと(越谷)夏海の組み合わせだと、やっぱり夏海がすごくいいお姉ちゃんなんですよ。そこが大好きなので、また演じられて嬉しかったですね。今後もこういうシーンは出てきますので、楽しみにしていて欲しいです。
――トマトを植えるシーンがありつつ、れんげは相変わらずピーマンが苦手な姿も見せていました。小岩井さんは子供の頃に苦手だった野菜はありますか?
小岩井:私はしいたけがずっと食べられなかったです。でも、大人になって炊き込みご飯を食べるようになってから、だんだん美味しさがわかってきました。ピーマンとかトマトは小さい頃から平気だったと思います。
――ピーマンは子供が苦手な野菜ランキングの常連ですけど、平気だったのですね。
小岩井:そうですよね。でも、それこそ畑で栽培したのを取っていたから、みずみずしいイメージの方が大きかったのかもしれないです。苦いよりも。
――やはり田舎に住んでいたから畑仕事のシーンも実体験として?
小岩井:わかりましたね。もちろん、おじいちゃんやおばあちゃんに教えてもらってではありましたけど、くっついて一緒にやっていましたから。
――畑仕事以外で、その頃のことは覚えていますか?
小岩井:ほかにやることもなかったので、本当にれんちょんみたいに、ひたすら家の周りを歩き回って、虫を集めたり、木を集めたり、食べられる草を食べたり、いろいろやっていました。サツキとか、蜜の入った花をよく吸っていたり。楽しかったですね。
本当に『のんのんびより』に近い風景のところで、牛も歩いていたので、村の雰囲気をすごく感じ取りやすかったです。
――では、今後また田舎に行く機会があればやりたいことはありますか?
小岩井:焚き火をしたいなって思います。あと、焚き火の“音”を録りたいです(笑)。半分仕事で半分趣味ですが……。個人的に欲しいので、ちゃんと録りたいなと思いました。
――焚き火の音っていいですよね。ただ火を見つめてぼーっとしていると無になれますし。
小岩井:いいですよね。たまには無になりたいです(笑)。