【連載】『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:エミリア役 高橋李依さんインタビュー前編|後半クールでのターニングポイントではいつも以上に気を引き締めて収録に
前半クールで印象的だったのは37話「魔女たちの茶会」
――2ndシーズン前半クールで印象的な出来事を挙げるとすれば?
高橋:37話「魔女たちの茶会」で、魔女たちが勢ぞろいしたのが嬉しかったです。それまでは『リゼロ』の公式ツイッターでちらほら見かけていた原作イラストのキャラクターたちが、実際に動いてしゃべるのを見られて嬉しかったです。
ちょこちょこ「知らないキャラがツイッターにいるな」と思っていたんです(笑)。原作で登場している新キャラだとは予想がついていましたが、「かなり先まで読み進めないと出てこないのかな。早くあのキャラのこと知りたいな」と思っていた子たちだったので、ああいう声と話し方なんだとわかって満足感がありました。
パックとの別れがエミリアの後半クールの始まり
――あと相棒のパックがしばらくいないなと思ったら……。
高橋:後半クールの最初で、もう絶望ですよね。ここから頑張ろうとする回かと思ったら、いきなり別れですから。どんどん小さくなり、透けていくシーンも悲しかったし、「世界で一番愛してる」と最後に告げられ、一方的に置いて行かれる感じで。説明は欲しいけど、言えない理由がきっとあるんでしょうね。でもこの行動があったから、これからエミリアが大きく変わっていける後半クールになると思います。
――エミリアのターンがパック消失と共に始まったと高橋さんが思っていたと知ったら内山夕実さんは寂しいでしょうね。
高橋:違います! きっとそうは感じないはずです! パックがいなくなることで始まるエミリアの物語なので、パックが起因になっているし、4章が大きく動くわけで。だから夕実さんと繋いだシーンの「おかげ」です! それに、いつもエミリアとパックのシーンは温かい演出をしてくださっていて……。涙を優しくぬぐうとか、小さなパックがしてくれる大きな愛に満ちあふれた行動は、きっとエミリアにも届いています。今後彼女が一つ一つ踏ん張ることで、あの別れのシーンは更に輝いていくと思いますよ。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会